20240727
ぽかぽか春庭アート散歩>2024アート散歩ファッションの夏(5)世界のビーズ展 in 文化学園服飾博物館
文化学園服飾博物館の口上
衣服や装身具に幅広く用いられるビーズ。その素材は、木や石など入手がたやすいものから、宝石のような貴重な鉱物、ガラスやプラスチックといった合成素材など、地域や時代によってもさまざまです。ビーズで身を装うことは単なる装飾にとどまらず、民族や社会的立場といったアイデンティティーを表したり、富や権力を象徴することもあります。また、連なる玉に祈りを込める数珠など、精神世界とつながるための役割を果たすこともあります。
本展では、交易品として珍重されたガラス・ビーズ「とんぼ玉」、ヨーロッパのきらびやかなビーズ刺繍のドレス、象徴的な意味を持つアジアやアフリカの各民族の衣服や装身具など、約40か国のビーズを紹介します。
入り口では2階の民族衣装から見るよう案内を受けたのだけれど、1階の現代の衣装から観覧。ビーズや刺繍をほどこした美しいドレスが並んでいます。
ビーズや刺繍に彩られたドレスハンドバッグ、イブニングドレス、ケープなど。
文化学園大学特任教授田川啓ニがデザインした刺繍やビーズを取り入れたドレスの展示を見る。田川は文化学園ではなく明治大学法学部出身という異色のデザイナーです。1989年 株式会社チリアを設立して、インドにアトリエを設置。
ジュエリードレス2007、ペイズリードレス2004などの展示。
2階は、民族衣装に使われたビーズの展示。 ビーズや刺繍の民族衣装と、魔除けを目的としたネックレスなどの装身具をみました。
民族衣装の刺繍とビーズ
ポーランド、アフガニスタン、ケニアマサイ族、さまざまな布や帽子などにほどこされたビーズ。
近代現代のビーズは、装飾として使われることが多いですが、古来、これらのビーズは魔除けなどの身を守るための意味が強く、人々の歴史とともにあったことがよくわかりました。
<つづく>
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