いよいよ新型肺炎パンデミックが囁かれています。
ここで結論をさきに述べておくと、「お彼岸を控えて特に各家でも先祖供養が大切」ということです。
1、古来「疫病は不成仏霊の仕業」といわれてきました。
五來重「宗教歳時記」にも「・・古代の宗教観念では疫病の原因はみたされぬ死者の霊魂が荒れすさぶためとしたので、その怒りを鎮めて共同体の外へ去ってもらう御霊会がいろいろの形でいろいろの季節に行われていた。・ . . . 本文を読む
今昔物語には伴善男の不成仏霊が疫病を流行らせたという記事があります。(伴大納言善男は応天門の変で伊豆に流罪)。
今昔物語・巻二十七 「或所膳部見善雄伴大納言霊語第十一」「今昔、□□□の比、天下に咳(しはぶき)病盛りに発て、病まぬ人無く、上中下の人、病臥たる比有けり。
其れに、或る所に膳部しける男、家内の事共皆なし畢てければ、亥の時許に、人皆静まりて後、家へ出けるに、門に赤き表の衣を着、冠したる . . . 本文を読む
Q,妄念を起こすと成仏のさまたげになりますか?
A,栂尾の自性上人の真言念誦作法に、「信心決定ののちは妄念を起こしても往生成仏の妨げにはならない」とあります。(この自性上人は非常に尊いかたで、後宇多法皇の帰依僧で上人危篤の時は法皇自ら親しく槙尾山へ後臨幸遊ばされています。)たとえば東京行きの切符を買って汽車に乗ってしまえば、途中で九州へ行こうと頭の中で思ってもそれは東京行きの妨げにはならないような . . . 本文を読む