福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

四国八十八所の霊験その41

2014-06-10 | 四国八十八所の霊験
 2回目の遍路のときは、御住職坂井智宏師の知己をえることができました。そして特別にお大師様の旅壇具を拝観させてくださいました。実際にお大師様がこれに手をふれられ旅先で行をされたと思うと感無量でした。
坂井御住職から頂いた金剛頂寺略縁起を紹介します。
 「龍頭山金剛頂寺は俗に土佐西寺ともよばれ・・・大師青年のころ修禅降魔された遺跡であり、大同二年(806)勅願寺また密教道場として七堂伽藍が建立された。
初代弘法大師より十代住職までは勅命により住し・・・現在67代。
重要文化財 
1、木造阿弥陀如来坐像(藤原期)    
2、板彫真言八祖像(嘉暦2年) 
3、銅像観音菩薩立像(奈良時代) 
4、銅鐘朝鮮鐘(奈良時代) 
5、金銅密教宝具(平安時代) 
6、金銅旅壇具(平安時代) 
7、両部大経 大毘慮遮那経、金剛頂経(平安時代)」とあります。

坂井智宏師にはその後東京で勉強会を持ち数回法話を頂くことにもなり幾重にもご縁の不思議さを感じました。宿坊ではやさしい奥様手作りのたべきれないほどの料理がでてきます。遍路の間で大人気の宿坊です。此の宿坊で何度目かの遍路の時、日本語の全くできないお遍路さんと一緒になったことがあります。オランダの牧師さんでした。刑務所で教誨師をしているが囚人の深刻な相談に答えられなくなって、以前神学校で学んだ四国88所を思い出し、1週間の休暇を取って1番から廻っているということでした。出会ったお遍路さんが宿の手配等はしてくれるといっていました。私もその次の宿の電話予約をしてあげました。それにしても感心な牧師さんです。宗教は一つという感じがしました。




















コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 四国八十八所の霊験その40 | トップ | 松田さんからお便りです。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

四国八十八所の霊験」カテゴリの最新記事