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第16回江崎玲於奈賞に東京大学大学院工学系研究科教授の染谷隆夫氏

2019-08-31 | 学問
 茨城県科学技術振興財団は、ナノテクノロジー分野などで優れた業績を上げた研究者に贈る「第16回江崎玲於奈賞」授賞者に、伸縮性と柔軟性に富んだ有機半導体を開発した東京大学大学院工学系研究科教授の染谷隆夫氏を選んだ(掲載日:2019年8月26日)。
 今回の授賞対象になったテーマは「伸縮性と生体親和性をもつ新しい有機半導体エレクトロニクスの開拓」。有機半導体は、極薄で軽い電子部品を作ることができるのが特長だが、染谷氏は、ナノスケールの分子を制御することにより、電気的機能に優れて伸縮性も備えた大面積有機超薄膜とその積層化技術を先駆的に開拓した。そしてその成果を基に人間の皮膚や衣服などに貼り付けて体温などを測定するセンサーを実現。この技術は「ウェアラブルセンサー」「スキンディスプレイ」として医療分野のほか、スポーツ科学など幅広い応用に期待が寄せられている。
 ◆江崎玲於奈賞
 江崎玲於奈賞は、ノーベル物理学賞を受賞した江崎玲於奈氏の栄誉にちなみ、優れた業績が科学技術振興や産業の活性化にも寄与することを目的に2003年に創設された。
 授賞者を決める江崎玲於奈賞委員会は、江崎氏を委員長に、白川英樹氏(ノーベル化学賞受賞者)、野依良治氏(同)、小林誠氏(ノーベル物理学賞受賞者)、天野浩氏(同)といった日本人ノーベル賞受賞者が名を連ねている。
 内容
 本賞(賞状)、副賞(1,000万円 協賛:関彰商事株式会社)、記念品
 対象者
 日本国内の研究機関においてナノサイエンスあるいはナノテクノロジーに関する研究に携わり、世界的に評価を受ける顕著な研究業績を挙げた研究者、原則1名
 主催等
 主催:一般財団法人茨城県科学技術振興財団、つくばサイエンス・アカデミー
 共催:茨城県

 早朝は雨か、路面が濡れていた。今日の天気は午前曇り、午後から晴れ。最高気温は30℃とか、まだまだ暑いな。
 朝の散歩で、塀に絡みついた”キカラスウリ”の花。小さな果実も見える。早朝の雨で、葉も花も濡れている。同じ様な花に、”カラスウリ”がある。両者とも夜から咲くが、朝まで咲いているのは、”キカラスウリ”である。
 名(キカラスウリ:黄烏瓜)は、花が”カラスウリ(烏瓜)”に似ており、果実が黄色に熟するから。”カラスウリ”の実は赤く熟し、”キカラスウリ”はやや大きな黄色の実となる。両者の花は、5裂花で花弁の先が糸状であるが、”カラスウリ”は花弁先端が分かれず、”キカラスウリ”は花弁先端が2つに分かれている。
 キカラスウリ(黄烏瓜)
 学名:Trichosanthes kirilowii var. japonica
 ウリ科カラスウリ属
 蔓性の多年草
 雌雄異株
 開花時期は7月~9月
 花は径5~10cm位で白色。花冠は数枚に裂け、その先は糸状となっている
 雌花はつぼみの段階で子房を持つ(雄花は持たない)
 秋に黄色に実が熟す(果実長径8cm~9cm、短径数cm)
 同じ仲間(同属)のカラスウリ(烏瓜・唐朱瓜)と花はとても良く似ており、
 カラスウリは赤い実(果実長径数cm、短径3.5cm位)がなる