福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

高野山での不思議な気持ち(松田京子)・・4

2015-11-03 | 講員の活動等ご紹介
秋の金剛界結縁灌頂編
10月になりました。最近長年祈ってきたことが最悪の結末になりました。春の結縁灌頂で治っていた片頭痛もぶり返し、日ごとに痛みを増し、右の頬から肩までズキズキと痛むようになっていました。心も体もへとへとでした。私は祈る力すら失っていました。

しかし高野山へ行けばまた祈る力が戻るだろうとの一縷の望みを込めて向かいました。今回は福聚講は行かないので、一人でのお参りです。途中高野山行の電車を間違え遅い到着となりました。つくとそれまで降っていた雨は上がっていました。(わたしは晴れ女を自称しています、催し物がる時に雨が降った例がありません。)今回は奥の院には何度もお参り出来るように一の橋の近くの宿を取りました。着くとすぐに夕刻の万燈会を拝したくて奥の院に向います。途中化粧地蔵様があり、お化粧すると願いが叶うとガイドブックにあったので早速左から口紅を塗ろうとしましたがそのときジロリとお地蔵様の眼が自分をご覧になった気がしました。護国寺の長押の如意輪観音様も同様にお口を開かれて観音経を唱和されているように見えたことがありましたが、仏様は生きておられるとあらためて思わされた出来事でした。

万燈会は若いお坊様方の法会でした。若々しい声で理趣経をおとなえして繞堂されています。
帰りは暗くなり雨も降っています。暗い道を一人で歩いていると「死後はこんな感じか・・」とまたも死後の世界を連想させられました。しかし不思議とさみしくはありません。これはお大師様がついていて下さるからだときつ゛きました。(続)



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