日々の出来事 11月23日 風船おじさん
今日は、風船おじさんが大空に旅立った日です。(1992年11月23日)
1992年11月23日、“風船おじさん”こと鈴木嘉和が、琵琶湖湖畔から檜の風呂桶ゴンドラにヘリウムガスを注入した風船26個を付け、アメリカネバダ州のサンド・マウンテンへ向けて飛び立ちました。
このゴンドラは“ファンタジー号”と名付けられ、風船おじさんは“アメリカに行ってきます”と元気に言い残し出発しました。
しかし、翌日は携帯電話で連絡が取れたものの、2日後はSOS信号が発信され、海上保安庁の捜索機が探したところ、アメリカではなく、何故か宮城県金華山沖の東約800km海上を飛行しており、風船おじさんは元気に手を振りSOS信号を停止しました。
その後、捜索機は3時間ほど追跡しましたが、大丈夫と言うことで帰還します。
そして、それ以後、消息不明です。
風船おじさんが、何故アメリカのサンド・マウンテンに向かったかと言うと、この山は“鳴き砂”の山として知られていましたが、環境破壊で砂が鳴かなくなったのです。
このことに対して、鳴き砂の保護をアメリカに訴えるために風船飛行を決行しました。
ファンタジー号
あなたが空を飛ぶための風船の個数
一般的な直径28cmぐらいの風船にヘリウムを入れて、浮力が一個13gで計算すると、空を飛ぶための風船の個数は、決めることができます。
体重と風船の個数
□kg-□個
1-77 21-1615 41-3154 61-4692 81-6231
2-154 22-1692 42-3231 62-4769 82-6308
3-231 23-1769 43-3308 63-4846 83-6385
4-308 24-1846 44-3385 64-4923 84-6462
5-385 25-1923 45-3462 65-5000 85-6538
6-462 26-2000 46-3538 66-5077 86-6615
7-538 27-2077 47-3615 67-5154 87-6692
8-615 28-2154 48-3692 68-5231 88-6769
9-692 29-2231 49-3769 69-5308 89-6846
10-769 30-2308 50-3846 70-5385 90-6923
11-846 31-2385 51-3923 71-5462 91-7000
12-923 32-2462 52-4000 72-5538 92-7077
13-1000 33-2538 53-4077 73-5615 93-7154
14-1077 34-2615 54-4154 74-5692 94-7231
15-1154 35-2692 55-4231 75-5769 95-7308
16-1231 36-2769 56-4308 76-5846 96-7385
17-1308 37-2846 57-4385 77-5923 97-7462
18-1385 38-2923 58-4462 78-6000 98-7538
19-1462 39-3000 59-4538 79-6077 99-7615
20-1538 40-3077 60-4615 80-6154 100-7692
☆ 大空は、あなたのものです!!
☆今日の壺々話
世間で流れている風船おじさんの噂話
・風船オジサンには多額の借金があって、出発前には連日ヤクザ風の借金取りが自宅に来ていた。
・風船旅行は借金から逃れる為の事実上の自殺だった。万が一成功してアメリカに着いたら世界中から取材が殺到するから、その出演料で借金を返済するつもりだった。
・複数回の離婚歴があり、風船旅行の直前にかなり歳の離れた若い女性と再婚し、多額の生命保険がかけられていた。だが、行方不明で死亡の確認がとれない為に未だに保険金は支払われていない。
・計算上はジェット気流の吹く高度まで上がれる筈だったが、出発直前にフ〇テレビが多額の取材費と引き換えに撮影機材を積ませた為に、その重さでジェット気流の高度まで上がれなかった。
風船
今日スーパーに買い物に行ったら駐輪場で、自転車につけた風船を外そうと頑張っている親子がいた。
最初は、「あ~、つけたら外れなくなっちゃったのかな。」と思ったんだけど、そこに女子高校生?が登場。
「 あの~、私の自転車なんですけど~。」
風船ドロ発見!でした。
何をしていたかを悟った女子高校生は、母親を尻目に子供に向かい、「ボク風船欲しかったの?頂戴っていえるかな?」と優しく言い、子供も「ちょうだい。」、「(もらってから)ありがと~。」と。
そして逃げようとする母親に、「ちゃんとお礼が言えるいい子に、盗んだ物をあげるのはやめてあげてください。」と、ハッキリクッキリ言い切った。
すごいなぁ、女子高校生。
私は思ってても絶対言えない。
「 自転車に風船つけて走る女子高生!?、何者????」
ミッキーの風船
中学校の遠足でディズニーランドに行きました。
友人とミッキー型の風船を買って、帰りのバスに乗り込もうとしたら、
「 おまえら!何の為の遠足だと思ってるんだ!」
と怒られ、風船の空気を抜かれました。
行き先ディズニーランドで、一体何の為の遠足だったのか、いまだに解かりません。
黒い風船
駅前に飯食いに言ったら、子供が黒い風船膨らましてたんです。
よく路上パフォーマーとかが使ってる、細長いヤツ。
で、膨らませた細長い風船を股間に当てて、「パパの!パパの!」と連呼絶叫してました。
それやった瞬間、横にいた母親がナイスタイミングで、無言でスパーンって頭を週刊誌でひっぱたいてて、そしたらその子供がまるで怯むことなく、その細長黒風船をまた股間にあてて左右に振りながら、「色も!色も!」と連呼絶叫初めて、母親がまた無言でスパーンと・・・。
風船カツラ
何年か前、私はスキンヘッドに憧れていたが、女なので簡単に剃り上げるわけにも行かず悶々としていた。
ふと、小学校の頃、ちぎった新聞を水溶き糊にひたし、風船に貼って、張子を作ったのを思い出した。
これでカツラが作れるのではないか、と急にワクワクした私は、善は急げとばかりに文房具屋で糊と風船と半紙(新聞の後、半紙で表面を仕上げる)と絵具を買った。
鏡を見ながら頭と同じくらいの大きさまで風船を膨らまし、ちぎった新聞をペタリペタリと 風船に貼った。
一層目ではまだまだだった風船カツラが、層を重ねるごとに本格的になり、しっかりとして、ある程度の加工に耐えられるレベルになった頃、いよいよだな、と半紙を貼って仕上げに入った。
ここまでに半月かかった。
十分乾燥させ、頭の形を想定しながら張子をカットし、絵具で自分の肌の色を観察しな がら色を作り、最後にニスを塗ってテカテカにした。
完成品をかぶってみたら、多少いびつなでこぼこはあるものの、かなり本気くさいスキンヘッドが鏡の向こうからこちらを見ていた。
あんまりうれしくて、写真を何枚も撮り、カツラも捨てるのが惜しくて大事に取っておいた。
結婚して5年。
子供が忘れたはずのカツラをかぶっていた。
ぶかぶかだった。
慌てて自分の部屋へ行くと、夫がカツラの内部に保管していた写真を見て爆笑していた。
そのまま飛び出して3時間ほど近所の河原を放浪していたら、血相を変えた父親に発見され、家に連れ戻された。
玄関でくしゃくしゃな泣き顔の夫が「ごめん、本当にごめん。」と謝ってて、蒼白な顔の私の両親が「何があったかしらんが、とにかく話し合いなさい。」と言った。
カツラにまつわる過去の全てが恥ずかしくて飛び出したのに、さらに大事に発展してて 全ての事情を説明するのも、その場に存在するのも恥ずかしくて死にそうだった。
マンボウ型の風船
数年前、ヘリウムガスを入れた魚型の風船が流行っていた。
私はマンボウ型の風船を購入したが、特にそれで遊ぶ訳でなく、その辺に浮か
していた。
ある日、仕事から家に帰ってくると、母がこんな事を言った。
昼間、一階の居間にいたら階段をゆっくりと風船のマンボウが降りてきたのだ。
母がマンボウに「姉ちゃんは(私の事)は、まだ帰ってきてないよ」と言うと、マンボウはまたゆっくりと階段を上って行ったのだそうだ。
「 性根があるようだったよ!」(生きているようだった、という意味らしい。)
母は興奮気味に言ったが、風船に話しかけるあんたはいったいどうなんだ?
2階に上がると、マンボウは私の部屋で何事もなく浮いていた。
特に怪現象はなかった。
そして数日後、仕事から家に帰ってきた時、母が言った。
「 風船がおらんなったんよ。」
なんのこっちゃ?と思ったが、聞いてみると、こんな話だった。
母と姪が一階の居間にいた時、またマンボウがゆっくりと階段を下りてきた。
そして居間を横切り、増築したベランダへの階段をゆっくりと上っていき、そのまま飛んでいったのだ。
母と姪が追いかけたが間に合わなかった。
家にいた何かが、マンボウに乗って出て行ったのだろうか?
うちも、風船が夜中に階段を上がってきた時はびびったことがある。
エビって金魚鉢で飼える?
0知識の初心者だけどエビって金魚鉢で飼える?
他にもヒーターとかポンプとか大掛かりな装置要らなくて、掃除も要らないようなアクアリウム生物って何が居る?(水草以外で)
魚の世話すらまともに出来ないガキンチョは、生き物飼うのやめようね。
オモチャのエビでも入れとけ。
・・・え・・・…!?
メダカ、ドジョウ、アカヒレ。
ミナミヌマエビとメダカを数匹ずつ、マツモをどっさり入れれば無加温無ろ過でいけると思うけど、無ろ過は水槽内の状態をきちんと把握できる上級者向け。
せめて水草いれようぜ。
皆さんの意見で検討した結果、エンゼルフィッシュの風船を買って部屋に浮かべる事にしました。
ありがとうございまいた。
なっ・・・・・・・・、なんだコイツは!
風船
道でよく配っている風船。
ヘリウムが入った浮く奴から浮かない風船やら、近所の繁華街でやたら配っている。
4歳の息子を連れていると全く関係ない広告でも風船を差し出される。
息子は喜んでそれを受け取る。
しかしわたしは風船が大嫌い!
嫌いというよりも、怖い。
いつ割れるか、どこで割れるか、何したら割れるか。
もらった瞬間からびくびく。
あまりにびくつくからいっそこの手で割ってやろうかと思う程怖い。
しかも子供は風船を手でつかむ。
ゴム風船に食い込む細い指なんて見ると耳を塞がずにはいられない。
振り回し、鉄柵にぶち当たる様子を見るとどこかとんがった部分にひっかかりパーーンと割れるんじゃないかと直視出来ない。
風船配っているあのカブリ物した中の人が憎いっ!
渋々家に持ち込まれた風船は、リビングを浮遊する。
風船の上に座ろうとする息子を悲鳴で止め、ガンプラの尖った角で刺すまいとガンプラを隠す。
それほど怖い風船。
息子「ねーママ、これ切ってもいい?」
ハサミで紙を切っていた息子、もっと何か切りたくなっちゃったのか、チラシでも切ろうとしているのか?
と息子を見ると、風船をハサミで切ろうとしている息子。
冗談じゃなく逃げた。
息子「ねーー風船ハサミで切ってもいいー?」
た、確かにしぼんできているよ。でもまだ丸いよ!?
いいよいいよそんなに切りたきゃ切ればイイジャン!
切って驚けば良いじゃん!!
驚いて怖さを知れば良いじゃん!
息子は何事も無いかのように風船を切り刻んだ。
どうやら相当しぼんでいたらしく、
「 パーーン!」
なんて音も出さず風船は絶命した。
風船。
それは唯一息子が怖くないのに母が怖い物。
それを悟られてはヤバい。
今まで築いてきた地位が!地位が!
童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ