SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

下北沢はそのままで居てほしい

2009-09-14 | スナップ
綺羅のセプテンバーコンサートの終わった後、
そのまま駅に入らず、小田急ホーム際の路地を見に行った。
もともとの下北沢らしい最後の一角である。



下北沢は大きく変貌しようとしている。
まず小田急は駅を地下化&複々線化する工事が進めており、来年には
ホームは地下に変わり、その後、地上部の工事を3年間かけて完了する。
京王井の頭線のホームが小田急を跨ぐ高架駅であるため、小田急が地下に
降りた後の工事が大工事になるのだ。
小田急が複々線の地下になるのは、通過乗客にとっては歓迎されるべきことだろう。
最終的には代々木上原から向ヶ丘遊園まで連続複々線(暫定3線あり)になり踏切も無くなるのだ。
列車本数は増え、混雑率も大幅に減るだろう。
周辺住民は地下化に反対する人、高架に反対する人、そもそも現状維持派と
それぞれの意見があるようだ。

まるでこの駅改造工事とセットのように、都道の建設も予定されている。
下北沢は道路のアクセスが極端に悪く、休日、車は実質的に進入できない町だ。
ここに大きな都道を建設して町周辺も再開発しようというわけだ。
実は小田急の地下化工事の負担者は東京都なのだ。
下北沢の再開発は東京都の仕事というわけだ。

で、いつもの私の嘆きだ。
この不便で猥雑で雑然とした下北沢までもが、普通の町に変貌しようとしていることだ。
この特別な特殊な雰囲気を持つ魅力溢れる町が、また普通になってしまうのが
寂しいのである。
ただこれは私の単なる我がままなのかもしれない。
きれいになった代官山や秋葉原や芝浦が良いという人も多いのかもしれない。
昭和の人間の戯言だろうな。




















この一角ももうすぐ無くなるだろう。


SONY α900、タムロンA09
コメント (12)
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