福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

「ワンヘルス」はつまり「ワンライフ」である

2020-11-22 | 法話

 

 

国連環境プログラム(UN Environment Programme)、国際家畜研究所(International Livestock Research Institute)が『次のパンデミックを防ぐために(Preventing the next pandemic)』を発表。この中で

・人口増と肉食乱獲による自然破壊・グローバル化による温暖化・人類の活動活発化による環境破壊がパンデミックの原因であり、「ワンヘルス」の概念を提唱しています。つまり環境・動物・人類すべてが健康でなければ人類の健康も守れない、としています。

つまり「動植物を傷つけることは人類を傷つけることになる」、というこです。

これはとりもなおさずお釈迦様が紀元前から唱えてきた「不殺生」(つまり「ワンライフ」)の考えそのものです。華厳のすべてが繋がっているという「重々無尽」「一即多、多即一」の概念でもあります。コロナですこしずつ仏教の本質に人類が目覚めてきたということは不幸中の幸いです。

大乗仏教の本拠地の日本の世論もこういう世界の潮流に取り残されないよう目覚める時でしょう。

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