福聚講定例護国寺参拝記録 2020-2-17
福聚講(高原耕曻講元)は、2月15日(火)午後3時、東京・文京の大本山・護国寺で、定例参拝を行いました。この日、空模様は、雨を含んだ、重い雲に覆われていましたが、殊の外、気温は温かく、凌ぎやすく有り難い天気でした。
2月15日は、言わずと知れた、お釈迦様が、涅槃に入られた日です。護国寺本殿には、お釈迦様の教えに感謝し、入滅の様子を知らしめるべく、入 . . . 本文を読む
金剛般若波羅蜜經(全巻書き下し)
姚秦天竺三藏鳩摩羅什譯
・金剛般若経の題意
大師は「金剛般若波羅蜜經開題」で
「(金剛般若波羅蜜經の梵字名である)バザラセイジキャハラジニャハラミタソタランの十三字は四名を詮す。筏日羅の二字は金剛と翻じ、セイジキャの三字は能斷と名け、ハラジニャの二字は智惠と名け、ハラミタの四字は已究竟と呼び、ソタランは貫線と號く。即ち此の四名を合束し一會の經目と為す。・・
. . . 本文を読む
十七日は竜樹菩薩、千手観音、大比叡権現、対馬・壱岐の日。
・竜樹菩薩(「三十日秘仏」)。佛祖統紀に曰「十三世龍樹菩薩は南天竺梵志の裔なり、佛世を去ってのち七百年に出ず、始生の日樹下にあり、龍宮に入り、はじめて成道を得る故に龍樹と号す」と。(『般若経』で強調された「空」を、無自性に基礎を置いた「空」であると論じて(「中論」)お釈迦様の「縁起」を説明し、後の大乗仏教に決定的影響を与え、八宗の祖師と称さ . . . 本文を読む
「・・月の光くまなきをば悦ぶ也。同じみそらなれどもくもりたるをみてんといふ人は無し。くもらざるをば、そぞろなるひともみたがる也。・・されば同じ人なりともよかんををこそ尊むべけれ。悪しきに親しむ人は無し。神仏の御めぐみも、よき人にはあるべし。いかにも人の心は直ぐにてよかるべし。よくよく心得たまふべし。(曇った空を見たがる人はいない。そのように同じ人間でも心の正しい人を選ぶべきで、心の曲がった人に親し . . . 本文を読む