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巨大津波の痕跡が三重にも

2012-05-29 | 学問

 報道(5月13日)によると、「三地震が連動して到達したと思われる、2000年前の巨大津波の痕跡が三重県でも発見された」との事。
 発見したのは、高知大の岡村真教授・松岡裕美准教授らの研究グループである。三重県尾鷲市の須賀利大池の底を掘削し、津波が運んだ砂の層を発見、その層の有機物の炭素分析から約2000年前のものと特定したものである。研究グループは今までにも、大分県佐伯市、高知県土佐市・須崎市、徳島県阿南市の池で、紀元前後の津波の痕跡を見つけている。この痕跡は2000年前の巨大津波が、三地震(東南海地震・南海・日向灘)が連動(同時期に発生)して起きた可能性が高いと言う。
 ”巨大西日本地震”と命名されたのは三地震(東海地震・東南海・南海地震)が連動し同時多発の可能性がある地震である。震源とされる地域は、北西に進む海洋プレート(フィリピン海プレート)が陸のプレート(ユーラシアプレート)の一部である西南日本と衝突してその下に沈み込んでいる場所である。この痕跡は、三地震が連動して発生する巨大地震が現実に千年・二千年に起こりうる事を意味する。
 ★津波堆積物
 津波堆積物は海岸に沿って発達する平野の地層に残される。地形的には、主に縄文海進(ピークは約6000年前)以降に浜堤で閉鎖された海跡湖や湿地である。海側にやや高い砂丘(浜堤)、陸側は低平地(後背湿地)となっている地形である。
 この様な地形では通常の波では砂丘(浜堤)によって海からの土砂運搬は困難であり、低地に堆積するのは微粒子や有機物である。突発的な大波(津波)があれば海の粗粒物・貝などが浜堤を越えてが堆積する。この現象によって堆積層は急激な土相の変化を見せる。

 

 お店の横の空き地で黄色い花が咲いていた。塀があるので中に入れない。お店の方の了承を貰って入ったら、ハナビシソウだった。この花もポピーと同じケシ科の植物だ。お店の方のお話では特に植えた記憶がないとの事、どうも造園工事した時に紛れ込んだようだ。

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Hanabisisou05292  ハナビシソウ(花菱草)
別名はカリフォルニアポピー
   金英花(きんえいか)
ケシ科ハナビシソウ属の耐寒性一年草
北米の西部原産、明治初めに渡来
丈は30~60cm、開花時期は5月~7月
花径は数cm、花は一重の濃いオレンジ色であるが、淡黄・朱・ピンクなどの花色や八重咲きもある
花は日射すと開き、暗くなると閉じる


Hanabisisou05293  花菱草(はなびしそう)の名の由来は、花の形が紋所の「花菱紋」に似ているからとの事。
 花言葉は、”私の希望を入れて””私を拒絶しないで””和解””希望”と言う。・・東北の津波ガレキ処理に願いを込めて。