福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

角田さんの第12回目(結願)江戸三十三観音霊場・東京十社巡拝行記録・・4

2016-04-14 | 開催報告/巡礼記録
角田さんの第12回目(結願)江戸三十三観音霊場・東京十社巡拝行記録・・4
午前11時35分。もう、この日の3番目の札所・一心寺にきました。このお寺は、旧東海道品川宿通りの商店街の中にあります。通りに面して、親しみの湧く様な小振りの山門があります。入ると、真近かの正面に 本堂です。白・赤・黄・緑 の垂幕が色鮮やかに、目に入ります。境内も広くは無いので、こじんまりしていて、参拝するには手ごろの感じがします。

江戸三十三観音霊場第30番札所
豊盛山 延命院 品川成田山不動尊 一心寺(東京都品川区北品川2-4-18)
本尊 不動明王
札所本尊 聖観世音菩薩
宗派 真言宗智山派

一心寺は、安政2年(1854年)当時の大老職の井伊直弼によって開山、町民代表一同によって建立されました。このころの日本は、開国の機運が高まり、江戸台場の中心である品川宿で、鎮護国家・開国条約・宿場町民の繁栄安泰の願いと霊験の悟りを基に、開山されたといいます。しかし、安政の大火で焼失しましたが、明治8年(1884年)、京都本願寺の宮大工であった伊藤氏によって本願寺の造営と同じ方式と材料を用いて、本堂が建てられました。昭和に入ると、中興の祖といわれる中僧正弘道大和尚によって「豊盛山延命院一心寺」の寺格を拝受され、成田山分身の不動明王本尊として、興隆しました。特に、延命、商売の護り神として、ご利益が戴けるとして信仰を集めています。昭和61年(1986年)から、七難即滅七福即生の故事にちなんで、東海七福神の寿老人(延命・知恵)の指定寺院に認定され、更に、寺格を上げています。

本堂には、本尊不動明王、札所本尊聖観世音菩薩 東海七福神の寿老人が安置されています。

珍しい「ほうろく灸」というお灸をすえて戴けます。このお灸は、素焼きのほうろく皿を裏返しにして頭に載せ、もぐさ・味噌・どくだみ・にんにく・びわ・かき・などの灸をすえる方法で、直火ではないので、熱くなく跡もつかないといいます。昭和6年から70余年続けられており、好評を得ているようです。要予約で所要時間1時間。初穂料5000円です。効能としては、中風除(脳の病気)、高低血圧症、頭痛症、肩こり、視力増強,めくらみなどによく聞くそうです

延命院ご詠歌 ありがたや 東海道之道筋に 聖之御利益頂いて 背にして道行く姿かな





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