福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

仏教聖典(仏教伝道協会)から・・・その8

2013-08-18 | 法話
仏の姿

四、仏がこの世に現れたことも、また隠れたことも、因縁を離れてあるのではない。人々を救うのによいときがくればこの世にも現れ、その因縁が尽きればこの世から隠れる。

仏に生滅の相はあっても、まことに生滅することはない。この道理を知って、仏の示す生滅と、すべてのものの移り変わりに驚かず、悲しまず、まことのさとりを開いて、この上ない智恵を得なければならない。

仏は肉体ではなくさとりであることはすでに説いた。肉体はまことに容器であり、その中にさとりを盛ればこそ仏といわれる。だから、肉体にとらわれて、仏のなくなることを悲しむ者は、まことの仏を見ることはできない。

もともとあらゆるもののまことの相は、生滅・去来・善悪の区別を離れた空にして平等なものである。
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