日々の恐怖 12月9日 マンション管理(7)
悪臭で両親の手前、失礼だがえずいてしまうほどでした。
玄関は真っ暗でゴミ袋らしき物が見える。
「 ○○さーん、居てますか~!管理会社です!!」
呼びかけたが返事なし。
両親も、
「 ○○お母さんやで!」
と必死に呼びかけてみたが返事なし。
かすかに室内からテレビの音だけ聞こえてきました。
両親に、
「 車にチェーンカッターあるんで、もって来て切断しますわ。」
と声をかけ車に向かう。
チェーンがようやく切れる。
両親に一応、
「 私が先に室内を見ます。」
と言い部屋に入る。
“ うぅ最悪や・・・、玄関ごみだらけ・・・・。”
室内は真暗でテレビが点いていました。
「 ○○さん、居ませんか~?」
と恐々室内を見ると、ベッドの毛布に包まり体育座りのAさん!
さすがに驚き、
「 うわぁぁぁ~~~~~!」
と声をあげてしまう。
大声で心配になり、両親も部屋に入って来た。
「 ○○、大丈夫か!しっかりしいや!!」
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