SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

JR相模線全線乗車記録02(相模線に乗って。)

2015-10-09 | 鉄道・バス

以前からJR相模線全線に乗車してみたいと思っていた。
それは1991年に電化される前のキハ35系などの時代からだ。
葬儀があって、海老名から一駅乗ったとか、厚木からちょっと乗ったとか、そんな記憶しかない。
そもそもなんで茅ヶ崎から橋本を結ぶなどと敷設の理由を知らなければ中途半端すぎて
住民でも無ければ乗らないだろうし、第二次大戦までは相模鉄道だったなんて、
とっくに忘れられている。
実は相模川の砂利を採取するために、相模川の東側に沿って敷かれた貨物鉄道だったのだ。
海老名や厚木では、現在も大活躍中の相模鉄道に接続している。
河原までの支線もあって、近年まで西寒川の支線があったぐらいだ。
寒川神社の参拝用の鉄道ではなく、あくまで砂利採取の鉄道だ。
東武だって西武だって東急だって、そんな砂利採取用の路線を持っていた。
二子玉川から砧本村の路面電車だって、多摩川の砂利を採取するために敷かれたのだ。
1964年だったかに河川からの砂利採取禁止になって、旅客用に切り替えたのだった。



















相模線はなかなか特徴的な路線風景だった。
まず、数多くの道路が直角方向に上を跨いでいくこと。
大袈裟に言えば、その数が多いので、暗いほど。

次に非電化時代の名残がプンプンしていて、線路が街道沿いの家や工場の裏手を走っていること。
表側が道路で裏側が鉄道という感じ。
家の裏側を進む感じが、なんだかキハ35などに乗ってる風情で、実に素敵なのだ。









交換できる駅は多く、貨物線の名残もたくさんある。
写真は社家駅で、道路は東名高速だ。
相模線はこういう風に道路が頭上を跨いでいる箇所がすごく多いのだ。









社家-厚木間のディーゼルっぽい線路敷。
たまらない。










もうじき厚木。










厚木駅はいろいろ変遷がある。
使われていない線路も多い。
小野田セメントの専用線もあったし、小田急との接続線もあった。
今でも相鉄とはつながっているし、ある意味魔界。










厚木駅。
小田急と接続、相鉄の車両置き場も隣接していて、線路も接続している。
そもそもJR相模線は相鉄(神中鐵道)が作った路線だ。
写真のように左が新しいホームで右側は使われていない旧ホーム。

そして、ちょっとだけ有名な話だが、厚木駅は厚木市にはなく海老名市に存在する駅。
本当の厚木市にある駅は「本厚木」。
JRや小田急に対して、海老名市も何回か駅名変更をお願いしたが、お金がかかるということで、そのままだ。

小田急電鉄は駅名標に「神奈川県海老名市」と2012年2月から書いている。









相模線の厚木駅の隣は相鉄の車両置き場。
使わなくなった車両などが留置されている興味深い場所。










使われない赤い相鉄。










いやあ、すごいなあ。
魅惑的。











さて、今度は相模線の海老名駅に向かう。
右側の線路は相鉄厚木線。










海老名駅では5分ほど停車する。
運転手もホームに降りる。
車掌も女性。

海老名駅周辺は再開発著しく、相模線と小田急を繋ぐ歩道橋も新しくなるべく工事中。









入谷駅。
ここはかなりローカルな風情。
お客が1名!

相模線唯一の完全無人駅であり、券売機も無い。
乗降客は一日2000名ぐらい。
駅からもっとも近い家屋でも100m以上離れているそうだ。
都会から近い秘境駅という感じだ。









相武台下駅にて。
ここですれ違い。


相模川へ向かう砂利運搬用の専用線の跡が残っている。
いつか相模川までの専用線の跡を散策してみたい。





(つづく)









SONY NEX-6、SONY E 55-210mm F4.5-6.3 OSS 、16-50mm F/3.5-5.6/PZ OSS




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JR相模線全線乗車記録01(通院の日)

2015-10-09 | 鉄道・バス
先日、通院の日があり、休暇をもらった。
待ち時間を入れて何時間かかるか不明なので休まざるを得ない。
しかし、時代なのかだんだん診察まで待たないようになってきたと思う。
システム化が進んでいるのだ。




5年近く前からいつも見ているガレージ。
最近は、どうやって地上に下ろしてるのか想像できないような感じになっている。
あまり乗らないんだろうか?









病院までの途中にある完全なる木造の家。
最近はどこかにアルミサッシが使われていたり、ハイブリッドになっている木造住宅も増えたが、
この家は木造100%に近いので貴重に思う。










病院は恐竜の背中の上のような高台にあるが、両側は急坂で下っている。
そのせいで、景色がよろしい。









とりあえず蒲田駅まで池上線で行く。
京浜東北線の蒲田駅のホームは折り返しホームが風情を感じる。
しかし233系は車輛限界いっぱいだから、当たりそうにさえ見える。










蒲田駅にて。
251系「スーパービュー踊り子」。























横浜駅で東海道線に乗り換える。
JRのホームからは、京急のカーブがよく見えて楽しい。










旧東横線高架跡はいつか遊歩道になると聞くが・・・





















ちょうどやってきた快速アクティーに乗る。
最初は小田原まで行き、伊豆箱根鉄道大雄山線に乗ろうかなんて考えている。

もう残り少なくなってしまった相鉄の赤い7000系。
珍しいので車内から撮っておく。











時間が遅くなりつつあった。
小田原から大雄山線に乗っていたら帰宅が夜になりそうだ。
女房が遅くなる日で、子供の夕食は私が考えなくてはならない日だったので、急遽、茅ヶ崎から相模線に乗ることにした。
快速アクティーを降りて、数分で出発する接続している相模線に急ぐ。










205系500番台だ。
4両編成は短いと感じるが、さっき乗って来た東急池上線は本数は多いものの3両編成だ。










運転手も車掌も女性の列車だった。
珍しいことだ。
女性に命も時間もすべて預ける時代だ。









茅ヶ崎を出る際に狙うべきは、留置されている215系オール2階建て列車だ。
湘南新宿ライナーがE233系に統一されてから定期列車の運用からはずれ、通勤ライナーにしか使われなくなった。
週末は運用が無い状態。
華々しいデビューから意外に早く、暇になってしまったのだ。
2ドアで遅延が発生すること、全編成2階建てだとバリアフリーでない部分が多いということもあろうか。
10両編成だが、両端の2輌づつ4両が電動車で、真ん中の6両が付随車というJRにとっても珍しい編成になっている。
両端が電動車だと踏切事故などの時に損失が大きいと考えるのがJRだ。
(私鉄は違う場合が多いのだ。)

国府津所属だが、いつも茅ヶ崎にも居る。





(つづく)














SONY NEX-6、SONY E 55-210mm F4.5-6.3 OSS 、16-50mm F/3.5-5.6/PZ OSS




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