Q,「羅漢様とはなんですか」
A,「阿羅漢 (arhat )とは、『尊敬や施しを受けるに相応しい聖者』という意味で、初期仏教で修行者の到達し得る最高位をこのように呼びました。略称して羅漢(らかん)といいます。
学道を完成し、これ以上に学ぶ要がないので阿羅漢果を『無学位』ともいいます。それ以下は、不還果・一来果・預流果といいこれらを『有学』位といいます。(四向四果)。
大乗仏教では声聞を阿羅漢と呼び、菩薩に非ずとしましたがそれほど厳密に考えなくてもいいようです。『尊敬や施しを受けるに相応しい聖者』という一般的意味でいいのではと思われます。
また十六羅漢とは『十六羅漢像大阿羅漢難提多所説(法注記)』によると、お釈迦様の代表的な弟子十六人が仏勅を受けて永くこの世に住し衆生済度することになったがこのお弟子たちをいうとされるようです。寺の縁側におられる賓頭盧尊者即ち「びんずる様」や物忘れで有名な周利槃特、その兄摩訶槃特、お釈迦様のお子の囉怙羅尊者などがこのなかにおられます。
なお五百羅漢とは第一回目の仏典結集に集まった五百人の弟子です。
禅宗寺院で五百羅漢や十六羅漢像が作られるのは、阿羅漢である摩訶迦葉にお釈迦様の法が伝わったとされるからです。」
A,「阿羅漢 (arhat )とは、『尊敬や施しを受けるに相応しい聖者』という意味で、初期仏教で修行者の到達し得る最高位をこのように呼びました。略称して羅漢(らかん)といいます。
学道を完成し、これ以上に学ぶ要がないので阿羅漢果を『無学位』ともいいます。それ以下は、不還果・一来果・預流果といいこれらを『有学』位といいます。(四向四果)。
大乗仏教では声聞を阿羅漢と呼び、菩薩に非ずとしましたがそれほど厳密に考えなくてもいいようです。『尊敬や施しを受けるに相応しい聖者』という一般的意味でいいのではと思われます。
また十六羅漢とは『十六羅漢像大阿羅漢難提多所説(法注記)』によると、お釈迦様の代表的な弟子十六人が仏勅を受けて永くこの世に住し衆生済度することになったがこのお弟子たちをいうとされるようです。寺の縁側におられる賓頭盧尊者即ち「びんずる様」や物忘れで有名な周利槃特、その兄摩訶槃特、お釈迦様のお子の囉怙羅尊者などがこのなかにおられます。
なお五百羅漢とは第一回目の仏典結集に集まった五百人の弟子です。
禅宗寺院で五百羅漢や十六羅漢像が作られるのは、阿羅漢である摩訶迦葉にお釈迦様の法が伝わったとされるからです。」