大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の恐怖 4月8日 足

2017-04-08 18:23:05 | B,日々の恐怖




  日々の恐怖 4月8日 足




 去年の冬の夜、コンビニにタバコ買いに行ったら、誰も入ってきてないのに来店のチャイムが鳴った。
ふと見ると半透明の足だけが扉を開けず、すり抜けてトコトコと歩いてきて、ホットドリンクの棚の前でスッと消えた。
 店員さんに、

「 い、今の見た?」

って聞いたら、

「 久しぶりですわ、お客さんラッキーですよ。」

って返事があった。

「 なんか幸運なことでも起きるのですか?」

と聞いたら、

「 いえ、いつもは入ってこないんですよ。
店の前を通り過ぎるだけなんです。」

とのことだった。
 何がラッキーなんだ?
ビビりな俺は、あの足が家までついてくるんじゃないかと、何度も振り返りながら帰った。
場所は京都のサークルKです。











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