福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

近況のご報告

2014-09-21 | 講員の活動等ご紹介
中塚です。
福聚講のみなさまにはおかわりなくお過ごしのことと存じます。
フェイスブックに私事を綴っておりましたら、
高原様よりこちらのブログへの転載の許可をいただきました。

今夏の私の近況を綴った拙文ですが、ご高覧いただければ幸いです。

来月の護国寺定例参拝は、10月18日(土)です。
護国寺ご本尊の御開帳日にあたりますので、
ぜひ、皆さまお誘い合わせのうえ、お一人でも多くの方にご参加いただけますよう、
皆様のおこしをお待ち申し上げております。



近況のご報告

この夏は、体調を崩した(亜急性の甲状腺炎にかかった)こともあり、
真夏というのに、まるで冬眠熊のように過ごしておりました。
ここにきて、気候も涼しくなって、
やっと体も回復して、自分の言葉を発する余裕も少しずつ湧いてきました。

この期間、自分の体調が整わず活動的になれなかったため、
社会のことをぼんやりと眺めることができたことは、
結果的にとても良い経験になりました。

とくに、集団的自衛権だとか、昭和天皇実録の公開だとか、
朝日新聞の吉田証言と吉田調書とか、そういう出来事の期間であったため、
身近でないこと、日常的でないことについて、
思索する時間がもてたことは、個人的な満足度の高い経験となりました。

後半は、そんなことばかり考えていると、日常離脱してしまいそうで、
生活に戻れないのではないかと、少し不安になったりもしましたけれども。


さて、この休養期間の一番の収穫は、
「人参の白和え」と「こうや豆腐の煮物」のコツがわかったことで、
これは本当に何でもないことなのですけれど、
こうすれば美味しくなるとわかり、そして実践できることは、とても面白い。

人は必ず誤る可能性をもっているからこそ、誤るまいと精進し、
省みて誤りを自認する勇気こそが、人を成長させるために必要な糧と思うようになりました。

たとえば、白和えも、こうや豆腐も、ほんのちょっとしたことで、ベストではない、
望ましくない味になる。そこで、反省し、再びやり直し、
本当に美味しいと思える、望ましい味を実現するために、
必要なことが何かについてわかることが増えていく。

結局のところ、人参の白和えをまぜながら、
誤りを認め、謝る心の謙虚さ、素直さこそ、
人格の鍛錬に必要な土台なのだと、思うに至るのです。

ともかくも、すべての人、生物に、必ず仏性があると信じることのできる今夜の幸せに感謝。


以上でございます。拙文にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
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