独立行政法人産業技術総合研究所などの分析で、「全国の小規模活断層(長さ15km以下)を詳細に再調査した結果、3断層(北海道・福島・島根)が、政府が警戒の目安の一つとしている長さ20kmを超える可能性がある」事が判明した。また、3断層を含め、47断層が従来評価より平均で約1.6倍長いと見られることが判った。この47断層はいずれも他の活断層から孤立しているが、延長して別の活断層と5km以内に接近すると連動が懸念されるとの事。
◇要警戒(長さ20km超え)となった3活断層
北海道:東問寒別(ひがしといかんべつ)断層、近隣の断層と合せ17.7km⇒約23km
福島県:湯ノ岳断層と井戸沢断層は一つの断層帯にまとめられ、計約19km⇒約24km
本断層は福島第1原発から南約50kmに位置する。(H23.9.6ブログで紹介)
島根県:大森―三子山断層、14km⇒約36kmの可能性がある
★地震の大きさ
地震は急激な断層運動(ずれ破壊)によってもたらされ、この運動が大きい程規模が大きくなる。運動量は、面積・ズレ量・岩盤剛性率の積であるが、ザックリと言えば面積(長さX幅)に比例的である。断層の長さと幅にはほぼ2:1の関係があるので、運動量は長さに比例的となる。・・断層の長さが運動量の目安となる。
☆運動量としての目安 (Mw:モーメントマグニチュード)
Mw 長さ(km) ズレ(m) 時間(秒)
6 10~15 0.5 3~5
7 30~40 2 10~15
8 100~150 5 30~50
☆過去の地震の運動量
長さ(Km) 幅(Km) ズレ(m)
関東大地震(M7.9、1923.9.1) 130 70 平均2.1
兵庫県南部地震(M7.3、1995.1.17) 50 15 最大1.0
★活断層(かつだんそう)
活断層とは、第四紀(258万年?前~現在まで)に繰り返し活動し、今後とも活動が推定される断層である。
日本には陸域において約2000箇所の活断層が存在すると言われる。
★主要活断層
地震動と断層延長(断層面積)は比例的である。これより延長・ズレを指標としている。
延長:20km以上、ズレ:10cm/1000年以上
今日の朝は雲り。予報では午後より雨、予報通り雷を伴う雨となった。
散歩も体調不良でもあり午前で早々に終了。散歩道で見つけたのはポピー。ケシ科の植物だ。
ポピー(雛罌粟・雛芥子、ひなげし)
別名:虞美人草(ぐぶじんそう)
雛罌粟(こくりこ)
ケシ科、一年草(本来は多年草)
ヨーロッパ原産、江戸時代に渡来
開花時期は4月~6月
ポピーの種類には、
ヒナゲシ(ヨーロッパ原産)、アイスランドポピー(シベリアで発見)、オリエンタルポピー(地中海沿岸原産、オニゲシ)がある。
因みに、この雛罌粟からは麻薬の阿片(アヘン)は取れない。