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日々の出来事 12月22日 リヒャルト・フォン・クラフトエビングの変態性慾心理

2018-12-22 10:10:49 | A,日々の出来事_






 日々の出来事 12月22日 リヒャルト・フォン・クラフトエビングの変態性慾心理






 今日は、リヒャルト・フォン・クラフトエビングが亡くなった日です。(1902年12月22日)
クラフトエビングは、ドイツおよびオーストリアの精神医学者で、性的倒錯の研究書として著名な『性的精神病理( Psychopathia Sexualis )』を1886年に公刊し、この著書の中で“サディズム”と言う用語を創案しました。
 また、クラフトエビングは、同時代の作家のレオポルト・フォン・ザッヘル・マゾッホの自伝的小説『毛皮を着たヴィーナス(Venus in Furs)』の中で美しい女性に鞭打たれ、その奴隷となって従属させられる欲望を述べているところから、マゾッホの名前をとって“マゾヒズム”という用語も造語しました。
 日本ではこの著書は明治時代に出版されましたが発禁扱いでした。
しかし、大正2年になって著書名『変態性慾心理』でようやく世の中に紹介され、大正デモクラシーの開放的な風潮の中で、変態性欲ブームに影響を与えています。
そして、“変態”の言葉が生まれたのは、この時からであるとみなされています。








リヒャルト・フォン・クラフトエビング















☆今日の壺々話









        千年変態




 アマテラスは引きこもり、紫式部は腐女子、清少納言はブログ女、紀貫之はネカマ、かぐや姫はツンデレ、聖武天皇は収集ヲタで正倉院はヲタ部屋、後白河法皇は最新流行の追っかけ、秀吉はコスプレじじぃ、狂言は第一次お笑いブーム、鎌倉末期は新興宗教ブーム、戦国の茶道は萌え喫茶ブーム。
 江戸期に入るとエロパロ二次創作がこれでもかってぐらい溢れかえっている。
事の良し悪しは置いといて、日本人は伝統的に変態遺伝子を受け継いでいるのは事実だ。
外国人から指摘されたとしても悪びれる必要はない。
堂々と千年変態だと答えればいい。















          変態





「 口には貼らないが、両手首にグルグル巻きにして、後でなかなかとれずに苦労したことはある。」

「 この変態がッ!」

「 お・・・、俺にも言ってください。」

「 このド変態がッ!」

「 もっとお母さんみたいに言ってくれ。」

「 ご飯できたよー。」














        イタ電




いたずら電話がかかってきて「ハァ、ハァ」とやりはじめたので、
散歩帰りでハァハァ言ってるうちの犬を電話口に出してやった。

しばらく両者でハァハァやっていたが、変態も何かおかしいと気づいたらしく
途中で切れた。














 危うく変態扱いされるとこだった





友達が来てもスッポンポンなんだけど、たまには玉くらい隠さねばと思い
手ぬぐいで擬似フンドシを作り、バイクのヘルメットかぶり
忘年会のビンゴ大会で当たったレイバンのサングラスかけて、蝶ネクタイしめて待機。
ピンポン鳴ったので何方か確認もせずドアを開けたら、わりと可愛いセールスの女性でした。

蝶ネクタイしてなかったら、完全に変態だった。















今日の出来事




 スクーターで渋滞の脇を縫って走行中の事。バス停に女子高生の二人組みがいた。
一人はバス停の看板の脚?土台?に腰を下ろして体操座りみたいな状態になってたんで、横を通り過ぎようとした時に水色のパンティがモロ見えだった。
思わずフルロックで停止する俺。
 3秒くらい直視したのちシールドを開けて、『パンツ見えてるよ』って行ったら、漫画みたいにバタバタしてずり落ちてた。
颯爽と走り出す俺様。
後ろから『バカ!変態!』って黄色い罵声が飛んできた。
なんか幸せな気分になった。
















昨日あった出来事




 新宿駅のホームに向かう階段で、ポチャを越したピザな女子高生二人が前を昇ってた。
階段を昇りきったところで、俺の方を二人で指差しながら、

JK1『 いま絶対パンツ見られたんですけどー。』
JK2『 まじあり得ないわー。』
JK1『 うわ、顔きも。』
JK2『 臭そうなデブ、ってか匂うんですけど。』
JK1『 見てんじゃねーよ、まじ慰謝料請求したい。』
JK2『 しちゃいなよ、ってか警察よぼーよ。』とかなんとか言われた。

 まず見てないし見たくないと思ってたら、近くにいたキャバ嬢らしき二人組(どちらもすらっとしてて綺麗な人だった)がクスクス笑いだした。
以下A、Bとする。

A『 いやーねーBちゃん。顔も体も醜いと、心まで醜くなるんだねー。』
B『 本当だよねー、こういうの勘違いブスって言うんだろうね。』
A『 あれだね。きっとお化粧とか覚えて、自分可愛くなった!とか思い込んじゃって勘違いしてるんだろうね。』
B『 なんか可哀想だね。』
A『 うん、可哀想…。』

そしたら、顔を真っ赤にして怒りだした女子高生。

JK1『 うるせーよばばぁが!黙っとけよ!』
JK2『 男に媚び売るしかできねーキャバ嬢が、でしゃばるなよ。』
JK1『 ね、うちらあんた達みたいな底辺じゃないから、ちゃんとした進学校いってるうちらじゃ、キャバなんて出来ないよね。』

俺は黙って見てるしかできなかった。
情けない。
 そしたら、キャバ嬢二人組が感心したように、

A『 へー進学校なんだ。じゃあきっと将来はいいところにお勤めするんだね。』
B『 だね。キャバなんてやらないほうがいいと思うよ。まあ、万が一働こうなんて思っても面接すらしてもらえないだろうけど。』
A『 あなた達に一つ教えてあげるよ。媚び売られるほうも、あなた達みたいなのに媚び売られても嬉しくないんだよ。』
B『 そうそう、相手にも選ぶ権利があるんだよー。』
A『 たしかにあなた達は若さがあるけど、それだけしかないよね。』
B『 うん。深海魚みたいな豚ちゃんだしね。』
A『 Bちゃんは、はっきり言い過ぎだよ。』

Bの深海魚発言で、まわりにいた人がクスクス笑いだし、女子高生達はぶつぶつ言いながらどこかに去った。
 女子高生達が去って、お礼を言ったら、

A『 いや、いいんですよ。実はあの子達、前にも同じように言いがかりつけて気の弱そうな人からお金たかってたんですよ。だから少し懲らしめたかったんです。』
B『 あ、そうだったんだ。』
A『 Bちゃんも、一緒にいたじゃん!』
B『 覚えてない、ごめん。』

じゃあ、と言って二人組は去ったが、女の人に助けられた俺情けない。
でも、キャバちゃん、ホント、ありがとう。


















変態





 4~5年前マンションで1人暮らしを始めた時のこと。

ある日仕事を終えて帰ったら、カギが空いてる。

“おかしい。閉めたはずなのに。
まあいいや、時々忘れることもある。”

と思いつつもこわごわ中に入る。

 案の定、なんだか違和感を感じる。 
そして、ほんのわずかな小銭(500円ぐらい)を投げ入れておいた小さなトレイから、小銭がきっちりなくなっていることに気づく。

“ あー、やっぱりな。”

と思って床に目を凝らすと、うっすらクツの跡。

“ ちくしょう、空き巣だ。”

幸い自分はまだ引っ越してきたばっかり、荷もほぼ解いてないありさま。
通帳もハンコも持ち歩いていたので、金目の物なんてパソコンぐらいしかない。
 被害額も500円そこそこで助かったというべきなんだけど、この部屋の中に他人が土足で上がりこんで物色していったなんて、死ぬほど気持ちが悪いのと同時に、無性に腹が立った。
そこでその夜、自分のサイトのBBSで常連3人(全員男)と一緒に、遊び8割、マジ2割で撃退策を練った。



 次の日出かける前に、玄関入ってすぐ正面の壁に張り紙を貼った。
これが昨夜の作戦会議の賜物、空き巣ビビらせビラである。
今振り返れば危ないことをしたと思うけど、当時はバカがやりたくて仕方のない年頃。
まぁちゃちいイタズラなんだけど、A4の紙に小さな文字でびっしりと文章を書いたもの。

『恨みます恨みます恨みます、どろぼうどろぼうどろぼう
 お金なんかない、お金なんかない、ないないないない
 ないのにとるな、あたしのおかね、とるな。あたしのおかねだ
 あたしのおかねかえして、かえして、かえして、おかねかえして
 ころす、ころしてやる、おかねをかえさなかったらころす、ころす
 ぜったいころす、よる、ころしにいく、ぜったい、ころす、ころすからな』

我ながらすげー陰険だ、さすが携帯が全く鳴らないだけあると思う。
またすぐに空き巣に入られるとも思ってなかったが、とりあえず貼っといた。
 そしてその日の仕事も終わり、ある同僚の男に飲みに誘われたのでぶらぶら付いて行ったところ、口説かれ始めたのでサッサと帰ってBBSのネタにしようと思い、またぶらぶらと帰宅した夕方のこと。

 また家のカギが開いてる。
しかも開けてすぐの床の上に、2000円札が小さな紙と一緒に置いてあった。

『ごめんなさい、大変申し訳ございません。お金をお返しします。
下着も取りました、100回以上かぶってしまいました、
ブラもパンティも大変にご趣味がよろしくつい魔がさしました。
今は汚してしまったのでお返しできません。申し訳ございません。
こないでください、どうか呪わないで。 空き巣より』

 もちろん、マンションはすぐに引き払いました。
大家に怪文書を渡して(レシートの裏だった、ゴミ箱から漁ったらしい)、特に被害届けも出しませんでしたが。
今はオートロックのマンションに住んでます。
















変態3人



 さっき、兄と兄の友人2人が洒落にならんことを仕出かしてくれたので、ちょっと書かせてください。

今日・・・、ってもう日付が変わってるから正確には昨日なんですが、兄とその友人2人がうちに来て居間でだらだらと飲んでたんです。
私は、居間にある買い換えたばかりのでっかいテレビでゲームしてました。

 んで、何故か怖い話とか始めちゃって妙に盛り上がってるんです。
それで心霊スポット行こうぜみたいな流れになってる。
 勝手に行け、呪われろ、とか思ってたら、3人が気色悪い笑顔で「車出して☆」とかお願いしてくんの。
飲酒運転はダメだからお願い、と。
こっちはゲームしてんのに。
気持ち悪い笑顔に負けて、仕方なく自殺の名所に連れて行ってきました。

 自殺の名所と言っても普通の橋で、交通量はそこそこあって近くに家もちらほらある場所です。
他に知ってる場所は車で行っても片道1時間以上かかるのでそこに行きました。
近隣住民の方、本当にすみませんでした。
そんな場所で酔っ払った彼女いない暦=年齢の男3人がはしゃいで、

「 おまえのうしろにいるううう~~~。」

とかやってんの。
私は、寒いし馬鹿が感染しそうだし車の中で待っていました。
煙草吸いながらぼーっとしてたら唐突に、もうほんとすごい音量で、

「 びっくりするほどゆーとぴあああああああ~~~~!!」

という叫び声が聞こえたんです。
 何事かと思って馬鹿3人を見るとこのくそ寒い中、いきなり服を脱ぎ始めてる。
靴に引っ掛かってぱんつが上手く脱げなかったのか、上半身裸、下半身は膝の辺りまでずり下ろした状態。
尻をばんばん叩きながら、びっくりするほどユートピアを連呼し、車によたよたと近付く馬鹿3人。
 突然の事で、何がなんだか分からなくて放心していたら、口から煙草がぽろっと足に落ちた。火傷した。
死ね糞兄貴!
 変態どもが車に乗り込んできて、途端に早く出せ、帰ろう、ごめんなさい、ユートピアなどと喚きだす。
とりあえず服を着るように言って、家に着いてから事情を聞きました。

兄曰く、

「 橋の手すりによじ登って、死んじゃうーってやってたら、なんか引っ張られた気がして下見たら、ぐちゃぐちゃのおっさんがおっさんが怖かった、まじでどーしようかと思ったまじで・・・。」

友人2人曰、

「 なんかおっさん?顔が潰れたおっさん?すげー怖かった。」
「 びっくりするほどユートピアが効くって、だから咄嗟にみんなにびっくりするほどゆーとぴあ!って。」
「 つか君見えなかったの?追い掛けてきてたじゃん!すげー怖かった、もうまじちびりそうだった。」

こんな感じのことを言っていました。
ほんと、しねばいいとおもう。

 私はそんなもの見てません。
見えてたのは、全裸の変態3人だけです。
顔の潰れたおっさんなんかより、兄の馬鹿さ加減の方が余程怖ろしいです。
変態どもがかなりの声で騒いでいたので、近所の方には本当に申し訳ないです。
すみませんでした。
















変態センサー




 もうかなり以前になるけど、契約社員として3年間働いた会社にその人はいた。
そこはまあ店というか接客業がメインの業種で、客層はファミリー層(小学生以下の子連れ)で、毎年100人くらいのバイトを採用するんだけど、その中に好ましからざる人物が紛れ込むことがままあった。

 ぶっちゃけ、お客である子どもに性的興味を抱きそれを実行に移そうとするヤツ。
もう信用問題だから、そういうそぶりをみせようとする人間は、即クビといいたいところだが、こっちも客商売だから恨みを買うような首の切り方をして、悪い評判を流されたら(にちゃんに書かれるとかw)かなわないから、穏便にやめてもらうのには苦労した。
面接のときはなかなかわからないんだ、そういう性癖って。

 で、その人なんだけど親会社からの出向で、当時40くらいかな、小柄でやせていたから実年齢よりは若く見えた。
バイトの研修期間に俺を物陰に呼んで、

「 今研修してる彼、そうメガネかけててくせ毛の。
あの人、気を付けたほうがいいよ。
よく見てて。」

なんて言う。
 研修生は、どこにでもいるようなさわやかなお兄さんなのに・・・。
そう思いつつも目を離さないようにしてたら、盗撮やる直前。
俺がとっつかまえた。

 「警察沙汰にはしないから出入り禁止」と場長じきじきに言い渡されて追い出した。
なぜわかったのかと彼女(女性です)に尋ねると「履歴書見たらわかった」とのこと。
履歴書は俺も見てるけど、そんな瑕疵は見当たらなかったのに。
「なんとなく、ヘンな人のように思ったんだよ」と理由にならないことを言う。
 そんなことが何回かあったので、俺はバイト応募の履歴書の束(300通くらいある)を、本来は採用担当ではない彼女のところに持っていった。

 すると、すごい勢いで束をめくりながら片っ端からふせんを付けていく。
俺が唖然としていると、履歴書の束をわたして「この人たち面接のときに気をつけていてね」と言う。
俺は採用担当の社員にそのことを言い、面接にも立ち会って貰ったほうがいいのではないかと勧めてみた。
が社員はあまりいい顔をしない。
 結局、面接は彼女抜きで行った。
それでも、ふせん組のうち半分くらいは落としただろうか。
履歴書はまともでも、実際にしゃべってみるとコミュ力に難ありというパターン。
履歴書だけで、なんでそんなことまでわかるのか不思議だった。


 バイトたちは研修期間を経て本採用となるが、全員集合して自己紹介タイムというのをやる。
このときも、

「 ほら、右から3番目の人、ちょっと気になるわ、あ、それから…。」

とか。
 彼女が“気になる”と言ったバイトは全員なんらかの問題持ちであることが後ほど発覚した。
変態野郎だけではなく、他のバイトと揉め事を起こしたり、“子どもがかわいいから”と言って自前のお菓子をあげたり(もちろん禁止)してた年配の女の人、それからクレーマーが客からそのまま接客側にポジション変更したようなヤツもいた。
 俺が働いている途中に出向で来たんだけど、俺が退職する頃には彼女のあだなは「変態センサー」となっていた。
こうやって書いてみると勘の良い人なだけ、という印象だが、ほんとに見事にセンサーが的中する。
















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