SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

OPELは我が国では希少である。

2013-10-14 | 
OPELほど不遇で過小評価のメーカーも無いものだ。
我が家はOPEL ZAFIRAに乗っている。
3列シートのミニバンで、欧州では大ヒットした車だ。
初代だけでも140万台も売れている。
しかし日本ではベンツ、BMW、VW・AUDIのブランド力は絶大だ。
ベンツ、VW、AUDIは主にヤナセが長い期間、販売してきた。
OPELは東邦モーターズが細々と売ってきたブランドだ。
1993年にVW・AUDIと喧嘩別れしたヤナセがOPELを売り始めて、ようやく日本でも
ブランドが浸透し始めた。
1996年にはヤナセは3万8339台ものOPELを売った。
これはすごい。やはり大々的に売れば売れるということだ。
オメガ、ベクトラ、アストラ、ヴィータが売れた頃だ。
ところがその後、日本ゼネラルモータースが設立されて輸入権も持っていった。
そして直営ディーラー網「GMオートワールド」を設立した。
これがきかっけになって、OPELは急激に売れなくなった。
販売会社が本気で売れなければ車は売れないのだ。
簗瀬次郎の有名なセリフが残っている。
「ヤナセはフォルクスワーゲンのブランドを我が国で浸透させてきた。OPELは
その神話に勝てなかった。自分で自分の首を絞めたようなものだ。」
その後、GMの破たんもあり、GMグループのOPELはますます不遇の身。
売却先が決まってから、いきなりGMが阻止した事件も記憶に新しいが、
今もGMグループの欧州ブランドとして続いている。
2006年にOPELの正規輸入が無くなってから時間がたち、我が国で残存するOPELはどんどん減ってきた。
なかなか見かけることができない。
街で撮ったOPELの写真を掲載。
我が国ではもはや大変珍しいOPEL車だ。















古いアストラ。









右側はザフィーラと同じスバルのトラヴィック。
ザフィーラよりずっと安かった。
我が家のザフィーラの修理はヤナセだが、部品はスバルから取り寄せられる。










これはよく売れた。
なにせ150万円からのドイツ車だったのだ。









よくできた車なんだけど・・・









140万台の大ヒット作なのにわが国ではちっとも売れなかったな。











小さいから停めやすい。










ワゴンがカッコいいアストラやベクトラ。
デザインはうまいんだが、伝説が無い。









古い街並みにも似合う。




















これはトラヴィックからの改造だな。
ちょっとヤンキーだけど、かっこいい。










壊れてるわけじゃなくて、ボンネットを開けてる。











OPELのパワステオイル。
当然、GMブランド。
だからサーブやキャデラックとも共用。
結構オシャレなパッケージ。










我が家のザフィーラ。

横のベンツは古くてもやはり素敵。
さすが、自動車を初めて作った会社だ。
































最新のOPELはカッコいいのだが、日本では紹介さえされない。
本屋でも見れない。
まあ、ネットでは見れるんだが。






α900、NEX-5、NEX-6



コメント (4)
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