日々の恐怖 4月6日 ドッペルゲンガー(1)
ドッペルゲンガーの正体についてこんな話がある。
誰でも真っ暗な中でも見えなくても、自分の手足が今どこにあるかは把握出来る。
ドッペルゲンガーに会ったと言った後に亡くなった人達を解剖すると、脳に腫瘍が出来ている。
つまり、自分の体の位置を把握する機能を司る部分にそれがある。
まず脳の体の位置把握を司る部分に腫瘍が出来る。
そして自分の体の位置把握能力に障害が起きる。
それが原因で自分の実在する位置とは異なる場所に自分がいると感じる。
これが自分以外に自分が存在する自分のドッペルゲンガーと会った体験の正体だ。
そして脳の機能に障害を及ぼす程に大きくなった腫瘍が原因で死に至る。
これが、自分のドッペルゲンガーに会ってしまうと死ぬ現象の正体だ。
これがどこまで検証された説なのかはわからない。
これに近い話がある。
うちの従兄は脳に腫瘍があって今まで二度手術をしている。
最初は、車の運転中に居眠り運転で自損事故を起こした。
その前から仕事中に居眠りをすることもあり、疲れがたまった居眠り運転と処理されたんだが、二度目に同じ事故を起こして運びこまれた病院で、二度はおかしいということで検査をして腫瘍が発覚した。
ただ、場所が悪くて完全に取りきるのは難しく再発の可能性が高い、と言われた。
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