
夕日の中、雲の品評会が続く。

有り得ないような美しさと色にカメラのAWBも大いに迷っていたようだ。

私のほうも、ホワイトバランスを調整しながら、目で見た色を模索することに。

子供も、この美しさに驚いていた。
映画もたいそう楽しかったが。

日本に近づく頃、ようやく日が暮れた。
宵の明星が美しく輝く。
どんな雲よりも上空を飛ぶので、頭上は快晴だ。

成田到着後、帰宅する際に選ばれたのはJR成田エクスプレス。
最新鋭E259系に変わり初めての乗車。
発車は新スカイライナーとまったく同時。
ただ、トンネルを出るまでに圧倒的な加速差でスカイライナーに置いていかれた。

初代成田エクスプレスは奇抜なデザインと、欧州製の座席などに目新しさがあったものの、
座席の配列が集団見合い式で、指定を誤ると、景色が後ろ向きになるため、
とても気持ちが悪かった。
また、高速運転時の微振動がかなり気になったものだ。
窓際に物を置くとカタカタうるさかったのだ。
今回の259系は、乗り心地ははるかに改善されたし、内装もモダンで新鮮だ。
スカイライナーに比べて、車幅が15センチ広いことによる余裕度があるはずだが、
実は座席が大きく、シートバックも高いので、スカイライナーの方が
開放感がある。
座席は259系の方が厚みもあり豪華なのだが、スカイライナーの薄っぺらいシートは
実は座り心地が良かったりもする。

車両の魅力やスピード、運賃はスカイライナーに軍配が上がるのだが、
E259系もJRの中では最も快適な電車だろう。
ただし、私は259を文字って、「ジゴク系」と勝手に呼んでいる。
いや、決して乗り味は地獄ではないので念のため。
品川駅で乗り換え。
やはり夜の帰りの場合は、気分的には自宅に近い品川下車は楽だ。
乗換えが日暮里だと気分的には疲れが増すように感じるものだ。
往きは京成スカイライナー、復路はJR N'EXと決めることにしよう。
ということで、オーストラリア旅行はこれにて終了。
少し別の日記で休憩後、豪州家族撮影編をやる予定。
SONY α900、タムロンA09