金光明最勝王經・全訳・・32/32
金光明最勝王經・付囑品第三十一(お釈迦様が無量の菩薩・人天に対してこの経の広宣流布を命じられた。)
(大師の「金勝王經祕密伽陀・付屬品五言(付屬品第三十一)では
「大寶空しく授けず 人に由ちて道は則ち傳ふ 文殊は顧囑に膺あたり 綴集して全篇を為す 金仙影を滅すと雖も 玉偈廣く流宣す 虚空は質礙と成る 此法豈に能く遷んや
至心懺悔
我無明妄三業に由りて . . . 本文を読む
十善戒和讃略解(慈雲尊者)より天地万象は皆、真如無自性にして同一実相・同一縁起の法なれば、己身の外に仏もなく、仏の外に衆生もなく、衆生の外に自心もなく、心・佛・衆生は本来平等にして無二無別である。なんぞこの無二の中に於いて我他彼此の隔念を生じて自性を損害すべけんや。かくのごとくの妙観に住して十善を行うはすなわち真正の道徳にして真に四恩を報ずるものというべし。これを印度にありては菩薩と名つ゛け、支那 . . . 本文を読む