8月28日にはメモによると前の行者さんT師にお願いしていた餅が届いています。毎座多くお供えしたので当初の予定の半分でなくなってしまったのです。T師は親切にも私の為に餅をかってきてくださりおまけに差し入れまでそえてくださったのです。この行まではまったく見ず知らずの方だったのですが仏縁のおかげです。ありがたいことでした。
8月29日
昨夜風邪気味だったのが治ったようでした。12時半に起きました。夜空の星を見上げて1時間近く岩の上に座していました。
虚子の「炎天の空美しき高野山」という句がありますがこちらは「満天の星美しき太龍寺」というところです。
しかし27座は散々でした。睡眠不足からかまたもや睡魔に襲われ何度も念誦が中断しました。そしてついにご本尊の幕が突然おちてきてご本尊様を覆ってしまったのです。仰天しました。行者の見苦しい姿についにお怒りになったのだと思いました。座から飛び降りて頭を床にすりつけてお詫びしました。そしてまた幕をもとに掛けなおしました。しかしなぜかそのあとの行は意外と落ち着いて出来ました。蝋燭にもいつもの観音様のおすがたが現れました。その上またもや御真言がご本尊に吸い込まれるように早く唱えられたのです。いつもよりはやく座が終わってしまいました。このあと副住職の「どんなに修行を積んだ人でも弱いものです。全くのひとりになるとちょっとした物音でもびくびくします。最後は疲労がたまってふらふらになります。」という言葉を思い出しました。こちらは物音どころかご本尊様の掛け軸が目の前で突然「バタッ」と落ちてきたのです。これにおどろかないひとはいないでしょう。びくびくなどというものではありませんでした。体が震えました。しかしよくよくお詫びした後はスムースに行は運びました。疲労もそれほど感じませんし、ふらふらになるところまでは行っていません。
8月29日
昨夜風邪気味だったのが治ったようでした。12時半に起きました。夜空の星を見上げて1時間近く岩の上に座していました。
虚子の「炎天の空美しき高野山」という句がありますがこちらは「満天の星美しき太龍寺」というところです。
しかし27座は散々でした。睡眠不足からかまたもや睡魔に襲われ何度も念誦が中断しました。そしてついにご本尊の幕が突然おちてきてご本尊様を覆ってしまったのです。仰天しました。行者の見苦しい姿についにお怒りになったのだと思いました。座から飛び降りて頭を床にすりつけてお詫びしました。そしてまた幕をもとに掛けなおしました。しかしなぜかそのあとの行は意外と落ち着いて出来ました。蝋燭にもいつもの観音様のおすがたが現れました。その上またもや御真言がご本尊に吸い込まれるように早く唱えられたのです。いつもよりはやく座が終わってしまいました。このあと副住職の「どんなに修行を積んだ人でも弱いものです。全くのひとりになるとちょっとした物音でもびくびくします。最後は疲労がたまってふらふらになります。」という言葉を思い出しました。こちらは物音どころかご本尊様の掛け軸が目の前で突然「バタッ」と落ちてきたのです。これにおどろかないひとはいないでしょう。びくびくなどというものではありませんでした。体が震えました。しかしよくよくお詫びした後はスムースに行は運びました。疲労もそれほど感じませんし、ふらふらになるところまでは行っていません。