福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

還暦求聞持成満の記 その65

2009-12-16 | 還暦求聞持成満の記
8月24日
朝1時、強雨の中を礼拝行諸堂参拝にでかけました。しかし舎身嶽のお大師様の岩の上に出ると不思議に雨は止みました。やはり雨はないほうが集中できます。お蔭で心ゆくまで行ができ、有難くて瞑想もいつもの2倍近くの時間を行じることができました。
17座は昨日の蟻の件で一生懸命懺悔したので前半は集中できましたが後半にやはり蟻が小豆の上にでました。動転して下座し、急いで全てのお供えものにラップをかけました。それでもラップの上を這い回っています。こんどは仏様に心の中でご相談しました。「これはいかなる現象でしょうか。すべての生きとし生けるものの幸せを念じていますがこのような障害の蟻をどうかんがえればいいのでしょうか」とお尋ねしました。すると仏様は「蟻もいてもよい」とおっしゃっているように思いました。しかし当然のことながら行には集中できません。そしてついに火舎の火も消えてしまいました。これでは行も不成就といわれているに等しいと思いあせりました。
18座は最初から全てのお供えにラップしました。途中やはり蟻が数匹でました。自分の根本罪障が見せつけられた気がします。佛様に繰り返し真剣に懺悔しました。御真言はご本尊様に吸い込まれるように早くなりました。観想はそれでもかなり有難く行じることができました。外に出ると快晴です。小さな鳥が甘美な声で鳴きながら廊下まで飛んできました。わたしの行の未熟さをなぐさめてくれているようでした。
この夜夢をみました。私が3人の僧侶相手に五大虚空蔵様の名を順につけている夢でした。
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