おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

天上大風

2006-11-07 19:33:03 | Weblog
昨晩早く寝たら6時前に目が覚めてしまった。
誰もミッキーの散歩してくれる人がいないのでたまにはと思い出かけた。
本当に嬉しそうだった。
いつも妻が孫のように猫かわいがりしていたのだった。
娘を起こし店に行こうと思って台所を見てみたら夜のうち皿洗いを済ましておいてくれた。
そんなに初めから飛ばしすぎると後が大変になるかも。
今日は朝雨で一日中雨と覚悟していたが前線が過ぎたら青空が見えてきた。
その内に風が出てきて大荒れになってきた。
気温も下がったので昼定食はカツ煮にして、ソバは出ないと踏んでいた。
ところがこんなあれる日に来てくれたのは女性達と年寄り連合だった。
雨にも負けず風にも負けずの宮沢賢治の時代に近い人達は寒くてもザルそばを頼んでくれ、慌てて少なめに2回ほど大慌てで打った。
宴会も無いしみんな交代で休むけど自分の休みは無いから娘の調子を見て山に頭の中の澱んだ思いを捨てに行こうと思った。
娘に聞くと山は行かないし一人でいられると言うので大急ぎで掛けた。
熊の被害が後を絶たないので心細くミッキーを連れて行くことにし、ドッグフードを持って出かけた。
狙いはナメコトクリタケで、クリタケは今の時期には落ち葉に隠れている場合が多いのでミッキーに餌で釣って探させようと思ったのだ。
もしかしたら優秀な茸探査犬が誕生するかもと内心もう成功したような気になったり、自分のアイデアに酔っていた。
車を止めて山道を登り始めるとミッキーの嬉しそうな事。
けど強風が吹くと怖がって近くによってきたり獣の匂いに不安を感じているらしかった。
足が短いウイりッシュ・コーぎーでアナグマや狐獲りの犬だからちょっとした崖や犬の身丈ぐらいの草などは凄い障害で後を付いてくるのがやっとだった。
早く茸を採って訓練しょうと思ったがそういうときに限って中々見つからないものだった。
そのとき枯れ木にナメコの老菌が有った。
なめこをデジカメでとっていると何してるのかと覗きに来たのでなめこの匂いを嗅がせて、きのこだよミッキーと言った。
何回か教えて最後に見つけたら餌をやるといってドッグフードをやった。
テレビで見る犬の訓練士みたいに。少し歩くとクリタケが出ていたので思わずきのこといったら、前を歩いていたミッキーが駆け寄りきのこの上を走り回ってしまった。
犬の爪は硬いしきのこは柔らかいのでぼろぼろになってしまった。
何回か同じような事をやっていたが諦めて次の秘策を考えようと思った。
頂上に近づくにつれ風が強まり、杉の木などは鞭のようにうねって裂けた枝が飛んできたりし、ヘルメットを持ってくるべきだと後悔した。
小さな次のなめこが見つかったり天上の大風の音を聞いたりして頭の掃除が少しなったようなので帰り道を急いだ。
ミッキーはあまりの怖さで行く時はころころしたウンこだったのに、帰りは美痴愚祖であった。
店に帰ったら旗や看板がなくなっていた。
大風で皆折れたり飛んでしまったのだ。
その後娘と妻に会いに病院に向い始めると丁度雲が取れた越後三山にかすかな初雪が暮れる山肌に薄っすらが見えた。
気持ちが落ち込んでいなければ初雪酒など言ってまた飲んだ暮れるのに。
コメント
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