20250104
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2025二十五条日記新年(2)新年めでたい
一夜飾りはよくないと親に言われていたので、30日に正月飾りを手作りし、玄関にかけました。
ネットに出ていた「保育園児と作る正月飾り」のページを参考に。しめ縄のかわりは、包装用パッキン紙をしぼってねじって作りました。少々不細工な出来ですが、気はこころ。赤い実は庭のナンテン。2025年の難を転じる難転です。
2日、正月無料美術館へ。
2日と4日タカ氏は透析の日なので、3日に正月祝い膳を出す。娘が作ったきんとんなどタカ氏の好みのおせちを皿に並べました。若いころのタカ氏は、奈良での記者時代、2か月間同じ店で毎晩おでん定食を食べたというけれど、おでん好きというより、単に壁のお品書きをながめて毎日決めるのがめんどうだった、というだけのこと。で、私も何かお正月用に特別なメニューなんて考えるのもめんどうだから、おでん。煮込めばごちそう。ただし、腎臓透析を正月中も受けねばならないタカ氏は昔のようにたくさんは食べられない。水分補給の量が決められているので、のどが渇くような濃い味には作れない。だしはしみているけれど、薄味。3日、おでんをつつきながら娘といっしょにテレビ観戦箱根駅伝してタカ氏の正月は終わり。夜型のふたりは朝早くなどおきられないので、録画ですけど。今年娘母校は予選落ちなので、それほど熱は入っていない。今年こそ首位奪還と願っていたけれど、タカ氏母校は及ばず。
娘からのお年賀は、銀座鈴屋の甘納豆。好きな甘納豆も普段は糖分を気にして節制しているので、正月くらいはという娘の心遣いです。少しずついただきます。
・新しき年のはじめに弥栄の甘豆ほおばり良き日々祈る 春庭
2013年拾遺
新年に
・芋も好き餅も好きなり今朝の春体重計を新調せむとて(虚子の本歌取り春庭)
・年立つや自転車でいくシャッター街大売り出しはまだ先のこと(春庭)
・正月の番組に笑う声のして団地の窓は同じ形ぞ(春庭)
・元旦の厚き新聞広げては、電子ブックの広告を見る(春庭)
・街歩きの果てジュピターの輝ける1月の空希望はあるか(春庭)
・蓬髪のままに迎えし新年よ今年は彗星めぐる年とふ(春庭)
・初風は団地広場に凧をあげベランダに立つ蓬髪に吹く(春庭)
・初日記未知のページの白(ブランク)の希望という名の行間数える(春庭)
・年立つや自転車でいくシャッター街大売り出しはまだ先のこと(春庭)
・正月の番組に笑う声のして団地の窓は同じ形ぞ(春庭)
・元旦の厚き新聞広げては、電子ブックの広告を見る(春庭)
・街歩きの果てジュピターの輝ける1月の空希望はあるか(春庭)
・蓬髪のままに迎えし新年よ今年は彗星めぐる年とふ(春庭)
・初風は団地広場に凧をあげベランダに立つ蓬髪に吹く(春庭)
・初日記未知のページの白(ブランク)の希望という名の行間数える(春庭)
成人式の日
・被布の裏は緋色なりしや乙女らはさざめきあいて夜行バス待つ(春庭)
<つづく>