○日禮文(太陽を拝む時)
歸命日天子。本地觀世音。爲度衆生故。普照四天下。一稱一禮者。滅罪除苦惱。現世大安樂。臨終住正念(日天子に帰命したてまつる、本地は觀世音にして衆生を度せんがためのゆえに普ねく四天下を照らす、一稱一禮するものは罪を滅し苦惱を除き、現世に大安樂を得、臨終に正念に住す。)
○月禮文(月を拝む時)
若見月輪人。示見大勢至。假使見不動。皆得不教受。滅於貪瞋癡。除熱得清涼。倶是往生人
○明星禮文(明星を拝む)
歸命明星天。本地虚空。藏爲度衆生故。示現大明神(明星天に歸命したてまつる、本地は虚空藏菩薩にして度衆生を度さんがための故に大明神として示現す)
○神明禮文(神様をおがむとき)
往昔勸修成佛道。垂迹閻浮護王位。爲度衆生故天照神。圓滿大願遍照尊(むかし成佛道を勸修し、閻浮に垂迹して王位を護り、衆生を爲せんがための故に天照神、大願遍照尊を圓滿す)
○達磨禮文(達磨さんをおがむとき)
透色分明火裡蓮。即今驚起木人眠。死中開活無蹤蹟。匝地清風唯自然(火裡蓮は透色分明なり、即今木人の眠を驚起す、死中に活を開き無蹤蹟なり、地を匝い清風唯自然なり。)
○太子禮文(聖徳太子を拝む)
敬來救世觀世音。傳燈東方粟散王。從於西方來誕生。皆圓妙法渡衆生(救世觀世音を敬來す。傳燈東方粟散王なり、西方より来りて誕生す、妙法を皆圓し衆生を度す)
○出家入道剃髮偈(剃髪するとき)
流轉三界中。恩愛不能斷。棄恩人無爲。眞實報恩者
○聞晨鐘偈(朝の鐘の音を聞くとき)
願此鐘聲超法界。鐵圍幽暗悉皆聞。三塗離苦罷刀輪。一切衆生成正覺(願わくは此の鐘聲法界を越え、鉄囲幽闇悉く皆聞き、三塗苦を離れ刀輪を罷れ、 一切の衆生正覚を成せんことを)
○聞昏鐘偈(黄昏の鐘を聞くとき)
聞鐘聲煩惱輕。智慧長菩提生。離地獄出火坑。願成佛度衆生(鐘聲を聞きて煩惱を輕かしむ。智慧長じて菩提生る。地獄を離れ火坑を出で、願はくば成佛して衆生を度せん。)
○睡起偈
睡眠始寤。當願衆生。一切知覺。周顧十方
○著衣偈(衣を着る時)
大哉解脱服。無相福田衣。披奉如來戒。廣度諸衆生
○披袈裟偈呪(袈裟をつける時)
善哉解脱服。無相福田衣。我今頂戴受。世世常得披。
○説法偈(説法するとき)
常願衆生得無礙辨 深達佛法(ねがわくは衆生、無礙の辨を得、佛法に深達せんことを)
○聽法偈
聽者端心如渇飮。一心入於語義中。聞法踊躍心悲喜。如是之人可爲説
○讃佛偈
容顏甚奇妙。光明照十方。我昔曾供養。今復還親覲
○獻花偈(花を供養する時)
若佛獻華 當願衆生 諸相如花 具三十二
○點燈偈(燈明をつける時)
若以燈施 具足佛眼 照了一切 諸法性故
○燒香偈
戒香定香解脱香。光明雲臺遍世界。供養十方無量佛。見聞普薫證寂滅
○開經偈
無上甚深微妙法。百千萬劫難遭遇。我今見聞得受持。願解脱如來眞實義
○展鉢偈
若展鉢時 當願衆生 身心寂靜 離諸麁暴
○受食偈
當願衆生 爲法供養 志存佛道 禪悦爲食 法喜充滿
○五觀偈(食事の時)
一許功多少量彼來處計功多少 量彼来処 : 功の多少を計り彼の来処を量る。
二忖己徳行全缺應供:己が徳行の全欠を忖(はか)って供に応ず。
三防心離過貪等爲宗: 心を防ぎ過を離るることは貪等(とんとう)を宗とす。
四正事良藥爲療形枯: 正に良薬を事とすることは形枯を療(りょう)ぜんが為なり。
五爲成道業應受此食: 成道の為の故に今この食を受く。
○食畢偈(食事が終わった時)
若飯食已 當願衆生 所作皆辨 具諸佛法
○菓子偈(お菓子を食べる時)
若食菓子 當願衆生 化成甘露 供養三寶
○茶偈(お茶を飲む時)
若飮茶時 當願衆生 供養諸佛 掃除睡眠
○布施偈(お布施をするとき)
財法二施 功徳無量 檀波羅蜜 具足圓滿
○坐禪偈(座禅をするとき)
登床宴坐 當願衆生 開敷善法 見眞實相
○乞食偈(乞食をするとき)
入里乞食 當願衆生 入深法界 心無障礙
○瞻塔偈(塔をみるとき)
見佛塔時 當願衆生 尊重如塔 受天人供
○破地獄偈(地獄を破るとき)
若人欲了知。三世一切佛。應觀法界性。一切唯心造
○見畜生偈(畜生をみたとき)
汝是畜生 歸依三寶 發菩提心
○見病偈(病人をみたとき)
見疾病人 當願衆生 知身空寂 解脱衆苦
歸命日天子。本地觀世音。爲度衆生故。普照四天下。一稱一禮者。滅罪除苦惱。現世大安樂。臨終住正念(日天子に帰命したてまつる、本地は觀世音にして衆生を度せんがためのゆえに普ねく四天下を照らす、一稱一禮するものは罪を滅し苦惱を除き、現世に大安樂を得、臨終に正念に住す。)
○月禮文(月を拝む時)
若見月輪人。示見大勢至。假使見不動。皆得不教受。滅於貪瞋癡。除熱得清涼。倶是往生人
○明星禮文(明星を拝む)
歸命明星天。本地虚空。藏爲度衆生故。示現大明神(明星天に歸命したてまつる、本地は虚空藏菩薩にして度衆生を度さんがための故に大明神として示現す)
○神明禮文(神様をおがむとき)
往昔勸修成佛道。垂迹閻浮護王位。爲度衆生故天照神。圓滿大願遍照尊(むかし成佛道を勸修し、閻浮に垂迹して王位を護り、衆生を爲せんがための故に天照神、大願遍照尊を圓滿す)
○達磨禮文(達磨さんをおがむとき)
透色分明火裡蓮。即今驚起木人眠。死中開活無蹤蹟。匝地清風唯自然(火裡蓮は透色分明なり、即今木人の眠を驚起す、死中に活を開き無蹤蹟なり、地を匝い清風唯自然なり。)
○太子禮文(聖徳太子を拝む)
敬來救世觀世音。傳燈東方粟散王。從於西方來誕生。皆圓妙法渡衆生(救世觀世音を敬來す。傳燈東方粟散王なり、西方より来りて誕生す、妙法を皆圓し衆生を度す)
○出家入道剃髮偈(剃髪するとき)
流轉三界中。恩愛不能斷。棄恩人無爲。眞實報恩者
○聞晨鐘偈(朝の鐘の音を聞くとき)
願此鐘聲超法界。鐵圍幽暗悉皆聞。三塗離苦罷刀輪。一切衆生成正覺(願わくは此の鐘聲法界を越え、鉄囲幽闇悉く皆聞き、三塗苦を離れ刀輪を罷れ、 一切の衆生正覚を成せんことを)
○聞昏鐘偈(黄昏の鐘を聞くとき)
聞鐘聲煩惱輕。智慧長菩提生。離地獄出火坑。願成佛度衆生(鐘聲を聞きて煩惱を輕かしむ。智慧長じて菩提生る。地獄を離れ火坑を出で、願はくば成佛して衆生を度せん。)
○睡起偈
睡眠始寤。當願衆生。一切知覺。周顧十方
○著衣偈(衣を着る時)
大哉解脱服。無相福田衣。披奉如來戒。廣度諸衆生
○披袈裟偈呪(袈裟をつける時)
善哉解脱服。無相福田衣。我今頂戴受。世世常得披。
○説法偈(説法するとき)
常願衆生得無礙辨 深達佛法(ねがわくは衆生、無礙の辨を得、佛法に深達せんことを)
○聽法偈
聽者端心如渇飮。一心入於語義中。聞法踊躍心悲喜。如是之人可爲説
○讃佛偈
容顏甚奇妙。光明照十方。我昔曾供養。今復還親覲
○獻花偈(花を供養する時)
若佛獻華 當願衆生 諸相如花 具三十二
○點燈偈(燈明をつける時)
若以燈施 具足佛眼 照了一切 諸法性故
○燒香偈
戒香定香解脱香。光明雲臺遍世界。供養十方無量佛。見聞普薫證寂滅
○開經偈
無上甚深微妙法。百千萬劫難遭遇。我今見聞得受持。願解脱如來眞實義
○展鉢偈
若展鉢時 當願衆生 身心寂靜 離諸麁暴
○受食偈
當願衆生 爲法供養 志存佛道 禪悦爲食 法喜充滿
○五觀偈(食事の時)
一許功多少量彼來處計功多少 量彼来処 : 功の多少を計り彼の来処を量る。
二忖己徳行全缺應供:己が徳行の全欠を忖(はか)って供に応ず。
三防心離過貪等爲宗: 心を防ぎ過を離るることは貪等(とんとう)を宗とす。
四正事良藥爲療形枯: 正に良薬を事とすることは形枯を療(りょう)ぜんが為なり。
五爲成道業應受此食: 成道の為の故に今この食を受く。
○食畢偈(食事が終わった時)
若飯食已 當願衆生 所作皆辨 具諸佛法
○菓子偈(お菓子を食べる時)
若食菓子 當願衆生 化成甘露 供養三寶
○茶偈(お茶を飲む時)
若飮茶時 當願衆生 供養諸佛 掃除睡眠
○布施偈(お布施をするとき)
財法二施 功徳無量 檀波羅蜜 具足圓滿
○坐禪偈(座禅をするとき)
登床宴坐 當願衆生 開敷善法 見眞實相
○乞食偈(乞食をするとき)
入里乞食 當願衆生 入深法界 心無障礙
○瞻塔偈(塔をみるとき)
見佛塔時 當願衆生 尊重如塔 受天人供
○破地獄偈(地獄を破るとき)
若人欲了知。三世一切佛。應觀法界性。一切唯心造
○見畜生偈(畜生をみたとき)
汝是畜生 歸依三寶 發菩提心
○見病偈(病人をみたとき)
見疾病人 當願衆生 知身空寂 解脱衆苦