「戒・定・智慧も三密も三十七の道品も身三口四と、意三より 皆生じたる功徳なり 」・ここでいう「戒」とは、在家の五戒(不殺生・不偸盗・不邪淫・不妄語・不飲酒)、八戒(優婆塞・優婆夷が一日一夜受持する戒。離殺生・離不与取・離非梵行・離虚誑語・離飲酒・離眠座高度厳牀座・離塗飾香鬘・離歌舞観聴・離食非時食)、沙弥の十戒(不殺生・不偸盗・不淫泆・不妄語・不飲酒・不塗飾香鬘・不歌舞観聴・不坐高大広床・不非時食 . . . 本文を読む
「五日は弥勒佛、気多大明神、狭槌と豊斟淳(とよむく)の日。
弥勒佛(「三十日秘仏」)。弥勒菩薩は十三仏の六七日導師でもあります。都率天におられ五十六億七千万年後にこの世に下生され衆生を導くとされます。弥勒菩薩は竜華樹の下で悟り三度説法されるとされます。これを竜華三会といい『弥勒下生経』には、初会に九六億人、二会に九四億人、三会に九二億人を救済するとあります。お大師様もこの弥勒の兜率天におら弥勒菩薩 . . . 本文を読む
「・・いやしきひとなりとも、おくらば馬を向けて能々礼をすべし。かへらば少しおくるべし。人より礼をすごしてすべし。(自分より身分の低い者にも身送りしてくれているなら馬をそちらへ向けて丁寧に礼をせよ。身分の低い者が帰る時もしばらく見送れ。とにかく他人よりも余計に礼を尽くせ。)」「極楽寺殿御消息・北条重時」(北条重時は泰時の弟、連署となり執権・時頼を補佐する。極楽寺を創建し忍性を迎え開基とする。自身も出 . . . 本文を読む