福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

角田さんから「信仰雑感」を頂きました。

2022-02-05 | 講員の活動等ご紹介

「助けて!!  苦しい」」

「治して!!  悲しい」

新しい年を迎えました。昨年は、コロナ汚染騒動に、翻弄された年であり、私たちは、ビールス汚染による業病を初体験しました。業病の様な恐ろしい病気であることを知らされました。瞬く間に、世界中を席捲し、毎日、死者を出し続けています。そして何時終焉するのか誰にも解かりません。一刻も早く此の新型コロナウイルスの病禍から逃れたいものです。

コロナは空気感染するとされています。しかし、元旦にはコロナをものともせず神社仏殿にお参りする人々も大勢いました。頼もしい日本人の心意気精神力です。そして、神秘の扉の奥深くおわします神仏に冒頭の様なお祈りを捧げて居るのでしょう。こうしてほんの一瞬でも神仏に手を合わせることは新たな有難い仏縁を生じさせます。私たち、日本人もまだ捨てたものではありません。

人間、2500年も前に、人間存在の不幸を突き止めたお釈迦さま。人間は生まれる時から苦悩を背負っており、自分の運命の選択は出来ません。そして確実に死んでゆきます。

 

私は、毎朝、新聞を読んでおります。まだ現役のころは第一面から読んでゆき、そして最終に社会面にたどりつきます。そこでは真っ先に「亡者欄」を見ます。訃報欄です。昔は70~80歳代でお亡くなりになった人を見ても自分は80歳までにはまだ時間があると、安堵の胸を撫でおろしたものです。しかし最近は、70~80歳代でお亡くなりになった人を見て、嗚呼、俺より早く亡くなっている、と心の中で合掌をして「自分も愈々だ」と切実な思いがします。

人間は、2500年もの間、悩み、悲しみ、苦しみを抱えながら、健気に生きてきた生き物なのですね。

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