おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

小粟田の里

2006-10-20 20:14:57 | Weblog
店の横の崖の上に柿木がある。
この前までカキに色がついてアー秋の色だなーと時々思っていた。
今日見たら柿の葉も色付き始め、叉周りの峰も紅葉が始まった。
ちょうど一週間前ぐらいから家族が病気に掛かり、父の面倒を母や妻がやっていてくれたが出来なくなった上に娘まで調子を崩した。
夜中に何回か呼び出され何とか今日までやってきた。
ケースワーカーの広井さんに助けられて、父を小粟田の里で面倒を見てもらい、手続きに行ってきた。
家族が良くなるまでまだしばらく預かってもらう事にしたが、父の顔を見たり言い訳に行った。
二階の二人連れの薄くらい部屋にいた。
婆ちゃんが良くなるまで27日まで辛抱してと頼むとあーあーとか細い声で答えたので大丈夫かと聞くと、大丈夫だこてやと答えた。
妻が泰亮から電話が有り、爺ちゃん頑張れと言っていたよと言うと、爺ちゃん子の孫の伝言に目に光が戻ってきたような気がした。
店が無ければ自分で介護ぐらいできるのにと思ってみたが到底無理の話だ。
周りには木の葉が色付き窓辺には車椅子に乗った老人達が遠くにいる家族のことを思っているのか悲しくあきらめきれないような眼差しで雨に打たれている梢をぼんやり眺めていた。
早く迎えに行ってやらなければと思い、そしてやがて自分も来るのだなと心に呟いた。
土砂降りの雨の中一筋の雷光が垂直に目の前に光った。
この4・5日周りを見る余裕が無かった。
昼定食は生姜焼肉。
小西さんが店番に出たのでかなり出た。
儲けが無いからあまり勧めないように頼んだ。
茸の天ぷらや、茸汁、そして蕎麦も出た。
予約が3つ。
一つはお昼の施設のお年寄り達で、夜は飲む会だった。
小千谷の人達はイロリの場所で大喜び、家族で期待と言われたけど4人じゃ送迎できないと断わった。
小千谷までガソリン代だけで往復すると1350円ぐらい掛かる、でもこなければ車のローンが払えない。
雨が上がり虫の音も聞こえ始め、良く寝て、出来ればだが、明日はお祝いが有るので頑張るぞー。

コメント
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