福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

菩薩本生鬘論・投身飼虎縁起卷第一(全巻書き下し)

2019-01-22 | 諸経
菩薩本生鬘論・投身飼虎縁起卷第一 法隆寺の投身飼虎図は深遠な真理を表していますがその元となるお経が何種類かあります。その一つです。 (あらすじ)お釈迦様が手を以て地を按ると地が震動し、七寶塔が涌現しその中に前世のお釈迦様の舎利がありこれをお釈迦様が「悟りへ導いてくれた」として礼します。お釈迦様は前世で飢えた虎に「我身をして大善業を成じ生死海に於いて大舟航となり、無上究竟涅槃を求め永く憂悲無常の苦 . . . 本文を読む
コメント

使えば使うほど増えるもの

2019-01-22 | 法話
以前老婦人が自作の絵手紙を人々に喜捨している番組を見ました。なかに「いくらあたえても、こころは減らない」ということばがありました。全くその通りです。物財は(エコノミストの言う市場原理で)使うと減るものですが、『陰徳』は逆で、施すほど無限に増えます。エコノミストの金科玉条とする市場原理は全く通用しません。例えば人助けをすると、相手も喜び、双方のご先祖も神仏も喜び「陰徳」は無限に増殖します。無財の七施 . . . 本文を読む
コメント

理論物理学者の米沢富美子氏に教えられたこと

2019-01-22 | 法話
理論物理学者の米沢富美子氏が逝去されました。以前女史の講演を聞いたことがありますが「(現象界では)分かっていないことがほとんど100%。わかっていると思っていることはほとんどないに等しい」という趣旨の発言をされていました。逆に言うと「すべてわかっている」などどいう人は偽物だということだと言いたいのだとその時思いました。考えると「人生」も「信仰の道」も同じと思いました。最先端の物理学者が「全てわから . . . 本文を読む
コメント

一生を終えてのちに残るもの

2019-01-22 | 法話
「一生を終えてのちに残るのは、われわれが集めたものではなくて、われわれが与えたものである。(三浦綾子『続氷点(1971年)』)」 . . . 本文を読む
コメント

第二十一 往生浄土章(「真言宗義章」真言宗各派聯合法務所編纂局 1916)等より・・22

2019-01-22 | 頂いた現実の霊験
第二十一 往生浄土章(真言宗各派聯合法務所編纂局 1916)等より・・22 (大日如来の密厳浄土はすべての仏の浄土を包含する浄土であり即ち真言行者の生ずべき浄土である。真言行者が如何にしてこの密厳浄土に往生することを得るかといえば、真言行者が最初灌頂壇に入り阿闍梨の開示を蒙り信心を得る時に無漏の種子を第八識心に植つけられたことになり、如来五智の体性を成就する故に往生の業を決定することになる。その . . . 本文を読む
コメント