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女性の就業者数が初めて3,000万人を突破

2019-08-02 | 社会・経済
 総務省の「2019年6月の労働力調査」によると、女性の就業者数は3,003万人と、比較可能な1953年以降で初めて3,000万人を突破した(7月30日発表)。
 男女合わせた就業者は、6,747万人である。女性の就業者は全体の44.5%で、2009年平均と比べて2.6ポイント上昇した。欧米の主要先進国の大半は40%台後半で、日本もその水準に近づきつつある。就業者全体の伸びの9割近くを女性が占め、前年同月に比べて53万人増えた。専業主婦らが新たに仕事に就くことが増えたからで、6月の完全失業率(季節調整値)は2.3%で前月から0.1ポイント下がった。
 女性の生産年齢人口(15~64歳)の就業率は71.3%で、前年同月に比べて1.9ポイント上昇し過去最高になった。
 年代別では15~24歳は50.5%と、同年代の男性を上回る。25~34歳は78.1%、35~44歳は77.8%と10年前より10ポイント以上高い。
 女性の就業者を年代別にみると、65歳以上が顕著で、2019年6月は359万人と2009年平均と比べて145万人増えた。一方、65歳以上の女性の就業率は17.7%で、男性(34.3%)と比べて低く、引き続き増加が見込まれる。日本の人口全体の減少が続くなか、「女性・高齢者」が働き手の不足を補う意味で存在感を増している。
 女性の就業者数増加は、人手不足を補う性格が根強いため、例えば女性管理職の割合は欧米と比べて低い。独立行政法人の労働政策研究・研修機構によると、日本の管理職に占める女性の比率は2016年時点で12.9%であるが、米国は43.8%、フランスは32.9%である。
 完全失業者数は前年同月比6万人減の162万人だった。厚生労働省が30日発表した6月の有効求人倍率(同)は前月から0.01ポイント低下し1.61倍。役員を除く雇用者の内訳を見ると、男性は76.9%が正社員、23.1%が非正規なのに対し、女性は正社員45.0%、非正規55.0%と、非正規が上回る。だが前年同月比では、非正規が19万人増えたのに対し、正社員は28万人の増加。人手不足などの影響で、フルタイムで働く女性が増えたとみられる。

 朝から快晴。雲が少なく、日差しが強い。
 畑までの散歩道で、春にお庭の”エゴノキ”に白い可憐・清楚な小さな花が沢山咲いていた。2月後には、沢山の灰色の楕円に近い球状の実が付いている。付いている様子は見事だ。花を見て、その後の青い実を、そして赤色などに熟した実を見る・・散歩の楽しみ。
 名(エゴノキ)の由来は果実の味からで、果実には有毒なエゴサポニンを含み、その味が「えぐい」ので”エゴノキ”と言う。別名の”萵苣の木(ちしゃのき)”は、実の付きかたを動物の乳に見立てて、乳成り(チナリ)ノキから転訛したとされる。
 ”エゴノキ”は白く固くて粘りがあり、加工材としても優れ玩具・ステッキなどに使用される。この玩具、独楽(こま)をロクロ細工で作ったから別名:轆轤木(ろくろぎ)、と言う。
 エゴノキ
 別名:萵苣の木(ちしゃのき)、轆轤木(ろくろぎ)
 学名:Styrax japonica
 エゴノキ科エゴノキ属
 両性花
 落葉小高木(丈は10m位)
 開花時期は5月末~6月初め(開花期間は1週間位と短い)
 横枝からの側枝の先に白い花(径2.5cm位)を下向きにつける、良い香りがする
 果期は8月~9月、果実(径1cm程度)は楕円に近い球状で灰色、秋に果皮がめくれて種子が見える
 ”エゴノキ”の果皮は多量のエゴサポニンを含むので水に溶かすと石鹸のように泡立つ、通称「石鹸の木」と呼ばれる。