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・久米寺講經・・久米寺(奈良県橿原市久米町502)「大師御伝記」に「大師大和国久米寺くだりたまひて、善無為 所説の疏に付けて、大日経を講じたまひける。これ御夢のつげにより彼の寺の東塔のもとにしてはじめて大日経をえたまへしゆえに彼の恩を報じ給ふべきよしにや侍りけん。そのとき伊勢太神をはじめたてまつり、日本國大小の神祇、本地垂迹のおんかたちをあらわしたまひて、御ちょうもん随喜し給ほいけりとかや・・」とあります。
・八幡御約諾・・東大寺。「大師御伝記」に「そののち東大寺の中門を大師御一人すぎさせたまふに、人ひとり門のほとりにたたずみゐけり。そのけしきただ人とは見えず。光明輝き有難き御ふぜいなり。・・かのひと「われはこれ八幡なり。われと和尚とはかげとかたちのごとくなり。わがあとをたるるところには和尚かならずはなれたまふべからず。又和尚のおわしまさむ所にはわれかならずあとをたるべし」と。かたく御やくそくありてともの仏法を守り衆生を済度したまはんとの御ちかひありしとかや・・」とあります。
・久米寺講經・・久米寺(奈良県橿原市久米町502)「大師御伝記」に「大師大和国久米寺くだりたまひて、善無為 所説の疏に付けて、大日経を講じたまひける。これ御夢のつげにより彼の寺の東塔のもとにしてはじめて大日経をえたまへしゆえに彼の恩を報じ給ふべきよしにや侍りけん。そのとき伊勢太神をはじめたてまつり、日本國大小の神祇、本地垂迹のおんかたちをあらわしたまひて、御ちょうもん随喜し給ほいけりとかや・・」とあります。
・八幡御約諾・・東大寺。「大師御伝記」に「そののち東大寺の中門を大師御一人すぎさせたまふに、人ひとり門のほとりにたたずみゐけり。そのけしきただ人とは見えず。光明輝き有難き御ふぜいなり。・・かのひと「われはこれ八幡なり。われと和尚とはかげとかたちのごとくなり。わがあとをたるるところには和尚かならずはなれたまふべからず。又和尚のおわしまさむ所にはわれかならずあとをたるべし」と。かたく御やくそくありてともの仏法を守り衆生を済度したまはんとの御ちかひありしとかや・・」とあります。