妙好人因幡の源左は1930年(昭和5年)2月20日に89歳で死去。常に如来様を信じ切っていたといわれます。源左の長男竹蔵を亡くした時「竹はなあ、この世のきりかけ(自分にあたえられた役目)を済ましてお浄土へ参らしてもらったわいの。おらあはとろい(のろい)でいちばん後から戸をたてて(この世の戸締りをして、この世で自分の役目を果たして)、お浄土へ参らせてもらうだがよう」と言ったというが、住職は源左を心配して、「仏のお慈悲に疑いや不足が起らないか」と聞くと「ありがとうござんす。御院家(ごいんげ)住職さん、如来さんからのご催促(激励)でござんすわいなあ。」と答えています。自分の長男を亡くすという不条理に対して「如来さんからのご催促(激励)」こういえる人はいません。
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