大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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☆(  しづめばこ P574 )                          

霧の狐道17

2008-02-22 19:58:02 | E,霧の狐道
用務員さんは俺に言った。

「 おまえ、山下先生のクラスだろ。」
「 そうだけど・・・。」
「 山下先生だったらな。」
「 うん?」
「 ワシが、“あそこに可愛いバニーガールがいるぞ!”って言ったら、
 “どれどれ、ドヒャ~、ホントにいる・・・、なんてこと、ある訳無い
 やろ~!!”って乗り突っ込みで返って来るのに・・・・。
 おまえ、修行が足らんな!」
「 へぇ~。
 山下先生って、そんな芸が出来るの。」
「 ああ、今度、素人演芸会に二人で漫才することになってるんだ。」
「 ええっ、山下先生が・・・・。
 そんな人とは思ってなかった。」
「 ふ~ん、まあ、普段は真面目くさった顔をしてるからな。」

“ キンコンカンコ~ン~・・・。”

「 あ、掃除終了の鐘が鳴ってる!」
「 ショートホームルームだろ。」
「 じゃ、行くよ。」
「 ニンジンは、ウサギ小屋のウサギに遣っておくからな。」
「 うん、一日置いていても出て来なかったから・・・。」

俺は、ショートホームルームに急いだ。


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