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日々の恐怖 12月12日 マンション管理(8)

2019-12-12 08:00:00 | B,日々の恐怖



 日々の恐怖 12月12日 マンション管理(8)



 両親の問いかけにも、無気力にうなだれてるだけでした。
髪と髭が伸び、数ヶ月前の青年とは明らかに違っていました。
 とりあえず、暗いので電気を点けようとスイッチを押してみましたが、電気は点かず。

“ テレビは点いていたのにおかしいな・・・?”

と、天井をみると黒いゴミ袋で覆われていました。
よくみると窓、ベランダ、全て黒のゴミ袋で覆われ、目張りまでしていました。
まさに異常です。
 とりあえず救急車を呼び、天井のゴミ袋をはずしてみると、シーリングライトは外され、その横にポッカリ穴が開けられていました。
ようやく救急車が到着し、両親は泣きながら一緒に病院に向かいました。
 数日後、母親が会社に来て、Aさんは田舎で療養するので解約しますと告げられました。
Aさんが心配でしたが、流石に容態やいきさつは聞けませんでした。
 Aさんの退去後約2年近く絶ちますが、現在はあかずの間で入居者募集はとりあえずしてません。
401号を詳しく調べてみたいのですが、変な噂になると困るので調べていません。
事実、4階の住人に、

「 401に入ると祟られる。」

と噂になっていました。
 管理会社は、警察・知り合い・保証人より先に部屋に突入・事後処理するので色々辛いです。
ただ、ある意味貴重な体験は出来ます。
 書き忘れましたが、以前401号をデジカメで撮影した画像に、まったく撮った記憶がない天井付近の画像がありました。









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