華厳経巻二十四十地品第二十二の二「諸佛子よ、菩薩は歡喜地に住するに十
願を以って首とし、是の如き等の百萬阿僧祇の大願を生じ、十の盡きることのない法を以て是の願を生じ、滿此の願を満たすために勤行精進するのである。
十とはなにか。一に衆生は尽きることがないこと。二に、世界は尽きることがない事。三に虚空は盡きることがないこと。四に法界は盡きることがないこと。五に涅槃は盡きることがないこと。六に佛の世に出で給うことは盡きることがない事。七に諸佛の智慧に盡きることがない事。八に心の縁ずるところに盡きることがないこと。九に智恵をおこすに盡きることがないこと。十に衆生世界・虚空・法界・涅槃・佛出世は尽きることがないこと。以上である。
若し衆生が盡きるならば、我が願も乃ち盡きるであろう。若し世界・虚空・法界・涅槃・佛出世・諸佛の智慧・心の縁ずることろ・起智・諸の流転が盡きるならば、我が願も盡きるであろう。しかし実際には衆生も盡きず、世界・虚空・法界・涅槃・佛出世・諸佛智慧・心の縁ずるところ・起智・諸の流転轉は實に盡きることはないのである。随って我が諸の願の善根も亦た盡きることはないのである。
(諸佛子。菩薩住歡喜地。以十願爲首。生如是等百萬阿僧祇大願。以十不可盡法。而生是願。爲滿此願。勤行精進。何等爲十。一衆生不可盡。二世界不可盡。三虚空不可盡。四法界不可盡。五涅槃不可盡。六佛出世不可盡。七諸佛智慧不可盡。八心所縁不可盡。九起智不可盡。十世間轉法轉智轉不可盡。若衆生盡。我願乃盡。若世界。虚空。法界。涅槃。佛出世。諸佛智慧。心所縁。起智。諸轉盡。我願乃盡。而衆生實不可盡。世
界。虚空。法界。涅槃。佛出世。諸佛智慧。心所縁起智。諸轉。實不可盡。我諸願善根亦不可盡。)
願を以って首とし、是の如き等の百萬阿僧祇の大願を生じ、十の盡きることのない法を以て是の願を生じ、滿此の願を満たすために勤行精進するのである。
十とはなにか。一に衆生は尽きることがないこと。二に、世界は尽きることがない事。三に虚空は盡きることがないこと。四に法界は盡きることがないこと。五に涅槃は盡きることがないこと。六に佛の世に出で給うことは盡きることがない事。七に諸佛の智慧に盡きることがない事。八に心の縁ずるところに盡きることがないこと。九に智恵をおこすに盡きることがないこと。十に衆生世界・虚空・法界・涅槃・佛出世は尽きることがないこと。以上である。
若し衆生が盡きるならば、我が願も乃ち盡きるであろう。若し世界・虚空・法界・涅槃・佛出世・諸佛の智慧・心の縁ずることろ・起智・諸の流転が盡きるならば、我が願も盡きるであろう。しかし実際には衆生も盡きず、世界・虚空・法界・涅槃・佛出世・諸佛智慧・心の縁ずるところ・起智・諸の流転轉は實に盡きることはないのである。随って我が諸の願の善根も亦た盡きることはないのである。
(諸佛子。菩薩住歡喜地。以十願爲首。生如是等百萬阿僧祇大願。以十不可盡法。而生是願。爲滿此願。勤行精進。何等爲十。一衆生不可盡。二世界不可盡。三虚空不可盡。四法界不可盡。五涅槃不可盡。六佛出世不可盡。七諸佛智慧不可盡。八心所縁不可盡。九起智不可盡。十世間轉法轉智轉不可盡。若衆生盡。我願乃盡。若世界。虚空。法界。涅槃。佛出世。諸佛智慧。心所縁。起智。諸轉盡。我願乃盡。而衆生實不可盡。世
界。虚空。法界。涅槃。佛出世。諸佛智慧。心所縁起智。諸轉。實不可盡。我諸願善根亦不可盡。)