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日々の出来事 11月28日 鹿鳴館

2018-11-28 07:55:54 | A,日々の出来事_






 日々の出来事 11月28日 鹿鳴館






 今日は、鹿鳴館が開館した日です。(1883年11月28日)
鹿鳴館はイギリス人のジョサイア・コンドルによって設計された建物で、迎賓館を持っていなかった明治政府が慌てて建てた社交場です。
建物は、煉瓦造2階建ての洋風建築で、1階は大食堂、談話室、書籍室、2階は100坪ほどの広さの舞踏室で、建物内にはバーやビリヤードも設備されていました。
 明治政府は、遣欧使節や遣米使節の報告にあった外国の技術水準の高さに圧倒され、植民地化されることに恐れ、急速に西洋文化を取り入れることに躍起になりました。
 そして、外務卿の井上馨が迎賓館建設の計画を推進し、1883年11月28日、鹿鳴館が開館します。
鹿鳴館では、日々、舞踏会や婦人慈善会が開かれ世間の注目を集めていました。
ダンスはアメリカ留学から帰国した山川捨松、津田梅子や農学校のドイツ人講師ヤンセンらが指導し、背中の開いたドレスを着た貴婦人たちがお灸の痕を物ともせず活躍しておりました。
 この頃、横浜には早くもテイラー、写真館、西洋家具を作る職人も開業し、一気に西洋文化が花開きます。
その後、この極端な欧化主義に批判が高まり、中心となった井上馨が外務卿を辞職し鹿鳴館時代は終了します。
そして、鹿鳴館は民間に払い下げられ、華族会館を経て1941年に取り壊されました。


ちょっと、この時代の鹿鳴館に行ってみたい気がします・・・。







   タイムマシンにお願い(サディスティックミカバンド)




ヽ( ・∀・)ノ  さぁ不思議な夢と遠い昔が好きなら
       さぁ、そのスイッチを遠い昔に回せば♪
       ジュラ紀の世界が拡がり
       はるかな化石の時代よ♪
       アンモナイトはお昼ね
       ティラノザウルスお散歩、アハハ~ン♪ ヽ(´∀`)ノ

♪(´∀`)ノ゙ さぁ、無邪気な夢のはずむ素敵な時代へ~
       あぁ、タップダンスと恋とシネマの明け暮れ~♪
       きらめく黄金時代は ミンクをまとった娘が
       ボギーのソフトにいかれてデュセンバーグを夢見る~、
       アハハ~ン♪ ヽ(´∀`)ノ

♪(´∀`)ノ゙ 好きな時代に行けるわ
       時間の螺旋をひと飛び♪
       タイムマシンに~お願い~~!♪ ヽ(´∀`)ノ

♪(´∀`)ノ゙ さぁ、何かが変わる、そんな時代が好きなら
       さぁ、そのスイッチを少し昔に回せば~♪
       鹿鳴館では夜ごとの~ワルツのテンポに今宵も~
       ポンパドールが花咲き、シルクハットが揺れるわ、
       アハハ~ン♪ ヽ(´∀`)ノ

♪(´∀`)ノ゙ 好きな時代に行けるわ~
       時間の螺旋をひと飛び♪
       タイムマシンにお願い~~!! ♪ ヽ(´∀`)ノ


 ♪ ∧_∧  
   (´・ω・`) ))  ♪
 (( ( つ ヽ、  ♪
   〉 とノ ) ))
  (__ノ^(_)

     ∧,_∧  ♪
  (( (    )
♪   /    ) )) ♪
 (( (  (  〈
    (_)^ヽ__)  ♪












  鹿鳴館
















☆今日の壺々話













消したい過去



 小学生の頃からオカマだったんだけど、当時の尊敬する人が美川憲一だったこと。
クレパスで目の周りを紫に塗ったり、同じような髪型にしたり、食事する時は、ちょびちょび食べるのが女のマナーみたいに思ってたし、みんなの会でさそり座の女を熱唱したりしてた。
いじめられても、「良い女ほど嫉妬されるもの」とか思ってたし。
 親も必死こいてやめさせようとしたけど、「世間は私みたいなのを理解しようとしない」 て言ったら、母親が遂にキレて暴力振るわれるようになった。
「逆境こそが自分を強くする」って思い、自己陶酔に浸りさらに歪んだ幼少期を過ごしたわ。
中3までそれが続いて、そんなオカマ取りたくないからか高校受験の面接で落ちまくったのよ。
 教師に真剣に説得されて、やめる決意をしやったことが月曜の朝礼で壇上に上がり、「あたしは今日から普通の男になります。今まで応援ありがとね。あたしの最後の歌聞いてください。」て言ったら、「死ね」だの「気持ち悪い」だのブーイングの嵐。
 一応高校受かっておとなしくしてたけど、タイムマシンがあるなら過去に戻って自分を殺したいわ。














タイムマシンの作り方



①十兆度の高温状態を作る。

②高温の塊を圧縮、さらに過熱する。すると微小ワームホールができる。

③できた微小ワームホールを拡大する。

④ワームホールの出口と入口の間に時間差をつくる。

 → そこに飛び込む。

















タイムマシンで18歳の時に戻れるなら乗る?





教「 お前どうすんの?」
僕「 うーん。」
教「 想像してみ?
フリーターでなんとなく生きて、40くらいになって人生振り返って後悔したとする。
タイムマシン完成しました。
18に戻ってやり直せます。
乗る?」
僕「 乗る!」
教「 はい戻ってきた、って考えるとやる気出ない?」
僕「 お、おう・・・。」

















     舞踏会




シンデレラ「舞踏会、私も連れてってくらさい。」
継母「シンデレラは逝かなくってもヨシ!」
姉1「つーか厨のくせに生意気すぎ。」
姉2「シンデレラは掃除でもしておけとマジレスしてみるテスト。」

シンデレラ「うぇぇぇぇん…・゚・(ノД`)・゚・舞踏会キボン……。」
魔法使い「連れてってあげてもいいと思われ、まずは鼠とカボチャを用意汁!」
シンデレラ「魔法使いさんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!」
魔法使い「よーし、それじゃあ魔法をかけちゃうぞー!
       さいたまさいたまさいたまさいたま!!」
シンデレラ「馬車キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
         御者キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
           ドレスキタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!」
魔法使い「それで舞踏会に逝けばヨシ。
       でも12時過ぎたら魔法がアボンするから気をつけて。」
















早朝のシンデレラ




 今年の6月。京王線、朝のラッシュ時。
渋谷駅行きの電車、前寄り車両(押し込み半端無い)に、下北沢から乗り込む際に靴をかたっぽ落とした。
ホームと線路の間。
スーツに合わせたバックストラップのミュールみたいなやつ。
たまたまその日、時間がギリギリで、会社への恐怖心等から冷静な判断が出来ず、“戻ったら間に合わない!!”という理由で電車に乗り込んでしまった。
 電車は発車し、扉にもたれながら“靴が無いと、電車降りてから歩けない”と気付き、何故か隣の人に意見を求めてしまった。(眼鏡をかけ太っているお兄さんです。)
その時は、羞恥心からくるカミングアウト欲求とかだったのかもしれないが、今思えばたぶん狂いかけていた。(当時会社が辛くて辛くて半泣きで通っていた。)

私「 あのう、すみません。」
男「 はい。」
私「 私、下北沢で靴を落としちゃったのです、どう思いますか?」
男「 え?」(私の足下確認)

ここで、私は何故か笑いが止まらなくなってしまった!

私「 ふひひひひひ!どうしよう。
 これは渋谷まで止まりませんよね。
 どうしよう、遅刻しちゃうっ、フヒフヒ!!
 私、新人だから遅刻は絶対ダメなのに、あははは!」
男「っぶ!
 とっ、取り敢えず、しし渋谷まで行って。
 戻って、駅員さんに言うとか…。
 っぷ。」

男性は笑いを堪えていた。

私「 そうですよね、そうします。
 ありがとうございました。
 すみませんでした。
 っグ!」

 その後も私は笑いが止まらなくなり、堪えられずに困ってしまい、どうでもよくなりついには開き直って声を上げて笑ってしまった。
静まり返った満員電車で「アハハハハ、ウグッグッグッグ…うっふふふふふ」って。
 そのうち、後ろの方からも「ウグッ!」「ングググ」「っひっ!」「クスクス」とか聞こえてきた。
ああ、私、危ない人と思われてんだろうなあって、余計おかしかった。
昔、めちゃイケに「笑う男」ってあったけど、ああいう感じ。


で、どうやって会社行ったん???ワロタ


 叩かれるのも覚悟で書いたので、笑ってくれてありがとうございます。
渋谷駅で降り、先ずホームで会社に連絡をし、事情説明して遅れる旨を伝えました。
とりあえず、ホームの椅子で2分くらい放心し、靴を脱いで、ペタペタとホームを歩いて駅員さんを探しました。
 念の為、靴の落とし物について連絡が無かったか聞いたところ、無いとのことで、下北沢まで戻りました。
そこで、駅係員の方に事情説明したところ、「この電車が行ったらすぐに探します!」。
電車発車後、係員の方数名が線路を覗き込む様子を見てホームのお客「ざわ…ざわ…」。
裸足の私は、恥ずかしさと申し訳なさで直視できず、ホームの柱の影に隠れてチラチラ見ていました。
 結局、ホームと線路の間に落ちていたのがすぐ見つかり、靴を渡していただき、謝ってお礼を言ってそれを履いて出勤しました。
電車の遅れ発生等も一瞬想像し、青ざめましたがもちろん無し。
靴は大切だと思いました。



















お話 “タイムマシン”




大学2年生の頃、
私たちは親友であり、
一人の女性をめぐりライバル関係にあった。
私たちは直接そのことには触れなかったが、
お互いを意識はしていたと思う。
熾烈な争いの結果、彼女の心を射止めたのは私だった。
私の人生の絶頂期だ。

しかし、それは長く続かなかった。
彼女とのドライブ中、私は事故を起こし、
彼女は死に、私はおめおめと生き残った。

始めの一週間は自失状態だった。
次の一週間は正気を取り戻した分、
悲しみが波のように押し寄せ私は泣いた。
そして一ヵ月した頃、
あいつはやってきたのだ。
あいつは非常に馬鹿げた提案を私にした。
私はその提案に乗った。
私とあいつは就職活動をせず大学に残った。

そして約7年の歳月が流れたころ、
私たちは遂にやり遂げた。
タイムマシンを作ったのだ。
しかし、エネルギーの関係から一回しか作動させることができない。
どの時代に行くかは問題ではなかった。
問題は誰が行くかだった。

あいつは彼女のことを諦めきれなかったのだろうか?

「 いいか、何があっても絶対あきらめるな。
必ず彼女の事故をなかったことにするんだ!!
お前にはその義務と責任があるんだからな!!」

私は、なぜあの時「わかった」と言ってしまったのだろう。
あいつはタイムマシンの中に私を押し込めた。
時間遡行中は振動が予測されるため体中を拘束具で固定する。
舌を切らないよう頸椎から顎にかけて固定をした後、
あいつは私にリモコンを渡した。
拘束具の解除を行うものだ。
そして、何らかの事態に備えるため生命維持装置を作動させると、
ふたを閉め、完全な密封状態とし、
いよいよマシンを作動させた。



私は二つの間違いに気づいた。
二つとも単純なことだ。

一つは彼女を助けることはできないということだ。
もしこのタイムマシンで彼女を助けたとしよう。
しかし、そもそもこのタイムマシンは彼女の死から始まっている。
彼女が死ななければタイムマシンは作られないし、
タイムマシンがなければ彼女は助けられない。
パラドクスだ。

そしてもう一つは、
タイムマシンそのもののことだ。
私たちのは理論は完璧だった。
遡行は成功し7年前にたどり着いたはずだ、それは間違いがない。
しかし場所は?

私は今、宇宙空間の中を漂っている。
7年間で地球の位置はどれだけずれるのだろう?
考えてみれば地球は自転をしているし、公転もしている。
そして太陽系そのものも移動しているのだ。
7年間ここで待てば地球がやってくるのだろうか?
それもありえない、
このタイムマシンは遡行直前の運動状態を保持している。
私はほぼ地球の自転の速度で等速直線運動をしていて、
すでに元の場所にはいない。


あいつはこうなることを知っていたのだろうか?
私はどうもそのような気がしてならない。
あいつから見れば、
私は彼女を奪い、彼女を殺し、
永遠に手が届かないところに連れ去った。
つまりこれはあいつの復讐なのだ。

もうどれぐらいの時間がたったのだろうか。
時間感覚がすでに麻痺している。
何日か、何週間か、それとも何年か?

漂う中、身動き一つできない私の手には、
作動しないリモコンが握られている。


















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11月27日(火)のつぶやき

2018-11-28 07:55:33 | _HOMEページ_




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