福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

Q,寺社に鰐口があったり鈴があったりしますがその意味は?

2018-05-08 | Q&A
Q,寺社に鰐口があったり鈴があったりしますがその意味は?

A,
・鰐口は
1説。魔羯大魚(海中に生息する巨大な魚形の動物)を表わします。打つことにより魔障を退治するという意味があります。主に寺院にあります。
2説。記紀にいう彦火火出見の尊(山彦)が竜宮城への往来にのったのが鰐、これに因んで諸社に鰐口を懸けるという。
なお真言神道には鰐口の大事といって、ワニ口を打ち鳴らすときの作法があります。


・鈴は『古語拾遺』には、天照大御神が天石窟戸(あまのいはやと)にお隠になったとき天鈿女命(あめのうずめのみこと)が鈴を付けた矛を持って舞ったことが記されておりこれが起源とされます。主に神社にあります。

・ 鰐口について、打つ回数については神社では二回、寺院では三回ですが、これには二説あります。
①神前では二度うちますがこれは陰陽を表わします。仏前では三度、これは仏法僧を表わします。
②神前で二度うつのは本地垂迹を表し、仏前で三度打つは法報応の三身を驚愕する意。
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