「この宇宙の大生命体としての本当の「われ」が自ら完全を生き、一如を生きるためにはありとあらゆる一切のものを分出し発現して、自己の内容を豊富にし充実しているのである。それがこの天地万有であり、森羅万象の当体であるから、その内容としての一事一物にはいずれも本当のわれの温かい血が通うており、どんなものでもその生命体の脈動して居らぬものはないのである。この上よりせば、その一つ一つが生命の実相であり、絶対者 . . . 本文を読む
第三、 付法相乗章(「真言宗義章」真言宗各派聯合法務所編纂局 1916)・・4
(真言密教は大日如来・金剛薩埵・龍猛・龍智・金剛智・不空・恵果・ 弘法大師と着々と師資相承されてきて途切れることはなかった。これは偏に大日如来の加持力によるところである。)
凡そ釈生身釈迦如来一代所説の顕教の付法相承を尋ぬるに、初めは如来これを迦葉尊者に伝へ次は之を阿難 . . . 本文を読む