福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

五大力菩薩をお祀りして仁王会を修し疫病を払った話。

2022-07-11 | 諸経
五大力菩薩をお祀りして仁王会を修し疫病を払った話。真言傳(14世紀・真言僧栄海編)「四、仁王経の事」に以下のように書かれています。(この話は「三寶感應要略録・第三十六彌提國王畫五大力像免鬼病」にもあり。)佛の滅度の後、三百年に天竺の彌提国に百鬼乱入して疾疫流行して人民病死す。王臣大衆あひ議して云く、「昔無上法王、五大力菩薩に勅して我らが国土を守護せしむ。然るに我等宿運不幸にして、上法王の教勅を廃し . . . 本文を読む
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四社明神像(元寇防戦に赴く図)

2022-07-11 | おすすめ情報
以前高野山霊宝館の「高野山と不思議な話」展には四社明神像(元寇防戦に赴く図・金剛峯寺蔵)も展示されており四社明神の御威徳を改めて認識しました。解説板には、大要以下の説明が書かれていました。弘安四年四月二十一日、丹生都比売神社で数千羽の烏が一双を残して飛び去った。二十八日夜には社殿が鳴動し光輝いた。これ以前、四月五・十二日には丹生都比売神社の四社明神の内、気比明神のお告げがあり、「蒙古討伐の為神々が . . . 本文を読む
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.今日は弘安の役で時業を播磨に派遣した日。

2022-07-11 | 法話
史料綜覧 巻五 / 弘安四年(1281)閏七月十一日条十一日(中略)幕府 北条時業ヲ播磨ニ遣シ 外寇ヲ防ガシメ 又山陽ノ将士ニ令シテ 時業ノ命ニ随ハシム・弘安の役では蒙古が五月には壱岐対馬に上陸、六・七月には周防・博多に上陸していましたが七月三十日に台風で全滅。・時業(兼時)は宗頼の子。蒙古襲来の頃に幕府に入り、蒙古対策の一環として播磨に派遣された。そして摂津守護在任中に摂津の寺社に異国調伏祈祷を . . . 本文を読む
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今回の事件は「構造改革」で日本の現場が崩壊している象徴

2022-07-11 | 法話
今回の事件は「構造改革」で日本の現場が崩壊している象徴 以前から大合唱となっていた「構造改革」は「痛みを伴う構造改革」といい、緊縮財政・規制緩和・聖域なき民営化を推し進めましたがこの前提となる考え方は「構造(組織)」の構成要因たる「個人」は「ロボットのようなものでいくら叩いても搾り取ってもよい」という非情なものでした。そして上層部は「組織益至上主義」となり役人は「国益よりも省益」、会社は「公益よ . . . 本文を読む
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十一日は歓喜佛・八幡大菩薩・伊弉諾と伊弉冉の日

2022-07-11 | 法話
十一日は歓喜佛・八幡大菩薩・伊弉諾と伊弉冉の日です。十一日、歓喜佛(「三十日秘仏」)。経に曰「歓喜地に住し、よく衆生を度するが故に名ずく」と。(歓喜地とは 菩薩五十二位の修行階位のうちの第四十一位。十地の初地。 菩薩がこの位に至れば再び退転することなく必ず成仏できることが定まり、歓喜が生ずるので歓喜地という)八幡大菩薩 (本地は阿弥陀如来。「 山州鳩峯鎮座 本地弥陀或ハ釋釈 行教和尚築紫宇佐参篭ノ . . . 本文を読む
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