今日は5月5日。節気では立夏(りっか、夏の気配が感じられるころ)。節句では端午(たんご)の節句、五節句の一つで菖蒲の節句とも呼ばれ、男子の健やかな成長を祈願し各種の行事を行う。
こどもの日(国民の祝日、休日)でもある。
子どもとは、15歳未満の年少者。この子どもの数が減少、人口に占める割合は38年連続して減少し、1950年以降の統計で過去最少を更新との事(総務省 5月4日発表)。総人口の減少、高齢化社会を如実に表している。
* * * 総務省の発表からの抜粋 * * *
◇子どもの推計人口と人口に占める割合
子どもが人口に占める割合 13.0%(前年より0.1%減、38年連続の低下)
日本の総人口 12,765万人(男性:6,210万人 女性:6,556万人 比 94.7:100)
子どもの人口 1,665万人(男子: 852万人 女子: 812万人 比 104.9:100)
◇子どもの年齢層(3歳階級別)
年齢の少ない子どもの割合が少ない・・少子化が進行している
12~14歳:357万人(2.8%) 9~11歳:347万人(2.7%) 6~8歳:325万人(2.5%)
3~5歳:321万人(2.5%) 0~2歳:316万人(2.5%)
◇各県の子ども人口と総人口に占める割合
割合が最も高いのは沖縄県(17.7%)、最も少ないのは秋田県・東京都(11.3%)
多い県 沖縄県 24.7万人(17.7%)
滋賀県 21.1万人(14.9%)
佐賀県 12.3万人(14.5%)
少ない 秋田県 12.1万人(11.3%)
東京都 149.1万人(11.3%)
北海道 65.0万人(11.8%)
◇各国の子どもの割合 人口4000万人の国
(国連人口統計年鑑 2008-2010年版より)
(一部の国を抜粋、( )は推計時点)
日本が最も低い。次に低いのはドイツ(13.4%)・イタリア(14.0%)
日本 13.0%(2012.4.1)
韓国 16.2%(2010.11.1)
中国 16.5%(2011.12.31)
フランス 18.5%(2012.1.1)
アメリカ 19.8%(2010.7.1)
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インド 36.3%(2001.3.1)
バングラデシュ 37.4%(2008.7.1)
パキスタン 41.6%(2007.7.1)
道を歩いていると何処からか良い香りがする。この時期に咲くジンチョウゲだ。花期は3月・4月だから5月に入ってもう終わりだ。ジンチョウゲ(沈丁花)は、クチナシ(梔子)・キンモクセイ(金木犀)と並んで花から強い芳香を放つ庭木の代表格だ。
ジンチョウゲの品種は、花の蕾が赤で開くと薄いピンクまじりの白となる赤花品種(ウスイロジンチョウゲ)と、蕾から開花まで白の白花品種(シロバナジンチョウゲ)がある。どうも白花が先に咲き、少し遅れて赤花が咲くようだ。
雌雄異株だが流通する苗木の殆どが雄株で、雌株は極めて少ないとの事。花はどちらも同じで外観からは区別がつかないと言う。雌株は紅色の果実を付けるが有毒、でも日本では殆どお目にかからない。
ジンチョウゲ(沈丁花)
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属
常緑低木、丈は0.5m~1.5m
雌雄異株、日本では殆どが雄株
中国中部・ヒマラヤに分布
日本には室町時代に薬用として渡来
花期は3月~4月、花から強い芳香を放つ
白い花弁に見える部分は萼(がく)で、花弁状に変化したもの。・・花姿が長く持つ。
沈丁花の名の由来は、香が沈香(じんこう)、葉の形が丁子(ちょうじ)に似ているからと言う。
漢名は、瑞香(ずいこう)。良い香りを愛でて付けられたとの事。