SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

誕生プレゼント

2010-05-09 | バンド・音楽


GW明けの5/6は私の誕生日だった。
区切りのよい歳になってしまった。
ネット用語で言うなら、キリ番だ。

キリ番誕生日の記念として中古のスネアドラムを選んだ。
アメリカのdwというメーカーのものだ。
dwというのは1980年代に出来た新興メーカーで、ドラムのペダルでは
今や世界最大のメーカーだ。
ペダルだけではなくドラムセットでも有名なメーカーになったが、
値段が高い。
アメリカでは最も有名なLudwigより高い。
ただ見た感じがガッチリしていて、音が大きいことで有名なので
興味はあった。
たまたま渋谷のドラム屋さんに非常に安いものが有ったのだった。
10年前の中古だが、中古相場の半値以下だった。
深さが浅い4インチのスネアだ。
今使っているのは1988年頃に買った日本のPearlの6.5インチの深くて非常に重いものだ。
ジィーニサル・レゾネーターという名前の木胴のもので、
最近知ったのだが、その当時のドイツのSonor製の重量級で豪快な音が出るドラムに
影響を受けた(模倣したという人も居る)ものだそうだ。
どうりで日本製にしてはガッチリし過ぎていると思っていた。
運ぶのが辛いほど重い。
そのジィーニサル・レゾネーターは名機という人も居て、20年以上たった今でも密かに
人気があるらしい。
ところが、私の使っているものは、この1年ほどでラグのネジがほとんど折れてしまい、
修理が必要な状況だったのだ。
パーツ交換の値段と、購入したdwの値段差が1万円以下だったのだった。

楽器もやはりお国柄が出るものだ。
日本にはYAMAHA、TAMA、Pearlという3大ドラムメーカーがあるが、
どれもきっちりとした製品で、そつが無い。
作りは細かいところまで真面目で、精密、繊細だ。
ただし冒険は少ない気がする。
まるで日本車のようだ。
アメリカのドラムメーカーはたくさんあるが、がっちりした骨太な作りと音で、
いかにも「道具」という感じがする。
ロックやJAZZの先進国だけに、何か強いものを感じる。
ドイツのSonorというメーカーはいかにもドイツ風で高級で完璧な製品だ。
まるでメルセデスのようなドラムだ。
やはり車と同様、簡単に買える値段ではない。


5/8に練習で初めて使ってみた。
今までのパールのZシリーズの半分ほどの薄さなので、
音程はかなり高いのだが、インパクトが強く輪郭があり、
とても音の抜けがよい。
うちのバンドは音量が大きく爆音の中で練習するので、このドラムはすこぶる楽だ。
自分の音がよく聞こえるようになった。
そのお陰で手首が楽だ。

早くもすっかり気に入ってしまった。


SONY α900、AF50mm/F1.4


コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする