ここであらためて札所お参りの仕方をのべておきます。
1. 山門で一礼
2. 鐘をつく人はここで搗きます。(鐘がある場合のこと、手水場があればそこに先に行きます。鐘は帰りについてはいけません。葬式のときは死者を送り出すとき搗くからです。)
3. 本堂に向かいます。
4. 手水鉢で手を洗い口を注ぐ
(柄杓の扱い方はお茶の作法にあります。最後に頭をたてにして柄に水をたらして清めておきます。)
5. お線香、ローソクをあげます。
(仏様への供養としてこれが仏様の世界全体にひろがりますからいいにおいのお香にすることをすすめます。63番吉祥寺のところでも述べましたがいい香のお蔭で願いが成就した人もいます。自宅のときは水(施しの徳をあらわす。)花(耐え忍ぶ徳をあらわす)、線香(仏道に勤め励むことをあらわす)、炊きたてのご飯(心をおちつける禅定をあらわす)灯(知恵をあらわす)をお供えします。)
6. 左側からあがり納札、写経をいれ、お賽銭をいれます。(写経も本堂と大師堂の2枚必要です。)。
すべて右回りです。
「右繞塔功徳経」に「(右回りすることにより)一切のうまれるところにおいて念恵つねに失ふなく妙色相を具足せん、・・・妻子悉く具足して威勢力自在ならん、これ塔を右にょうするによる、・・・あるいは七宝を具せる大勢の転輪王となり十善群生を御せん、これ塔を右繞する」とあります。
7. 右側から段をおりてどちらか片方によりお経をあげます。
(後から来る人の邪魔をしないよう片方によります。私は縁の下に座り理趣経等をあげました)
8.読経
先、懺悔文
我(が)昔所造(しゃくしょぞう)諸悪業(しょあくごう)
(私が昔から作るところの諸々の悪業は)
皆(かい)由無始貪瞋痴(ゆむしとんじんち)
(すべて無始以来の貪瞋痴によります)
従身語意之所生(じゅうしんごいししょう)
(身と口と意より生ずるところです)
一切(いっさい)我(が)今(こん)皆(かい)懺悔(ざんげ)
(すべてを今御仏に懺悔します)
次、三帰(3度)
弟子某(む)甲(こう)
(自分の名を)
尽(じん)未来(みらい)際(さい)
(永遠に)
帰依佛(きえぶつ)
帰依僧 帰依法
(佛法僧に帰依します)
次、三竟(きょう)(3度)
弟子某甲、尽未来際、帰依佛竟、帰依法竟、帰依僧竟
(佛法僧に帰依し竟(おわり)ました)
次、十善戒
弟子某甲、尽(じん)未来(みらい)際(さい)、不殺生
(生きものをころさない)、
不偸盗(ちゅうとう)(ぬすまない)、不邪淫(不倫しない)、不妄語(うそをいわない)、不綺語(きご)(戯言をいわない)、不悪口(あっく)、不両(りょう)舌(ぜつ)(二枚舌を使わない)、不慳貪(けんどん)(物惜みしない)、不瞋恚(しんい)(怒らない)、不邪見(じゃけん)(よこしまな心を起こさない)。
(これらの戒は守れなくても戒があることを意識することが大切。戒を授かって守れない破戒のほうが無戒よりははるかによいとされています。)
次、発(はつ)菩提(ぼだい)心(しん)真言(3度)
おん ぼうじしった ぼだはだやみ
(発心しました、信心をおこして悟りを求めるとともに衆生済度に務めます。)
次、三摩耶(さんまや)戒(かい)真言
(3度)
おん さんまや さとばん
(仏様と同じ徳を載き同じ境地になれますように。)
次、開経偈
無上甚(むじょうじん)深(じん)微妙法(みみょうほう)
百千万劫難(ひゃくせんまんごうなん)遭遇(そうぐう)
我今見聞得受持(がこんけんもんとくじゅうじ)
願(がん)解(げ)如来(にょらい)真実(しんじつ)義(ぎ)
(無上甚(むじょうじん)深(じん)微妙法(みみょうほう)は百千万劫にも遭うことは難しい 私は幸い今見聞し拝読することができた願わくは仏様の真実義を体得できますように)
次、般若心経 (続)
1. 山門で一礼
2. 鐘をつく人はここで搗きます。(鐘がある場合のこと、手水場があればそこに先に行きます。鐘は帰りについてはいけません。葬式のときは死者を送り出すとき搗くからです。)
3. 本堂に向かいます。
4. 手水鉢で手を洗い口を注ぐ
(柄杓の扱い方はお茶の作法にあります。最後に頭をたてにして柄に水をたらして清めておきます。)
5. お線香、ローソクをあげます。
(仏様への供養としてこれが仏様の世界全体にひろがりますからいいにおいのお香にすることをすすめます。63番吉祥寺のところでも述べましたがいい香のお蔭で願いが成就した人もいます。自宅のときは水(施しの徳をあらわす。)花(耐え忍ぶ徳をあらわす)、線香(仏道に勤め励むことをあらわす)、炊きたてのご飯(心をおちつける禅定をあらわす)灯(知恵をあらわす)をお供えします。)
6. 左側からあがり納札、写経をいれ、お賽銭をいれます。(写経も本堂と大師堂の2枚必要です。)。
すべて右回りです。
「右繞塔功徳経」に「(右回りすることにより)一切のうまれるところにおいて念恵つねに失ふなく妙色相を具足せん、・・・妻子悉く具足して威勢力自在ならん、これ塔を右にょうするによる、・・・あるいは七宝を具せる大勢の転輪王となり十善群生を御せん、これ塔を右繞する」とあります。
7. 右側から段をおりてどちらか片方によりお経をあげます。
(後から来る人の邪魔をしないよう片方によります。私は縁の下に座り理趣経等をあげました)
8.読経
先、懺悔文
我(が)昔所造(しゃくしょぞう)諸悪業(しょあくごう)
(私が昔から作るところの諸々の悪業は)
皆(かい)由無始貪瞋痴(ゆむしとんじんち)
(すべて無始以来の貪瞋痴によります)
従身語意之所生(じゅうしんごいししょう)
(身と口と意より生ずるところです)
一切(いっさい)我(が)今(こん)皆(かい)懺悔(ざんげ)
(すべてを今御仏に懺悔します)
次、三帰(3度)
弟子某(む)甲(こう)
(自分の名を)
尽(じん)未来(みらい)際(さい)
(永遠に)
帰依佛(きえぶつ)
帰依僧 帰依法
(佛法僧に帰依します)
次、三竟(きょう)(3度)
弟子某甲、尽未来際、帰依佛竟、帰依法竟、帰依僧竟
(佛法僧に帰依し竟(おわり)ました)
次、十善戒
弟子某甲、尽(じん)未来(みらい)際(さい)、不殺生
(生きものをころさない)、
不偸盗(ちゅうとう)(ぬすまない)、不邪淫(不倫しない)、不妄語(うそをいわない)、不綺語(きご)(戯言をいわない)、不悪口(あっく)、不両(りょう)舌(ぜつ)(二枚舌を使わない)、不慳貪(けんどん)(物惜みしない)、不瞋恚(しんい)(怒らない)、不邪見(じゃけん)(よこしまな心を起こさない)。
(これらの戒は守れなくても戒があることを意識することが大切。戒を授かって守れない破戒のほうが無戒よりははるかによいとされています。)
次、発(はつ)菩提(ぼだい)心(しん)真言(3度)
おん ぼうじしった ぼだはだやみ
(発心しました、信心をおこして悟りを求めるとともに衆生済度に務めます。)
次、三摩耶(さんまや)戒(かい)真言
(3度)
おん さんまや さとばん
(仏様と同じ徳を載き同じ境地になれますように。)
次、開経偈
無上甚(むじょうじん)深(じん)微妙法(みみょうほう)
百千万劫難(ひゃくせんまんごうなん)遭遇(そうぐう)
我今見聞得受持(がこんけんもんとくじゅうじ)
願(がん)解(げ)如来(にょらい)真実(しんじつ)義(ぎ)
(無上甚(むじょうじん)深(じん)微妙法(みみょうほう)は百千万劫にも遭うことは難しい 私は幸い今見聞し拝読することができた願わくは仏様の真実義を体得できますように)
次、般若心経 (続)