神道大意・・吉田兼倶・・5
外清浄とは心を使ふに七の品あり、喜といひ、怒といひ、哀といひ、楽といひ、愛といひ、悪といひ、欲といふこれなり。また形を用ふるに五の品あり、生といひ、長といひ、老といひ、病といひ死という、合わせて十二あり。これすなわち神代の数なり。心を用に神にあらずといふことなく、形を養うに神を離れることなし。喜ぶ心すぎるときは肝臓神いたむ、怒るこころ過ぎる時は心臓神いたむ、哀む心すぎるときは肺臓神いたむ、楽しむ心過ぎる時は腎臓神いたむ、愛する心過ぎる時は胆臓神いたむ、悪む心過ぎる時は大陽神いたむ、欲の心過ぎる時は脾臓神いたむ。故に神道は再見するときは汚というは、執着の心を忌む義なり。
外清浄とは心を使ふに七の品あり、喜といひ、怒といひ、哀といひ、楽といひ、愛といひ、悪といひ、欲といふこれなり。また形を用ふるに五の品あり、生といひ、長といひ、老といひ、病といひ死という、合わせて十二あり。これすなわち神代の数なり。心を用に神にあらずといふことなく、形を養うに神を離れることなし。喜ぶ心すぎるときは肝臓神いたむ、怒るこころ過ぎる時は心臓神いたむ、哀む心すぎるときは肺臓神いたむ、楽しむ心過ぎる時は腎臓神いたむ、愛する心過ぎる時は胆臓神いたむ、悪む心過ぎる時は大陽神いたむ、欲の心過ぎる時は脾臓神いたむ。故に神道は再見するときは汚というは、執着の心を忌む義なり。