焼香について
我々は普段何の気なしに焼香していますがこれには深い意味があります。①仏様に来ていただくという意味②魔を払うという意味③中陰にいる故人に香を食してもらうという意味です。
① 賢愚経には、放鉢国の長者の息子、富那奇尊者は弟の羨那と共にお釈迦様の為に香木でお堂を作りました。そしてお釈迦様をお迎えしたいと思い、二人で各々香炉をもってお堂に上り、お釈迦様のいらっしゃる祇園精舎に向かって仏様のご . . . 本文を読む
観音経の功徳
観音経は法華経二十八品のうち第二十五番目にかかれています。法華経は十四品までを迹門といいお釈迦様が説かれたもの、十五品以降を本門といい法身佛が説かれたものということですからこれは法身佛が説かれたものになります。
観音経そのものが正式には「妙法蓮華経観世音菩薩普門品」というように「観世音菩薩」が「普門」(あらゆるところ)示現されて衆生済度をされるというお経ですからお経そのものが観 . . . 本文を読む
第二十一 雜の部
二九〇 微劣なる樂を棄てたるがため廣大なる樂を得るものとせば、賢人は廣大の樂を見て微劣の樂を棄つるべし。
二九一 他人を苦しめて己の樂を求むる人は怨憎の混亂中に沒在して怨憎を脱することなし。
二九二 若し所應作を忽にし、又不應作を爲し、貢慢放逸なるときは其の人には心の穢れは増長す。
二九三 人若し常に善く勤めて身を念ずれば不應作を作さず、斷えず所應作を作し、正しく、正知にして . . . 本文を読む
A,
1、本体となる尊像の意味。一般的には寺院等で信仰の中心とされる仏・菩薩・曼荼羅・名号などをさします。宗派により違います。
以下に各宗派の本尊を示します。
天台宗の本尊・・・各寺所縁の仏様でまちまち。
真言宗の本尊・・・中心は大日如来ですが各寺院の本尊は釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来、観音菩薩、不動明王などまちまち。
浄土宗・・・阿弥陀如来
浄土真宗・・・阿弥陀如来、もしくは . . . 本文を読む
7、 金剛定寺結界・・今の金剛頂寺(室戸市元乙、四国二十六番)の下にある不動岩も御大師様が求聞持修行をされたところと言われています。いまでも練達の行者が修行されることがあります。指導いただいているA師もここで百日の求聞持行をされました。岩場のの上を四つん這いで毎日行道され、荒海で流されそうになりながら禊をしたそうです。わたしもいずれここでできればと秘かに思っている岩場です。
大師御行状集記によれば . . . 本文を読む