お話はぐるりと一回りしまして、親鸞聖人が十九歳の時聖徳太子からお告げを蒙られたところの「我三尊は塵沙界を化す、日域は大乗相応の地なり・・」という句の心が略々ほぼお分かりとおもいます。実際、世界でこういう特殊の国柄は外にないのであります。
それですからこの聖徳太子をはじめとする日本のあらゆる高僧がたのおこころを代弁して親鸞聖人の夢告の形をもって現れた「日域は大乗相応の地なり」という文字と、北畠親房の(神皇正統記によって著された)「大日本国は神国なり」という句と、これが相伴って我が国民に深く刻まれいつも生き生きとして国民の心に生動するところのお言葉でなければならないとと思うのです。現にこの二つの精神が自ずから大調和の相をとってわが国民衆のなかに生きているのであります。
大日本国は神国なり。日域は大乗相応の地なり、もう一度この二つの句を並べ称えて稿を終ります。
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