春庭Annex カフェらパンセソバージュ~~~~~~~~~春庭の日常茶飯事典

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はるまき(17)

2008-11-07 17:57:00 | 日記
ストック
haruniwa
今、ドキュメンタリー作品で一番みたいと思っているのは、ジェシカ・ユー監督作品『非現実の王国ヘンリー・ダーガーの謎』(2004)です。

だれにも知られず、10代から70代後半まで一人きりでファンタジーを書き続け、挿絵を描き続けた掃除夫ヘンリー。掃除人を解雇され、老人ホームに入ったが、アパートの一室に、膨大な作品が残された。たまたま大家がアーティストであったために、彼の作品は、「焼却処理」されずに、世に出された。驚くべき長編ファンタジーと挿絵。

私は2008年3月にこの作品が劇場公開されたときはまったく気づかず、1年たってDVDが発売されてようやく気づきました。見たいです。ヘンリーダーガーについてのコラムを掲載してから中国へ行きたいです。

カフェコラムのストックはあと2,3ヶ月分はあるのだけれど、このごろ身辺雑記は書くには書いても、直前に掲載をやめたりして、文学と日本語学の話が多くなっています。

4月からは中国通信を書きたいのだけれど、4月は、書きためてある漢字関係の話にするかも。

仕事が終わったあとの「ひとりおつかれさん会」夕食に新宿高野でオムライスとビールでひとり乾杯。

家に帰れば、娘息子に「洗濯、お茶碗洗いが山になっている」と、責められる。

13日金曜日にブックオフ飯田橋で「単行本500円均一セール」をやっていたので、今期の「よく働いたごほうび」を買った。『交隣須知の日本語』とか、元値の2400円では
2009-02-20 16:30:48 ページのトップへ
つづき
haruniwa
買える値段ではない。500円なら、買っておいてツンドクしておいてもいいかな、って思って買ったのだけれど、ツンドクの余裕のない部屋のありさま。ああ、片づけがいやだ。しないと娘におこられる。いやだ。

2009-02-20 16:41:32 ページのトップへ
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映画「憂国」のことなど
haruniwa
三島由紀夫と堂本正樹のことなど
2009-02-08 09:23:27 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:映画「憂国」のことなど
haruniwa
> 三島由紀夫と堂本正樹、福島次郎などについて、2月下旬春庭コラム掲載予定を先行掲載。
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2009/02/21 
ぽかぽか春庭ことばの海を漂うて>寒紅忌(1)切腹ごっこ

 1970年代から80年代まで、「憂国の志士三島由紀夫が日本の未来を憂える国民へのアジテーション」という解釈が席巻していた三島切腹事件について、三島夫人平岡瑶子1995年に死去のあとタブーが無くなり、新たな証言が続いています。

 11月25日、亡き我が母の誕生日である日が、歳時記には「憂国忌」などと載るのでは、なんだかイヤだと思ってきたけれど、「右翼が三島の写真をかかげて、天皇バンザイとか言ったりする日」から「ゲイが『薔薇刑』の写真をかかげて、ラブイズビューティフルとか言ったりする日」になって、墓場の母もほっとしているのじゃないかと思っています。
 「この世では表沙汰にするわけにはいかなかったふたりの愛の遂行」という「市ヶ谷心中」の真実の姿が見えてきたこと、私は三島と森田のためによかったと思っています。

 三島由起夫にまつわる回顧譚の中で、衝撃的な証言のひとつが、劇作家演出家の堂本正樹『回想 回転扉の三島由紀夫』文藝春秋(2005)です。
 この中で、堂本は1949年の夏、16歳のとき銀座のゲイバーで24歳の三島に出会って以来、1970年の三島自衛隊事件のその数日前までのつきあいを告白しています。

 堂本の語る「切腹ごっこ」。
 若い頃の堂本は三島の求めに応じて「やくざと学習院の坊っちゃん」とか「満州皇帝の王子と甘粕大尉」などの役割設定をし、三島が用意してきた擬刀で切腹シーンを繰り返したといいます。男同士の行為のなかでも、三島は「血と刀」に異常に高ぶる性癖を持っていたのだという。

 三島作品の劇化や映画化にあたって堂本正樹は、三島の推薦で演出を担当し成功しました。京都の能衣装老舗の娘朋子と結婚したあとも三島とは「兄貴」「まき」と呼び合う「兄弟のちぎり」を続け、ついに三島主演の『憂国』を演出することになりました。実際の映画監督としては堂本があたったけれど、三島の「脚本・主演・監督」ということにしたほうが「世間受けがいい」という三島の言い分であり、制作費を出すのも三島だったから、堂本は「演出」というクレジットのみになったのが少々不満でした。

 三島渾身の映画『憂国』だったけれど、総ラッシュを見た三島夫人平岡瑶子は激怒して泣き叫び、フィルムは没収焼却処分ということになった。三島の切腹シーンそして妻があとを追うという映画は、「他の女との浮気シーンを見せつけられた妻」以上の立腹を瑶子夫人に与えたのでした。

 この映画の衣装を担当した堂本夫人朋子は「三島さんと女優さん(鶴岡淑子)のからみのシーンもきれいに写されているのに、なんでそない怒らはるのか」と思ったのだという。この「夫婦最後のちぎり」シーンでは三島と鶴岡は全裸になるので、堂本朋子は三島用の前貼りパッドを手作りしたのだそう。(『本の話』文芸春秋インタビュー石田陽子)

 しかし、映画完成から4年後、『憂国』の心中シーンは現実のものとなりました。しかも心中の相手は女性ではなく、24歳の美青年。楯の会のメンバー森田必勝でした。
 ある編集者の回顧によれば、市ヶ谷で割腹した森田必勝は、三島のかっての恋人だった青年にそっくりの風貌であったそうです。

<つづく>


2009/02/22 
ぽかぽか春庭ことばの海を漂うて>寒紅忌(2)シークレットブーツの三島

 三島についてのさまざま証言のなかで、私が面白いと感じたひとつのエピソード。三島は幼い頃から虚弱体質であることをコンプレックスにしていて、ある時期からボディビルと剣道に励んで筋肉隆々の肉体に改造したことが自慢だった。自らの肉体を誇示して、写真集を発売したり、映画や劇に出演したり、ナルシスト全開になった。

 でも、どうしても改造できないコンプレックス、それは身長。三島は死後解剖の結果では身長163cmと発表されている。あの世代の男性の身長として平均よりは低くないとは思うのだけれど、兵役につけなかったことと身長は三島のコンプレックスの源でした。
 三島が身長劣等感を持っていたことの証言があります。
 三島由起夫が美青年を集めて結成した「楯の会」は、自衛隊などで実際に訓練を行ったことが知られています。

 きらびやかな楯の会の制服は、1968(昭和43)年の春、楯の会の前身である「祖国防衛隊」の最初の自衛隊体験入隊の後、堤清二氏の協力を得てオーダーメイドで作られた。 楯の会メンバー伊藤良雄の証言(2001/02・28大西景子インタビュー)によると
 「全員、西部デパートに行って、寸法計ってもらって、仕立ててもらった」
ところが、三島のポケットマネーでは靴の支給までできず、靴は、隊員の自前となる。「自衛隊の戦闘服の下にはく靴があるでしょう。半長靴です。本当は、楯の会の制服には、
あの靴は合わないんです。格好悪いんですけど、みんなあれを買って、はいていました。(三島)先生だけは、底上げのシークレット・シューズなんですよ。外から見ると、普通の靴なんですけど、背が高く見えるシークレット・シューズ」
http://www2.odn.ne.jp/~aax63750/hanashi.html

 制服をポケットマネーで誂えた三島が、靴は全員揃えなかったというのは、「自分だけ特別なシークレットシューズでは目立つから、靴は揃えずバラバラなものとした」というのです。シークレットシューズで10センチも身長を高くした三島が、伊藤や森田らに等々と「将来の日本」を語ってやまない。はたして、切腹したそのとき履いていた靴は、シークレットブーツだったのかどうか。

 元自衛隊陸将補であり、自衛隊調査学校(陸軍中野学校の後身スパイ養成学校)」の副校長をしていた山本舜勝(やまもときよかつ)『自衛隊「影の部隊」—三島由紀夫を殺した真実の告白』(講談社2001)は、三島と政治家の関わり、自衛隊との関わりについて語っています。

 山本が「墓場に持っていくつもりだった」という事実を公表する気になったのは、自衛隊調査学校の閉校を契機としています。自分の生涯をかけた作品ともいえる調査学校を「もはや今の時代には無用の長物」と否定されたと感じた老兵は、墓場へ持っていくみやげ話のひとつとして、三島と自衛隊について証言しました。彼の感じた三島は「中曽根康弘や佐藤栄作に、いいように利用されてしまった」というものだが、三島が死に場所として市ヶ谷自衛隊を選んだのは、中曽根や佐藤との関わりによってではなく、心中の相手として森田必勝を選んだときから必然となったことであったろうと思います。

<つづく>


2009/02/23 
ぽかぽか春庭ことばの海を漂うて>寒紅忌(3)福島次郎

 「歳時記に忌日が載るほどの文学者になりたい」とは、かって文学少女だったクラスメートがもらしたひとことです。中学校の文芸部で、私と彼女は書き競い、酷評しあいました。その少女は、今では樋口一葉研究者となって私立大学教授になっています。歳時記に載るかどうかはわかりませんが、ウィキペディア検索ではちゃんと彼女の名前で紹介記事が出てきましたから、たいしたものだと思います。

 歳時記に載っている忌日。たとえば「時雨忌」といえば松尾芭蕉の忌日。芭蕉が亡くなった旧暦10月12日は、時雨ふる季節であり代表的な句のひとつに「初時雨猿も小蓑を欲しげ也」(『猿蓑』発句)などがあることから、名付けられた。(新暦にすると11月28日にあたるけれど、現在実施されている各地での芭蕉関連イベントは、新暦の10月12日が時雨忌とされています)
 「桜桃忌」は太宰治、「河童忌」は芥川龍之介、「憂国忌」は三島由紀夫、など、代表的な作品名にちなむ忌日名もあるし、「実朝忌」「西鶴忌」「三鬼忌」など、名前そのものの忌日名もあります。
 
 「寒紅忌」といっても、歳時記には載っていません。私が勝手に名付けた忌日だから。2月22日という覚えやすい忌日に比べて、福島次郎というその名は、ペンネームとしてはごく平凡な響きであり、一度聞いてもすぐ忘れてしまいそうなインパクトのない名前です。彼は、あえてこの何の特徴もなさそうな名前を筆名として使い続けました。「福島次郎」は本名なのです。

 福島次郎という小説家の名を記憶している人は、よほどの三島由紀夫ファンかゲイ文学ファンだけだろうと思います。福島次郎は、作家としての生涯に、2度芥川賞候補になりました。1996年に『バスタオル』が第115回芥川賞の、また1999年に『蝶のかたみ』が第120回芥川賞の候補作になったものの、2度とも落選。ついに芥川賞を手にせず、2006年2月22日に亡くなりました。
 芥川賞の候補になっているのだから、「無名の作家」というわけではありません。郷里の熊本ではそれなりに名の知れた文化人として遇されています。

 私は彼の代表作『剣と寒紅』にちなんで、2月22日を勝手に「寒紅忌」と呼んでいます。いわば、「一流にはなれなかったのに、一生文学にしがみつくことで人生を保っていた物書き」として、三島由起夫のきらきらしい派手やかな一生とは異なる作家を記憶していてやりたい、という気分。心理学者に言わせれば、一流にはなれない自分自身へのなぐさめと癒し、ということになるのでしょうか。
 今となっては誰も思い出しもしないであろう作家の、そう、二流の作家として一生を終えた老いたゲイ作家の魂に向かって、一句詠む。
 「寒紅の小指凍らせ五衰かな 春庭」
 
 死亡記事を以下に引用します。記事は「元芥川賞候補だった小説家」としての扱いではなく、「ひとつの作品が世間をさわがせて有名になったことのある小説家」として紹介されています。『剣と寒紅』という小説のスキャンダラスな面が福島次郎の死の報のメインでした。
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福島次郎氏(ふくしま・じろう=作家)22日、すい臓がんで死去。76歳。告別式は24日午後2時、熊本市本荘6の2の9合掌殿島田斎場。自宅は同市萩原町7の47。喪主は妹、井村市子さん。
 1996年に「バスタオル」、99年に「蝶のかたみ」で芥川賞候補。98年に「文学界」に発表した小説「三島由紀夫――剣と寒紅」で、三島との交際を描き、話題を集めた。作中に引用した三島からの手紙が著作権侵害にあたるとして、三島の遺族が福島氏と文芸春秋などを相手に出版・販売差し止めなどを求めて提訴。2000年11月、最高裁で福島氏側の敗訴が確定した。(2006年2月22日13時50分 読売新聞)
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<つづく>




2009/02/24 
ぽかぽか春庭ことばの海を漂うて>寒紅忌(4)仮面文学

 私の本名で検索すると、私の書いた論文名や授業科目名が出て来ますが、私はネット・ブログのなかでは「春庭」というハンドルネームを使っています。江戸時代の盲目の国学者本居春庭の名を借りているのです。
 なぜブログでは本名を使わないかというと、娘と息子に「何を書くのも自由だろうけれど、絶対に家族を巻き込むな。家族が特定されるような情報をネットに載せてはならぬ」と厳命されているのです。「娘も息子も不登校生だった」だの「夫は赤字会社経営の収入無し男」だの書いているので、本名がわかったら家族から総スカンになります。

 ネットで実名を出して書き続けるにはある覚悟がいると思います。ブログ炎上、名誉毀損の被害のみならず、家族親族にも迷惑が及ぶそうですから。逆に言うと、ものを書いていこうとする覚悟をもった人にとって、本名が出せる人というのは「ネットにさらされても実害を蒙ることはないという自信」があるとも見えます。私など失敗続きの人生で、弱みがたくさんありますから、とても本名は出せません。

 福島次郎が本名で書き続けたのは、ある覚悟があったからでしょう。戦後の日本は、ゲイは偏見を受ける存在であり、高校教師として働きながら「ゲイ小説」を発表するという人生を選ぶには、さまざまな制約があったと思います。
 福島次郎は1930年、熊本の生まれ。1951~52年、三島由紀夫と愛人関係になり(名目は「書生」として三島家に住み込んだ)、いったんは別離したのち、1961年には再び愛人関係が復活するなど、三島が結婚するまで深い縁でつながっていました。

 三島由紀夫はゲイであることを最後まで公にはしませんでした。『仮面の告白』などに描いた男色は、あくまでも創作上のことであり、「実生活はヘテロである」というポーズを貫くために画家令嬢とお見合いをし結婚しました。三島結婚の後は、福島は「身をひいた」形になり、熊本での高校教師生活をおくりました。福島の書き残したところによれば、三島夫人瑶子は福島と三島の関係に気づいており、三島は「ヘテロを装うため」には夫人の前では自分がゲイであることは微塵も出さないよう努力したという。

 しかし、福島以外の恋人も芸能界演劇界に数多くいた三島は、結婚後も男性と性的な関係を持ち続け、しかもそれを夫人の前では隠し通そうとしました。三島は夫人のために「ビクトリア王朝風の白亜の邸宅」を建て、自身は都内のマンションを仕事場にしたり、帝国ホテルを定宿にしたりして「作家の生活」と「家庭での夫、父としての生活」を分けていました。

 夫人は娘息子を出産した後、三島の男性関係に神経をとがらせる日々が続き、三島の嗜好が表現されているような作品を嫌悪しました。たとえば、映画『憂国』の切腹シーンに激怒し、映画フィルムの回収と焼却を要求しました。1本だけ密かに残されたネガフィルムが三島邸から発見され、2006年にDVDが制作され発売されている)

 また、ジョン・ネイスン『三島由紀夫―ある評伝』が「同性愛者の三島はもともと結婚を考えていなかったが、癌と診断された母倭文重を安心させるために見合いをし結婚した」という記述の他、三島をゲイとする評伝に対し、日本語版の出版を差し止め書店から回収させるという措置を断行した。(『三島由紀夫―ある評伝』は、瑶子夫人の死後、2000年に野口武彦の翻訳で再発行されている)

 福島次郎は高校教師として独身を貫き、ゲイ文学を追究しました。教え子の男子高校生との交情を描いた作品で芥川賞候補になるなど、福島の小説はいわゆる「薔薇族文学」ですから、一般の人が読むことは少ないし、読んで彼の文学世界に入り込めるかどうかはわかりません。芥川賞候補になった『バスタオル』は、教え子との行為の後始末をバスタオルでぬぐうという描写がある作品。受賞はしませんでした。


<つづく>


2009/02/25
ぽかぽか春庭ことばの海を漂うて>寒紅忌(5)剣と寒紅

 三島夫人が1995年に亡くなったあと、夫人をはばかって言及されてこなかったさまざまな証言が明らかにされるようになりました。福島は1982年に高校を退職したあと本名で小説を同人誌などに書き続けてきたのですが、1999年に『剣と寒紅』を出版し、若い頃からの三島との交流を明らかにしました。

 『剣と寒紅』の中に、三島由紀夫から福島へあてた手紙が12通引用されていたため、三島の娘紀子(1959~)息子平岡威一郎(1962~)は、「手紙の所有権は福島にあるが、著作権は三島のもの」という理由で裁判を起こし、福島は敗訴。『剣と寒紅』は絶版となりました。しかし、裁判で決着がつく間に出版社は裁判そのものを「宣伝材料」に使い、「三島文学研究者が買うほか、1万部もでたら大ヒット」の作品を10万部増刷し、出版差し止めが確定するまでに売り切りました。したがって、古本マーケットにはかなりこの作品が出回っており、アマゾンで中古品は123円という値段から売られています。

 あくまでも小説の形で書かれた作品ですから、自己美化もあろうし、創作部分も入っているはずです。しかし、三島研究者なら必ず読むべき小説になったことは事実であり、なによりも挿入された三島から福島へあてた恋文が三島本人の筆であることは、裁判で証明されたのですから、三島文学研究の一次資料として価値が高い。

 「文学作品」として、三島の作品の何かを越える価値を持ったのかというと、たぶん、三島の天才にたいして、福島は天才のまわりを廻る衛星であったとしか評価できない。福島の作品が日本語言語文化として翻訳し海外にも知らせるべき作品となるかというと、私にはそのようには思えない。

 『仮面の告白』一作を見ても、三島の天才はどのような評価にも耐える言語作品としての確固とした価値を持っており、『金閣寺』や『豊穣の海』は翻訳され、海外でも読み続けられる作品となるだろうと思います。

 『剣と寒紅』の中で、三島が福島と抱擁し少女のように「ボク、しあわせ」と、声をあげたという描写がある。
  「私の方から三島さんの体を強く抱きしめ、その首筋に、激しいキスをしゃぶりつくようにしたのだった。三島さんは、身悶えし、小さな声で、わたしの耳元にささやいた。「ぼく、、、幸せ、、」歓びに濡れそぼった、甘え切った優しい声だった。」

 出会った最初のころ、小柄な貧弱な肉体にコンプレックスを持っていた頃の三島は福島に対して「タチ」として行為を行いたがっていたのに、コンプレックスを解消すべくボディビルと剣道に励んで「写真に写して残しておきたい」体に作り替えてからは、ためらいもなく「ネコ」として肉体を差し出した、という福島の描写があり、1970年代から「三島はネコ」と思ってきた私の「ただのカン」が証言されたようで、ちょいとうれしい。

 写真集『薔薇刑』などに現れているナルシストとしての三島は、心理学的にも研究され尽くされている観があります。また、三島を取り巻いていた編集者の回顧譚の出版も盛んで、三島の実像がさまざまに描写されています。
 三島文学はこれからも一定の層のファンが読みつづけ、内外で「三島文学研究」で博士号をとる人も続くでしょう。

 最初は祖母と母親が自分を取り合って壮絶な家庭内冷戦を繰り広げ、最後は妻と母親が
自分を取り合ってケンカするのを、おろおろと見ているしか出来なかった息子であり夫であった男。さまざまに自己演出を行い、「ノーベル文学賞」を欲しがった作家。豪放な演出の陰で実は小心で嫉妬深く嫌みな心性を持っていた男。男色のカミングアウトは最後の最後までしなかったゲイ。その死を「憂国忌」として今も顕彰されている「切腹してサムライになりたかった男」

 その陰で、ゲイをカミングアウトしゲイ文学を書き続けたけれど、三島文学の衛星のひとつとしか評価されなかった福島次郎。
 二流の人として生きた彼の忌日2月22日を「寒紅忌」と名付けた。二流の人が、ここに記す。

<おわり>
2009-02-08 09:26:37 ページのトップへ
Re:映画「憂国」のことなど
mackychan
お。
この先行はひょっとすると、自分の身体コンプレックスをネタにしたコラムに反応してくれてのことかな? という風に思ったら、ちょっと自意識過剰かしらん。

ためになりました。
堂本正樹『回想~』は、自分も文藝春秋を購入して読みました。このあと、本棚から出して再読してみよう。

始めたころは、深く考えず実名と顔を晒していたんですけれどね。いまとはなってはもう、意地でもやり通すぞと。叩けばホコリが出るそのホコリを、あらかじめ晒しておいたら問題の起きようがないだろうと。
とーちゃん、ねーちゃんとも理解してくれているのが有難いところです。

自分の場合、春さんと逆だったりするんです。格闘技雑誌は共作だからしかたないけれど、エロ本のコーナーは一本まるごと自分だけで書いている。けれども雑誌の方針で、どれだけ自分をアピールしたくても強制的ペンネーム。
実名で書きたいけれど、しばらくは我慢の日々です。


2009-02-10 09:04:09 ページのトップへ
ガス・ヴァン・サント
mackychan
なるほど、了解しました。先行掲載で、読んでおいてよかった。

ところでショーン・ペンが主演賞を取った『ミルク』は、男同士の濃厚なキスシーンから始まります。(先週、試写があった)

ペンは異性愛者ですが、脚本家も監督ヴァン・サントも同性愛者。とくにヴァン・サントはデビュー時から公言しており、映画ファンもそういう視点で彼の映画を観る傾向にあったわけです。
今回のオスカー授賞式で、最も感極まっていたのは、脚本賞を取った『ミルク』の脚本家でした。
壇上で、自分の境遇を吐露し、自分を見捨てずにいてくれた両親への感謝を述べ、さすがゲイ・カルチャーの先進国だと思わせてくれました。

自分の周囲にも、同性愛者が何人か居ます。ゲイバーに行った際に、自分だけがモテモテだったという過去も手伝って、彼らと一緒に居ると、どうも構えてしまうという自分が居る。いまはそうでもなくなったけれどね。
『ろくでなし』にも明かしていないエピソードとして、ゲイの子に告白されたことがあったんです。
そのときに、吐き気をもよおした。自分のなかでは異性愛同性愛含めてなんでもありじゃん、とか思っていたのに、あぁそれは他人事であることに限定され、関ってきたら自分だってそうなってしまうのだなぁ~って。

あれ、妙な返信になってしまいました汗
2009-02-27 03:14:37 ページのトップへ
三島論は倉庫に格納お蔵入り
haruniwa
「英語苦手です」言い訳話につづける予定だった三島由紀夫論でしたが、三島論は、ニッポニアニッポン倉庫に収めておわりです。

なぜかと言うと、書いているうちに、私が三島由起夫にも福島次郎にも尊敬の念を抱いてはいないということが判明し、愛していない人、尊敬していない故人について悪口を書くのは、やはり私の分際では千年早いと思って、カフェに出すのはやめにしました。

カフェは、いろんな趣味嗜好の人がいて、男色についても絶対的拒否の人もいるから、私が意図して書いたことを意図したように読み取ってくれる人はまっき~さん以外に少ないだろうと判断しました。

ニッポニアニッポンは倉庫であり、まず、カフェ会員も近づくことのないサイトです。読む人は皆無。倉庫の掲示板のコメント欄という「隠し部屋」みたいなところをわざわざ読む人もいないでしょう。

私は、サブカルチャー「やおい」が好きなのであって、ゲイもレズビアンも、そのような生き方があることは理解するけれど、好きではない。これはヘテロに生まれついてしまったイッパンピープルの悲しさ。

三島について福島次郎について調べれば調べるほど、ふたりへの共感がなくなっていった。
ゲイを隠し通した三島のいじましさも、極私的であるべきセクシャリティについて、「三島さん」と、名指しで公表した福島のなさけなさも受け付けがたくなってきた。

ダイアナ妃との恋愛を暴露したイギリスの元恋人氏とか、一度は愛した人とのいきさつを、相手が死んだあと暴露する人について、それがどれほど「文学的」理想によってかかれたのだとしても、生の露出に関して、私はどうも納得できない。

一度昇華した感情を、モデルを特定されない形で文章化するならともかく、相手が有名人であることを利用して、自分の文章を売るやり方がどうにも好きではない、ということ。三島の周囲の人たちは、これほど三島を嫌いながら生前はつきあっていたのか、と思うくらい、三島への容赦ないエピソード暴露。人間性がどうにも気分がのらなくなってきたので、カフェコラムとしてはボツにしました。

そのうちまとめ直してUPするつもり。

したがって、26日からの新シリーズは「外来語」について。
まあ、このあたりをつっついている限りは、私のふやけた脳も安泰だということで。

2009-02-27 12:17:26 ページのトップへ
お蔵入りその2
haruniwa
ヘンリーダーガーについて書いたのも、なんだか中途半端な気がしてきて、倉庫その2に入れました。

こちらもまっき~さんしか来ない倉庫、「ダンスの部屋」
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/dancingsoleil/diary/d128#comment

ダーガーについてなにかのついでがあるときにでも見てください。
2009-02-27 13:25:02 ページのトップへ
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女優の夜
mackychan
ダーガーの件、了解しました。
数年前に渋谷あたりの書店では特集コーナーが出来ていましたね。友人が買って、回し読みしました。すごい世界観。


死んでから云々というところで、荻野目慶子の『女優の夜』を思い出しました。
春さん、読みました?
自分、芸能人の手記や告白本の批評もやりたいと思ったときがあって、それは既に吉田豪さんがやってはいるんだけれどね、とにかく、出る本を片っ端から読んでいたころに出会った作品。
沢山発表されている告白本のなかでも、出色だと思います。

深作さんが病で倒れた直後あたりだから、死んでから告白、というわけではないけれど、(深作さんに)犯された経緯を詳細に綴っているところなどは、一種の復讐かなと思った・・・んだけど、読み直してみたらそんなことはない、なかなか複雑な愛の物語だなぁと。
2009-02-28 09:30:17 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:女優の夜
haruniwa
深作監督は、「女優開眼のためには監督が女にしてやるしかない」としんじていたのでしょうね。松坂慶子も深作によっていい女優になりました。
深作さん慶子が好きなのかな。
田中絹代は溝口監督については「尊敬する監督であって夫にすべき人じゃない」と発言していたそうですが。

石原真理子が「DVをうけた」と暴露本を書いた相手の玉置浩二と結婚したのでびっくりです。

まあ、ふたりがそれでよいのなら、ヤケぼっくいに火をつけようが再婚しようが好きにしたらいいのですが。

どうも暴露本に対しては構えてしまう。
石原真理子の暴露本も「落ち目女優の起死回生」と思えたので、いい感じがしなかった。でも、タマキDVに対しても「どこまでなら書いていい」という相談をしながらだったというので、ほう、そうでしたか、と思いました。

女優にもいろんなタイプがあってよいけれど、夫と仲良くして子供を育てていることがシアワセと思うなら、表現者という仕事を選ばないほうがいいように思います。

昨夜は夫が死んで歌わなくなったちあきなおみの表現力のすごさに、夜中3時まで聞いていました。
今夜はちと眠い。と思ったらもう2時すぎた。
2009-03-01 02:19:09 ページのトップへ
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映画小僧は、単なるミーハーだった
mackychan
ま、日曜のコラムにも同じようなことを記すんですが、
スコセッシ版『沈黙』が動き出して、昨日の朝日夕刊にも記事が載っていました。

スコセッシが長崎にやってくる数日前に情報が入って、いろんな映画雑誌に当たってみたんだけれど、返ってくる言葉は決まっていて、既に飛んでいるものが居るから取材者は必要ありません、と。
経済的余裕があれば、旅行として行ってきてもよかったんだけれどなぁ。
撮影はニュージーランドがメインらしいので、日本で撮るかどうかも分からないんだよね。だから資料集めとしてやってきた今回を最後に、完成後まで日本にやってこないかもしれないし~。
と、日曜に『DREAM』の取材が控えているのに、なんだか気持ちが違うほうに飛んでいってしまっています。
仕方なく? もういちど『沈黙』を読んで、こころを落ち着かせています。

春さん、篠田版は観ました?
そういえば自分、篠田さんについて書いたことはなかったなぁと。
『心中天網島』が最高傑作だと思うんだけど、『沈黙』も力作だった。『少年時代』以降はちょっと、アレだけど。

漱石同様、映画にし易いようにみえて、じつは映像化が困難な遠藤作品。
熊井啓も『深い河』を撮っていますが、印象に残ったのは秋吉久美子の暗いエロスくらいでした。
2009-03-06 10:45:21 返信フォームへ 掲示板へ戻る
おしゃべりな沈黙
haruniwa
アサヒ夕刊の記事よみましたよ。まっさきに頭に浮かんだのは、まっき~さん、長崎にいってるんじゃないかってこと。
スコセッシに握手してもらいたいよねぇ。

自費で長崎まで飛んでいけない悲しさ。プレカリアートの悲哀が身にしみたでしょ。

2月14日に出席した研究会。
研究会終了後居酒屋談義で、もりあがった話題のひとつがスコセッシの『沈黙』がどのように撮影されるのか、でした。

この研究会は大学院のふたつのゼミの合同研究会で、私が所属しているのは「比較文化を中心とする文化研究カルチュラルスタディ」ゼミ。合同でゼミをしたのは「キリスト教文学研究」のゼミでした。

キリスト教文学ゼミは先生もクリスチャンで、ゼミ生のほとんどはクリスチャンという研究会。

ふたつのゼミ生の雰囲気の違いもさることながら、沈黙などのキリスト教をテーマにした文学や映画の受け止め方に関して、信者と非信者の間にはこうも大きな乖離があるのか、ということを知って、一種カルチャーショックでした。
2009-03-06 11:57:59 ページのトップへ
沈黙とテス キリストは彼らを見放したのか救ったのか
haruniwa
『沈黙』は1966年の書き下ろしでした。私はいまよりもっと貧しい学生だった1970年代の早稲田古本屋街で箱入りの『沈黙』を買ったのですが、今、その本はどこにいったのやら。

篠田正浩監督の『沈黙』を、映画館で見た覚えがありません。テレビ放映されたのを見たのだと思うのですが、いつの放映だったか、まったく記憶にありません。

居酒屋談義では、篠田正浩の脚本のリメークなのか、原作を読み直した上でのリメークになるのかということが話題になりました。
篠田脚本ではロドリゴの扱いなどが違うからです。

ぐるぐる回る水車に拷問を受けている神父が縛り付けられているシーンが一番印象に残っているのですが、これって、もしかしてほかの切支丹もののドラマとごっちゃになっているんじゃないかという疑いもあります。

スコセッシは少年時代カソリック神父をめざしていたくらいですから、現在も信仰を捨てていないように思うのですが、はたして、篠田正浩とどのようにちがうのか、どのようにキリストの不在と存在に迫るのか。
2009-03-06 12:08:49 ページのトップへ
純粋な女
haruniwa
研究会の中で『テス』の原作と映画の相違についての話題が出ました。
原作では最後にテスが神を否定するというシーンがあるのに、映画では、テスの神への信仰を残しているというラストシーンになっている、という話を聞きました。
原作を読んでおらず、ナスターシャ・キンスキーの演じるテスの美しさ、ラストシーンのストーンヘンジに身を横たえるテスの姿の印象だけが強かった私には、キリスト教に対する原作と映画の相違は、興味深いものでした。

おそらくキリスト教を否定するテスを原作のままにして出したら、映画化はできなかったろうし、映画は資金回収が見込めるほどヒットはしなかった。

テスは、アレックスにレイプされた結果生んだ我が子が死んだ後、埋葬式を村の牧師から拒否される。テスとその子は、神が庇護する世界からの追放されたのだ。キリスト教世界で、教会から排除されるということは共同体かららの排除を意味する。

牧師の息子エンジェルとの結婚においても、テスはキリスト教コミュニティから排除される。

原作のサブタイトルは「A Pure Woman(純粋な女)」です。純粋であればあるほど、神は彼女を突き放し、最後は処刑台へ送り込む。

『沈黙』の日本での撮影が何日でもいいからあるといいね。あるいはニュージーランド撮影現場に潜入するコネを今から手回ししておくとか。

映画小僧も純粋だけではやっていけない。スコセッシに会えなかった残念無念も、きっといつかは文の芸の肥やしになるさ。
2009-03-06 12:13:05 ページのトップへ
久し振りのインディーズ
mackychan
ほんとう、プレカリアートって、こういうことをいうのかと。

なんだか大恋愛をしたときの高揚感がありますもの、スコセッシが日本にやってきたというだけで。何度か来ているのにさ~。ネット配信の生中継だけで、泣いちゃった男ですから。

B級帝王、ロジャー・コーマンから映画術を学んだスコセッシ、取りかかったら、早撮りで撮影自体はすぐ終わると思います。編集に時間をかけるという点では、武と同じ。
たぶん、来年のカンヌに持っていくと思います。

いま分かっていることは、脚本は原作からの脚色であり、映画のリメイクではないということ。
ほんとうは『タクシードライバー』の盟友ポール・シュレイダーに手がけてほしかったんだけど(このひとは『最後の誘惑』でもタッグを組んだ)、そうではないみたい・・・ということ。
とにかく、あれやこれや想像して、楽しむこととします。

想像出来るのは、拷問シーンは容赦なしということくらいかな。『カジノ』ではね、イカサマ師を懲らしめるため、万力(!)で顔を潰すシーンがありました。あと、万年筆で首を突き刺すという、どうかしているシーンも。
なるほど、今回のは徹底的にインディペンデントでやりたいというスコセッシの気持ちが分かります。メジャーだと規制が入るからね。今度のコラムでは、ここいらへん(スコセッシが撮りたくて撮ったわけではない作品たち)をネタに語ってみようかと。

あぁ居酒屋談義、聞きたかったな。たぶん視点がまったく違うから自分が参加してもかみ合わないだろうけれど、凄くためになりそうなので、聞きたかった。
2009-03-06 21:08:12 ページのトップへ
麗しのキンスキー
mackychan
そうでしょう、そうでしょう、『テス』といえば、キンスキーの美しさで95%成功したといえる作品ですもの、といったら、怒るひとが居るかしら。でも自分も、中学生のころに衛星映画劇場で観ただけなので、キンスキー美しい、怪物のようなとーちゃんクラウスのDNA、ほんとうに入っているのかと、そんな感想を持ったのでした。もういちど、観返したくなってきた。

昨日、『ヤッターマン』を先行で観る。
面白かった。かなり、面白かったといえるかな。
量産主義・三池さんの良いところが、全部出ています。フカキョンも楽しそうにエッチを演じる。エッチって、こんな感じなのかしら~ みたいなわざとらしい演技が、かえってエッチだ。

今日の春さんコラム。
映画のことを取り上げることが多いので、宮台さんの文章をよく読むんですが、まーず、分かり難い。
いや、昔はともかく、いまの方向性とか割と好きなんですよ。でも方向性やテーマが好きなだけで、文章が好きというわけではない。

春さんの宮台評って、どうなんでしょ。
ごめんね、そんな感じがするというだけなんだけれど、たぶん、好きじゃないだろうなと思って、敢えて聞いてみます。
2009-03-07 11:01:31 ページのトップへ
宮台
haruniwa
もちろん、キライですとも。

つうか、私より若い言論文化人で本が売れている人はキライなのよ。
HALはネタミそねみやっかみひがみでを食べて生きているんだから。

学生運動に関わって東大を出て、ずっと予備校講師をしていた山本義隆「磁力と重力の発見」は物理ぜんぜんわからない私だけれど、いつかは買おうと思って射るんだけれど、宮台の本は買わんぞ。私が買わなくても印税ボロ儲けしているし。
2009-03-07 16:40:18 ページのトップへ
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忘れないウチのメモ
haruniwa
忘れないうちにメモしておく「辞書がでてくる映画と小説」
2009-03-07 16:41:52 返信フォームへ 掲示板へ戻る
辞書がでてくる映画
haruniwa
ちくま学芸文庫武藤康史『国語辞典の名語釈』の巻末おまけにある「辞書年表」

辞書がでてくる映画として
『アヒルと鴨のコインロッカー』
『父と暮らせば』
『赤目四十八瀧心中未遂』
『ロックよ静かに流れよ』
『裸の十九歳』
『ラブ・ストーリーを君に』

この中に1962年の映画に『言海』が登場していると書いてあるのだけれど、私にはさっぱり何の映画なのか検討がつきません
2009-03-07 16:57:20 ページのトップへ
スコセッシ信者代表
haruniwa
ドライバーつきスーパーアリーナ取材がおわったあとは、夜のTV鑑賞でしょうか。

今日の神へのオマージュもよかったです。「おしゃべりな沈黙」っていいタイトルですね。
2009-03-08 11:03:46 ページのトップへ
あった、あった。
mackychan
ただいま~。

①唐突ですが、ダーガーの書き込みについて。

ありました、ありました。
なぜ検索に引っかからなかったのかは、単に自分が名称を間違えていたから。
ダーガーを、ターガーとやっていました。ごめんっ。

というわけで、はるまき2008-04-11『非現実の王国で』に書き込みがあります。

②昨日のイベントは、ちょっと、、、いや、かなり不発かなぁ。
日本を再び格闘技王国にするには、新しい要素が必要かもしれません。
2009-03-09 07:53:07 ページのトップへ
辞書
mackychan
辞書が出てくる映画より、電話帳が出てくる映画のほうが、どんどん出てきますね。映画の性質上、それは当然のような気もします。

『言海』が登場する映画・・・思い浮かびません。ちょっと調べてみます。
2009-03-09 07:55:42 ページのトップへ
上映劇場まで予想できます
mackychan
そんなことでえばる必要もないんですが、
『沈黙』はたぶん、新宿武蔵野館でかかるでしょう。

当たったら、褒めてね笑
2009-03-09 07:57:21 ページのトップへ
ダーガー検索
haruniwa
検索名人を自称しているのに、「ヘンリーダーガー&mackychan」で出てこないし、まっき~が差がしてもないというので、あれ、はるまきではないところに書いたのかと思っていたけれど、「非現実の王国 mackychan」で検索すれば出てくることがわかりました。私がアンド検索で失敗したのは、自分のワープロぐせで、「ん」は「nn」と打つことにしているので、検索でmackychannとしていたのかもしれない。
ちゃんと調べれば、ちゃんと出てくる。
すごいね。

クワイエットルームの「変人」の流れで、非現実の王国でがでてきなのでした。
2009-03-09 16:36:21 ページのトップへ
非現実の王国で
haruniwa
検索名人を自称しているのに、「ヘンリーダーガー&mackychan」で出てこないし、まっき~が探してもないというので、あれ、はるまきではないところに書いたのかと思っていたけれど、「非現実の王国 mackychan」で検索すれば出てくることがわかりました。私がアンド検索で失敗したのは、自分のワープロぐせで、「ん」は「nn」と打つことにしているので、検索でmackychannとしていたのかもしれない。
ちゃんと調べれば、ちゃんと出てくる。
すごいね。

クワイエットルームの「変人」の流れで、非現実の王国でがでてきなのでした。

1年前に紹介されたときは非現実の王国でを見る気になれなかったのに、1年後には見たいと思ったのは、まっき~の紹介した映画だということが頭のすみに残っていたのかも。
2009-03-09 22:17:03 ページのトップへ
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春さんが、戻ってくるころには…
mackychan
とーちゃんから飯島愛の追悼文、雑誌バージョンが読みたい、エロ本を送ってくれといわれたけれど、その雑誌があまりにもアレなので、自分のとこだけコピーして送った自分・・・誇り持って載せているけれど、それとこれとは違うからね~。
同じ理由で、春さんに読んでもらいたい雑誌コラムが沢山あるのに、春さんに送れない自分が居ます。
でも最近、コネが広がっていろんなところに載せてもらえる可能性も増えたので、春さんが戻ってくるころにドサッと送れるよう頑張ってみますです。

というわけで、春さんが中国で忙しくしているあいだも、ちょくちょくはるまきコーナーを荒らしますので、そこんとこよろしく。

いってらっしゃいませ。

2009-03-14 11:04:09 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:春さんが、戻ってくるころには…
haruniwa
格闘技の雑誌でもAVの雑誌でも、私は読みたいところだけ選んで読むから、他にどんな過激な記事や写真があろうともOKですよ。

まっき~さんの書くなわばりが増えて行きつつあるのは喜ばしいことです。

そのうちパパ上が「そんなに送ってきても読み切れないから、精選せよ」と悲鳴を上げるかもしれませんね。

今は精選もなにもとにかく与えられた仕事にきっちりよい文章を書いて、牧野光永の筆力を認めさせる時期でしょう。がんばって書いていってください。

はるまき書き込み、楽しみにしていますから。どんどん書いてください。



2009-03-14 12:11:11 ページのトップへ
Re:春さんが、戻ってくるころには…
mackychan
> とーちゃんから飯島愛の追悼文、雑誌バージョンが読みたい、エロ本を送ってくれといわれたけれど、その雑誌があまりにもアレなので、自分のとこだけコピーして送った自分・・・誇り持って載せているけれど、それとこれとは違うからね~。
> 同じ理由で、春さんに読んでもらいたい雑誌コラムが沢山あるのに、春さんに送れない自分が居ます。
> でも最近、コネが広がっていろんなところに載せてもらえる可能性も増えたので、春さんが戻ってくるころにドサッと送れるよう頑張ってみますです。
>
> というわけで、春さんが中国で忙しくしているあいだも、ちょくちょくはるまきコーナーを荒らしますので、そこんとこよろしく。
>
> いってらっしゃいませ。
>
2009-03-21 09:00:59 ページのトップへ
あ、
mackychan
いろいろといじっていたら、勝手に重複返信されていました汗

ほんとうは、ちよさんが記してくれたところのリンクを、載せようかどうしようか迷っていたところだったのです・・・が、そういえば本人の了解を得ていないことに気づき、
まぁ要約すると、事件性のあるネタゆえ、まだ詳しくは記せないのだけれども、カフェで記した練習中の事故というのは、ほんとうは人助けをやって負ったもの、でもいろんなひとにやり過ぎだと叱られたので、ちよさんだけでも褒めてね、という自分のメールに対し、ちよさんがブログで褒めてくれたという内容です。

というわけで、春さんが中国で節約生活を送っているあいだも、わけの分からんことに巻き込まれ、というか、自分で突進していって、勝手に満身創痍になっているバカチンです。落ち着きない35歳だなぁ。

↑そんなわけで、重複部分、削除しちゃってくださいな
2009-03-21 09:11:23 ページのトップへ
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魂は、ホン「には」宿っていた
mackychan
①決断のときとか、そういう場面における音楽効果の古臭さに閉口

②そもそも演出スタイルが自分の好みではなかった

・・・と、いきなり文句から入ってみる。

でもね。
決して、観て損したという出来ではない、
フジテレビ開局50周年記念のドラマ『黒部の太陽』。

自分の友人(にっかつの同級生の女子。演出コース。新聞奨学生の同志でもある)は演出補佐として参加。
彼女から話を聞いたのは去年の春くらいだったから、映画的なスケールで制作が進んでいたんだと思います。

キャストは豪華だしロケも多く(それはエンドクレジットに流れる、沢山の地方フィルムコミッションで理解出来る)CGも巧く、時間もお金もかけている。

完成版を観た彼女、「いいホンだし役者もいいのに、観ていて胃が痛くなってきた。つくづく、監督と編集が大事だって分かった」と。
自分も「なんでこのエピソードを、こういう構図で撮るんだろう」とかなんとかエラソーにブツブツいいながら観ていたんですが、
演出にはいろいろ文句があっても、書き直された脚本は悪くないと思った。

香取慎吾(熊谷組・倉松班の親方)が小林薫(黒四建設事務所次長)の家で、ユースケ・サンタマリア(熊谷組大町作業所工事課長)に

「元気な昔のひとが居ると、勇気をもらえるんだ。俺たちも、ここを生きて出られるんだなって確信出来るから」

という―グッときたなぁ。

ただ開局50周年というのは分かるけれど、無駄に豪華キャスト過ぎるともいえるかな。
それでも、手垢のついた清張(開局50周年で取りあげたのは、テレ朝でしたね)を何度も映像化するより意味があると思うし、人気の若手を使うことによって、黒部のお話を知らない少年少女に興味を持たせる効果はあるんだよね。

2009-03-23 14:18:44 返信フォームへ 掲示板へ戻る


コメント
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はるまき(16)

2008-11-05 06:24:00 | 日記
今日は1月31日なので
haruniwa
2月4日も近いですね。というわけで、1月31日にHALコラム掲載するつもりでボツにした九年母日記をこちらにUP。


2009/01/26
ぽかぽか春庭やちまた日記>暦はひとめぐり(1)おひとり様の老後

 2009年1月10日は、我が家にとって、「家族写真撮影記念日」になりました。夫と所帯を持って以来、初めて写真館で家族そろって記念写真を撮影したのです。夫と姑と娘と息子と私。5人で写真館にでかけ、息子成人式の記念撮影をしました。

 娘や息子の七五三の時も、娘の成人式の振り袖姿も、いつでも母子家庭で記念撮影してきました。どんな時も夫は「そういう仲良し家族ごっこにつきあう気はない」という「自己主張」を押し通してきたのです。家庭を顧みない父親だからこそ、せめて子どもたちのために、写真だけでもいっしょのものを残したいという妻の願いは、完全無視です。
 今回は、「おばあちゃんといっしょに写真をとる」ということを第一の大義名分にしました。妻には冷たい夫も、実母には頭があがらないので、「おばあちゃんが孫といっしょの写真を撮りたがっている」ということにしたのです。

 1月25日の夫の言では、「」

 夫は、「夫婦仲良く」に値することは何一つしてくれたことがない。
 結婚指輪も新婚旅行もなしだったのは承知の上だったけれど、結婚以後、誕生日に「おめでとう」もなし、夫婦いっしょの旅行もなし。太宰治のことばに「家庭の幸福は諸悪の根元」という警句がありますが、夫はそれをまともに実践したつもりだったのです。家庭の幸福なんぞを追求しているのは、男の一生として諸悪のもとであると。

 家事育児の手伝いはまったくなし。家族をいたわる言葉がけなんて皆無。自営の会社は赤字続きで、毎月家族のための生活費は、「ほんの気持ちだけですが、、、、」という程度。雀の涙というか、ハチドリの涙。
 まあ、こちらも「いえいえ、お気持ちだけで十分です」なんてことも言わず、ハチドリの涙を受け取るのだけれど。

 会社の微々たる収入は、会社事務所の維持にあてて終わり。あと、夫の趣味のタイ語講座授業料とか。
 ヒョータン社長、リタイア後は、「ひとりで」タイの奥地に入り、現地の子のために学校を建てて暮らしたい、と「おひとり様の老後」計画を立てています。

 「子どもの給食費がない」と、私が泣いていた時代でさえ、私の泣き言はいっさい無視して、「フォスターペアレント」という会を通じてタイのこどもに「奨学金」を送っていた人なのです。
 タイの子の奨学金より、うちの子の学費でしょ、と、私が訴えてもムダだった。娘は学費いっさいを育英奨学金と大学奨学金の両方を得てまかない、2006年に卒業しました。2007年入学の息子の学費は、私が2007年に出稼ぎで稼いだ手当で、かろうじて授業料を支払いました。

 息子は育英奨学金を借りるのはいやだと言い張る。娘の育英奨学金、これから20年以上返済していかなければならない大変さを知っているからです。「親が子に奨学金を出すことにするなら、返済は有るとき払いの催促無しだから」ということで、私が貸し付けることになりました。今年と来年の分の授業料を稼ぐために、今年はまた出稼ぎに行かねばならない。いつになったら返してもらえるものやらわからないですけれど。

<つづく>


2009/01/27
ぽかぽか春庭やちまた日記>暦はひとめぐり(2)DV妻

 世間では 夫のことを見て「変わった考え方の人ね」という論評ですむのでしょうが、私にとっては死活問題。子どもの食い扶持を稼ぐために、私は必死に働いてきました。おしゃれもショッピングも無縁ですごし、ただ年をとってしまいました。

 そんなこんな愚痴話をつづけながらも、去年息子が20歳の誕生日を迎え、この1月に成人式を迎えたことで、ひとまず、「未成年の子への親の責任」肩の荷をおろすことにします。肩の荷おろしても、あと2年間は学費分食費分を稼ぐのは私ひとりですが。

 苦労続きの結婚生活のなか、それでもなお、私が夫に感謝しているのは、私に「子供を育てる人生」を与えてくれたから。
 私と結婚して、私が子供を産むことを承知するなんて、夫以外の男ではたぶん、ありえなかった。私は、完璧に「男が結婚したいと思うような女」ではなかったから。1970年代にとっての「女らしい女性」というイメージに反抗して生きたのが、私の青春でした。生意気で知ったかぶりで、自己主張が強く、精神的な自立を望む女。男女は平等であるべきだと思い、家庭は両性が協力して築くものだと主張していた。「かわいい女」のふりができた女子高校同級生は、みなよき伴侶を得て幸福な家庭を築いたのですが、私は「男に媚びていると思われるのはいやだ」と言って、にこりともしないヤナ女でした。

 今では、学生にも愛嬌を振りまいて、「先生はいつもニコニコしていて、授業するのが楽しそうですね」と、言われている。なんの、なんの、営業スマイルに決まってるでしょうが。これでメシ食ってんだから。

 私を知っている人は、みな、私が一生本とにらめっこしてすごすと思っていました。私が理想的な結婚生活と思ったのは、高群逸枝と橋本憲三夫妻でした。妻は研究を続け、夫は妻の研究の意義をみとめ、自分は編集者として生活をささえ、妻の研究生活を応援する。
 理想と現実はまったくかけ離れていました。我が家、夫は赤字続きの校正会社を自営し、「おひとり様」で生きている。妻は研究生活もままならず、孤軍奮闘でふたりの子を育て、生活費をかせいだ。

 子どもに胸の乳を飲ませながらも、片目で本を読み続けた私ではあるけれど、子育ては楽しかった。
 我が家、娘も息子も不登校生徒でしたから、不登校の期間はものすごくたいへんだった。しかし、子どもが成長した今は、苦しくつらかったことは忘れて、すべてがよい思い出になっています。

 中学校不登校の娘を受け入れてくれる高校を探して、東京中、そして神奈川まで高校見学に娘と出かけたことなど、昨日のように思い出されます。娘は都立の単位制高校を経て都内の私立大学を卒業し、息子は16歳で「高校卒業資格認定試験」に合格して、今は自宅から自転車で15分の大学に通学しています。

 ショーモない娘とロクデモない息子に育ち上がったとしても、娘と息子は私にとって宝物であり、子育てをした時間は、最大の「人生のよき部分」である。こういうと娘息子はとてもイヤがるけれど。「子供は宝物」と言われると、「親にとって、よい人間であれ」と、束縛される気がするのだと。そんなことは望んでいない。子供は子供の人生を歩めばよいのであって、親の鼻を高くさせるためとか、親の勲章になるために人生があるわけではない。だから、好きに生きたらよい。

<つづく>


2009/01/28
ぽかぽか春庭やちまた日記>暦はひとめぐり(3)感謝状

 毎年、父親の誕生日と6月第三日曜日に、娘と息子は父へのプレゼントを渡してきました。三倍返しをめあてにしてるんだよ、と娘息子は言うけれど、私は釈然としない。我が家に父親なんていたんだっけと、毒づいてみる。

 家庭生活を完全に放棄し、家計費もほとんど負担しないで「趣味の人生」に生きている父親。そんな父親を、それでもなお「子供たちが慕うように」育ててきた自分をほめてやりたいが、悔しくもある。どうしてああいう父でも「父の日」のプレゼントをもらえるのよ!

 子供たちが小さい頃、娘が書いたメッセージや息子が保育園で描いた「父ちゃんの顔」を渡そうとしたら、夫は、「こういうものをもらって喜んでいられる状態じゃない」と、贈り物を放り出したことがありました。
 夫も、倒産のまぎわで気が立っていたのだろうと、今では理解もするが、その日は、ただただ腹がたって、私は泣きながら夫に殴りかかった。夫をなぐろうとしたのは、唯一この時だけ。私が夫から身体への暴力を受けたことは一度もない。

 しかるに、私は、自分が法的には「DV妻」と呼ばれてしかるべき存在だったことを、今まごろになってようやく知った。夫から、直接の暴力暴言を受けたことがなかったので、自分が「DV妻」に相当するとは知らなかったのです。
 家庭を無視する「ネグレクト」や、家計費も家事も分担しない「非協力」を、妻が「悲しい、つらい」と感じた時点で、この夫の仕打ちは「DV=ドメスティック・バイオレンス家庭内暴力」と、法律的には呼びうるのだって。私は法的に立派な「DV妻」でした。知らなかった!

 今まで26年間、貧乏生活に愚痴を言ってきた。でも、働くことは好きだったから、貧乏暮らしもまた楽し、と、やり過ごしてきました。
 2008年5月、愚痴ですませられない怪我さわぎがあり、骨折した足をひきずって通勤していたとき、ほんとに休めない体がうらめしかった。

 私がこうまでして働かなければならないのは、私が働かなければ、一家で飢えるからだ。
 痛む足をかばいながら、階段を上っている間、夫が子供たちからのプレゼントを放り出したとき以来の腹立ちを感じました。
 腹が立った時点で、また「つらい」と感じた時点で、私は「DV妻」なのだった。
 う~、DV妻の26年間、、、、、、姑から「よい嫁」と言ってもらえてるくらいじゃ、追いつかない気がしますけど。

 親は子供が自立して生きていくすべを手に入れるまでは面倒をみる。それが親の生き甲斐でもある。でも、ひとりで生きていけるまでに成長できたら、子は子で自分の人生をみつけるがよい。親を当てにすることもないし、くびきにすることもない。
 ただ、ただ、私にとっては、子が成長する過程をともに過ごせたことは人生最大の喜びであったし、「私の人生の一番たいせつな部分」と思っています。

 その「大切な部分」を与えてくれたのだから、夫には、感謝している。うらみつらみはあろうとも、そのすべてを上回って感謝しています。
 夫へは、感謝状でも贈ろう。
 「DV人生をありがとう。DV妻より」とでも。

<つづく>


2009/01/29 
ぽかぽか春庭やちまた日記>暦はひとめぐり(4)虎穴に入らずんば

 夫は、元地方新聞記者でしたが、私とケニアで出会ったのは、新聞社をやめ、フリーランスジャーナリストの可能性をさぐりながらナイロビに滞在していたころでした。

 「ひとりでアフリカ・アジアを歩き回り、取材したい」という夢を持つ男でした。
 たぶん、2007年ミャンマー反政府デモ取材中に軍に射殺され亡くなった長井健司さん(享年50歳)の生き方ができたのなら、夫としては本望だったことでしょう。
 でも、その夫の夢は、「デキ婚」の結果、「子どもが育ち上がるまでは、ひとりで外地へ入って死ぬわけにはいかない」という決意で断念したというのです。

 結婚してからも夫はフィリピンやタイの難民キャンプ地などへでかけていましたが、タイ奥地ゴールデントライアングルと呼ばれる地帯やミャンマー山岳ゲリラ地帯へ入っていくチャンスがめぐってきたとき、娘の顔を思い浮かべたとき、子供が成人するまで死ぬわけにはいかない、と思いゲリラ地帯潜入を断念した。フォトジャーナリストになる夢を諦め、日本にもどって校正会社をほそぼそと続ける人生を選択した、と夫の弁。

 夫がめざしていた新聞記者は岡村昭彦でした。
 岡村は、『南ヴェトナム戦争従軍記』を発表した東京新聞の記者でしたが、晩年はホスピス活動に力をそそぎました。岡村になる夢をあきらめたのは夫自身です。でも、「家族ができたために夢をあきらめた」と、夫が言うので、私はずっと「申し訳なかった」と思い続けてきました。もし、夫が夢をあきらめずに外地に入って死んだら、私たちは母子家庭となった、のかもしれません。

 でも、実質的に26年間、夫は、「家族をほったらかし」の生活を続けたのですから、外地にいようと、国内にいようと、結局は同じだったと、今は思いますけどね。
 どっちにしろ、娘と息子は、父といっしょにすごす時間を持たずに、「疑似母子家庭」で育った。いや「疑似」の分だけ悪かった。なんであれ、偽物は本物に劣る。

 現在の夫の夢は「仕事をリタイアしたら、ひとりでタイの奥地で暮らしたい」だそうで、タイ語の講座に通っています。自分の母親の介護はヨメがなんとかするだろうと、信じているみたい。
 「今通っているタイ語教室では、ぼくがいちばんいい生徒なんだ。無遅刻無欠席で成績もいい」と、娘にも息子にも私にも同じ自慢をしていた、「家族ほったらかし」男、今月末日が誕生日。

 娘の誕生日も息子の誕生日も、もちろん私の誕生日も「365日のなかの一日にすぎない」から、お祝いなど言っているヒマはない、という男、自分の誕生日を娘や息子が祝ってくれないと、不機嫌になるのです。
 「チチって、自分は個性的だなんて思っているらしいけれど、単なるジコチューなんじゃないの」と、娘はすでに中学生ころに「父の本質」を見抜いたそうです。

 さて、「単なるジコチュー父」は、子供たちからのプレゼントを待っているのかな。
 私は、『タイの田舎で暮らす』という本を見つけたとき、夫に「将来タイで暮らしたいと思っているなら、参考になるかも」と、渡したら、「ぼくは、こういうのは読まない。人のやったことをマネしても面白くないから」と、文句言ってました。ほんと、かわいくありません。まったく!タイの奥地で、トラに食われてしまいなさいよ。
 あ、タイにトラはいるんだっけな。


2009-01-31 07:38:13 ページのトップへ
ぐちぐち
haruniwa
フェルメールシリーズの最期に「次回シリーズは、いつもの「働けど、楽にならざりぢっと手をみる」という愚痴です。」と書いたのは、このDV妻シリーズをUPするつもりでした。

UPをやめて「マリア・モリネールことばを編む」シリーズにさしかえたのは、こういった愚痴を書いたとき、必ず誤解する読み手がいるから。
読む人がどう誤読しようと、読み手の勝手なので、仕方のないことなのですが、同情されるのも「DV妻といっても、あなたはまだマシなほうです」などのいらぬなぐさめコメントを書かれるのも面倒だなあ、と感じてしまったから。

まっき~が「自分はAVきちがい」と書くとき、それを自慢話としてうけとる人もいれば、「AVなど、女性を蔑視した映像を見るのは社会正義に反している」といういらぬ正義派ふぇみにずむ批判をするという人もいるわけで。それでも面倒がらずにコラムをかくまっき~はソンケーです。

私は最近メンドーに思うことが多いので、自虐ネタは極力おさえているのですが。

「つぎあて」ということですら「ビンボーに負けないで」とか言われると、なえます。

まっき~の「きちがい」と同じく私の「ビンボー」は、自慢なんですから。
2009-01-31 07:49:09 ページのトップへ
MOTTAINAI
mackychan
あらー、味のあるコラムなのにボツなんて、もったいないMOTTAINAI。
真剣に書けば書くほど歪みが生じて、どうしても笑えてしまう柳美里の『交換日記』も傑作だと思ったけれど、狙いを外していない春さんコラムも真似出来ないスタイル。
とーちゃんは自分の文章をぜんぶ、プリントアウトしてから読むそうです。そうしないと、お前の意図や狙いを見失いそうだからと。有難いことだけれども、それってやっぱり、あるのですかね。よくいわれることだけれども、モニター上の文章をモニターで読むという行為は、読んでいるつもりでも、真の意味で読んでいるつもりであって、ちゃんとは読み込んでいないと。では、勘違いが多いであろう春さんが放つ愚痴やビンボーネタや、自分のエログロユーモア(自分ではユーモアだと思ってる)をプリントアウトして読むと、意図は分かってもらえるのだろうか。

でも、読めてよかった。自分なんか、これでどう愚痴ネタに移行していくのだろうか・・・と、いわれるまで変更を気づかなかったです、はい。

面倒がらず・・・どうなんでしょうか、最近は完全に吹っ切れたというか。エロ本に文章を載せてもらうようになって、短いコーナーでも、読者からの一定の支持があってね。ほら、これはほんとうに残念なことだけれども、自分の作品や文章ってべつに、いまのところ、なにかの賞を取ったとか売れたとか、そうした明確な評価はされていない段階ですから、コアなひとにそのことを褒めてもらったときの快感というか、葉書アンケートってあるでしょう、あそこでどの記事・コラムが面白かったかの問いに自分のがあると、もう、このために自分は書いてきたのだと。そのテンションのままでカフェコラムを書いていたりするので、内容も文体もそのままだったりして。
もちろん、ミニメールや足跡で、ときどき、不快ですねと率直な意見をくださるひとも居ます。有難う、自分もそう思いますと返したこともあったけれどね笑
ほんとうは、有害図書とされたマンガたちを救うために、識者5人を相手にたったひとりで闘い、しかも論破してしまった呉智英さん(春さん、このひとはどう思います? 少なくともマンガに関しては、いちばん信用の出来るひとかなと)のように、突っかかってきたひとに、いちいちやり返したい気持ちもあるけれどね。
2009-01-31 11:02:58 ページのトップへ
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ポニョとクロラのあいだ
mackychan
スカパー! で『日本オタク大賞08』(新宿ロフトで開催)を観ながらモノを書いてます。いま、ちょっと休憩・・・というか、内容が面白過ぎるので、これは原稿書いていられないぞと。だから強引に休憩中。

パフュームが売れた理由を、ショートカット/前髪パッツン/ふわっとしたヘアスタイルでまとめたところ、しかも黒髪だったから「こそ」という風に論じ、音楽について一切語らなかったところが面白かった。茶髪になったらオタクは暴動を起こすぞと。

毎年開催されている賞なんですが、パフュームのような意外な活躍を見せてくれたひと・モノは語るのに、あらかじめヒットや話題になるものには冷たいところが、オタクなひとたちらしい。去年は書評も手がける唐沢俊一さんが、3年前までは痩せる直前のオタキング岡田さんが居たので、ふたりの不在が寂しくはあるけれども。

ゲームに関しては無知だったので、さっぱり、だったんだけれども、
『ポニョ』については、のぞみちゃん紅白出れて良かったねぇと一言で終わりにして、『スカイクロラ』について延々と語っているところとか、とても良かった。日本に救いがあるとすれば、この映画がヒットしなかったところにあると。押井監督って、そういうものであると。学校で女子が「ポニョ可愛いよね」といっているのを聞いて、ひとりの男子が失笑している・・・という図が、正しい現象であると。すごくよく分かるなぁ。

さて。
ネットで知り合ったアメリカ在住の映画狂から、最新のスコセッシ情報を入手。
やっとこさ、遠藤せんせーの『沈黙』映画化が正式にスタート。キャスト陣を選んでいる最中だから脚本さえ完成したのかどうか判然としないのだけれど、ほぼ当確のひとりとして、「チェ」デル・トロの名が。おぉ、誰を演じるのだろう。

春さん、後編が公開していますが、『チェ』はご覧になられましたか。


馬鹿なパロディ、でもほんとうにスコセッシの映画を知りぬいたひとだなぁということが、細部のつなげ方で分かる。

http://jp.youtube.com/watch?v=YiKBoLXg5Cw

2009-02-03 04:46:48 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:ポニョとクロラのあいだ
haruniwa
「チェ」は、29と39の両篇つづけて見たいので、両方を2本立てで公開している劇場へ行くつもり。3月までに見られるかどうかわからないけれど。

ポニョは地上波テレビ放映のとき、見る予定。

「スカイクロラ」は、今のところ見る予定無し。
crowler=爬虫類
ということを教えて貰っただけでも押井監督ありがとう。
いい監督と思います。オタクたちに言わせると「神だね」

大学生たち、ちょっと得意なことをもっている人に対していとも気軽に「神だね」というので、「神」インフレになっていますけどね。

パフュームが売れた理由黒髪説。
昨年末のレコード大賞有線大賞ほかの歌レースでさんざんポリリズムを聞きました。テクノポップ復活ということにはならないだろうけれど、パフュームがらみでYMOがスーパーの店内BGMになっていたりするので、売れてよかったと思います。

『沈黙』のデルトロ、棄教するフェレイラかロドリゴのどちらかなのでしょうね。チェのイメージでいけば、信仰を守り抜いて水車に縛り付けられて拷問死する宣教師なんか観客のM心をふるわせてよろしいかなあと思うのですが、。

どっちにしろ「沈黙」楽しみです。

「ラストサムライ」ではかなり上出来だった時代考証が、今回はどこまでちゃんとできているのか、楽しみです。
2009-02-03 15:29:03 ページのトップへ
パソコントラブル
haruniwa
窓サービスパック2というのがインストールされたパソコンを大学院から貸与されたのをつかっているんだけれど、自動更新にしていて、知らぬ間にサービスパック3というのになっていたらしい。

そしたら、いろいろ不具合が出てきて、立ち上げると「個人設定をしています」というところでフリーズしたまま起動できなくなった。

今日、大学院パソコンヘルプセンターに電話して、サービスパック3を削除して、なんとか大丈夫になった。

わからないまま使っているので、いろんな不具合が起きる。
大学専用メールが、去年の11月から届いていなかった。送信ボタンを押し「送信済み」となっていたので、それらがペンディング状態のまま送信されていないことに気づかなかった。

失敗ばかり。

2009-02-03 15:39:08 ページのトップへ
明日
haruniwa
一日早いけれど、誕生日おめでとうございます。
祝35歳

吉田兼好は「ものくれる友がよき友」と言ったし、まっき~さんにはDVDやうどんやその他いろいろいただいているのに、何も物を送らないHALでごめんね。

「HALは忠実な読者であり、文章を深く味わう友でありつづける」ってところが、プレゼントと思ってね。

スピルバーク論もおもしろいし、座頭市やネバーエンディングストーリー論もおもしろかった。
2009-02-03 15:49:45 ページのトップへ
ネバーエンディングシネマ
haruniwa
原作者エンデはラストシーンに激怒し、クレジットに原作者として名前をのせることを拒否したというのは、映画の宣伝としては上出来ですよね。

まっき~さんは、脚本のほうを支持。映画のほうを先に見たら、そうであっていいと思います。
いじめられっこの逆襲は映画のテーマとして不滅です。

土曜日1月31日の夜、ビデオに録画したまま見る時間がなかった『続3丁目の夕日』、日曜日2月1日地上波放映の『パイレーツオブカリビアン デッドマンチェスト』を娘息子といっしょに見ました。

三丁目~は、家族一緒にわいわいと楽しむのにちょうどよく、内容の薄さはぜんぜん気にもせず他愛ないストーリー。第一作がアカデミー賞総なめにしたのはいったい何だったのか、と思うけれど、続のほうも、それほどひどいわけでもなく、前作が売れすぎたゆえの毀誉褒貶もあろうかと思います。映画館で1800円だしたのなら「これで委員会」とおもうけれど、テレビ放映だしね、腹もたたない。

「前作から4ヶ月後の設定だけど、須賀健太くん、声変わりしてるし」なんて言いながら、わいわい見ていました。

パイレーツのほうは、シルバー券千円くらいは払ってもいいと思うよ。あの烏賊足ひげのおっさんの気持ち悪さとかたこ足に襲われるときのべとべとにぬめる気持ち悪さとか、一家でわーきゃー言いながら楽しみました。

海賊たちが最後の審判や地獄落ちをおそれているようすを見て、「悪人なおもて往生す」の仏教でよかったね、「なみあむだぶつ」ひとこと言えば地獄にいかないで済むのだから、海賊やりたい人たちは、仏教徒になるべきだ、という我が家の結論。

ソマリアの海賊達はモスレムだろうけれど、そのへん、イスラム教はどうなっているのやら。
2009-02-03 16:40:42 ページのトップへ
ひとにやさしく
mackychan
「なんで、そんなに僕に、よくしてくれるんですか」―と、聞いてきた後輩が居て、べつの答えかたがあったのだろうけれど、酔っていたというのもあるし、実際にそんな風に思っているところがあったので、
「いや、まぁ、いろいろと、いままで周囲に迷惑かけてくたから。罪滅ぼし」と答えた自分・・・後輩、ちょっと感動していました。
いや、感動されても~。
実生活ではひとにやさしく、文章ではサイテーで。最近は、これがテーマです。

有難う、春さんからコラムや批評を褒めてもらえることが、なによりの贈り物です。明日用のコラム、さっき編集が終わったんだけれども、そーとーサイテーなエピソードになっております。少し色をつけたほうがいいんじゃないかと思ったりもしたけれど、こういうことを堂々と告白出来なきゃなぁと思って、敢えて純度100の実話を。笑ってもらえると有難いので、よかったら感想聞かせてね。

さっき、とーちゃんからメールで、腰痛のため鍼治療などをしていて、お前に贈る辞書は買ってあるんだけれど、動けないから数日遅れるだろうと。いやいや、有難い。そしてちょっと、心配。

明日は完全オフ。
ハニーがなにやらを作ってくれるらしい。じつは、はるまきもちゃんと読んでおります。

下旬からは、ちょっと忙しい。
アカデミー賞あるし、格闘技が始まるし、3月1日の飯島愛お別れの会にはちゃんと行くし。
いつの間にか小向美奈子が逮捕されているし。好きな子じゃなくて、よかった。単純な男なので、好きだったらすぐにダメージ受けるし。しかし彼女の堕ちかたはちゃんと段階を踏んでいて興味をそそられるなぁ。失踪騒ぎがあって、週刊誌にグラドルたちの売春斡旋強要などをぶちまけ、逮捕されたときは住所不定ときた。
どうかあたしのことを書いてくれとネタを提供しているとしか思えない・・・けれども、好きではないので思い入れもなく、書こうかどうしようか迷っているところです。

2009-02-03 19:42:54 ページのトップへ
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午前4時のティーパーティ
haruniwa
祝!シナリオ脱稿。
2009-02-11 04:43:57 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:午前4時のティーパーティ
haruniwa
祝!シナリオ脱稿。ついに完成しましたか。おめでとう。

怪我したこと、鍵を忘れて閉め出されたこと、ハニーにふられたこと、トリプルアンハッピyも、このシナリオ完成のため試練かと。

いや、不必要な試練だったのかもしれないけれど、モノカキは試練を「買ってでも経験しておけ」です。必ず自分の肥やしになる日がきますから。

脱稿したということは師匠のOKは出たということかな。
これから応募するのでしょうか。

自分で納得のいく作品をれからも書き続けていくことが、トリプルアンハッピーを乗り越えていく道ですね。つうか、私生活の幸福を求めるなら、ものかきにならんほうがいいよ。幸福になって悪いことはないけれど、私生活でしあわせいっぱいになりたいなら、役所にでも就職して、安定した暮らしを営むほうがよい。声優の彼女は、そうところわかってくれる人なんじゃないかと期待したのだけれど、まあ、人の出会いと別れはふたりだけのものだからね。出会ったことをよしとしましょう。

私が憂国論で言いたかったことは、いびつでねじ曲がっていてゆがんでいない人生、まっすぐな幸福を求めない覚悟をもって生きるものに、「言葉の神」はおりてくるものである。
しかし、覚悟をもっても神には会えないものもいるけどな。
ことばの神にたとえ会えない人生であってもよしとする覚悟から言葉は生まれる。

ともあれ、ひとつの作品が生みだされたということは慶賀である。おめでとう。


2009-02-11 04:56:24 ページのトップへ
Re:午前4時のティーパーティ
haruniwa
2月10日午前4時に、夜行性の娘息子と、老人性早起きのために目ざめてしまった私が、「それじゃ、お茶でも飲むか」ということになって、午前4時のティーパーティとなった。

2月7日が84歳の誕生日である姑のために、娘がアップルパイを8日の朝に焼き、姑のもとへ届けた。姑は昔の人なので、持っていったおみやげを「お持たせ」としてその場で食べようとしない。たぶん、翌日に老人会にでも出たとき「孫が焼いてくれたアップルパイなんですよ」と披露しながら、仲間に分けるのだろう。

そのため、娘は自分たち用の分もちゃんと作り置きしてあった。
そのパイを3人で切り分けて、娘は「自分で作ったが、我ながらウマイ」と自画自賛しながら食べている。
娘の作るチーズケーキとアップルパイはどの店のケーキよりおいしい。

娘が一番ケーキ作りにはまっていたのは、高校生のときだった。
ケーキ作りに熱心になったのは不登校生の中学後半に、家にひきこもって、ひたすらケーキをつくっていたころから。ケーキを作ることが自己表現であり、存在証明だったのだ。

高校3年生で進路を決めるとき、娘は製菓専門学校へ進学したいと希望した。
私は専門学校を卒業しても、ケーキ職人として独立するには特別な才能が必要であり、さもなくば一生独立することなくケーキ屋か製菓会社の雇われ職人でおわると思うけれど、二流のケーキ職人で終わる覚悟があるのなら、製菓専門学校へいくのもよし、もし、独立してケーキレシピを自分で開発するような一流パティシエをめざしたいなら、我が家ではむりだ、と娘に引導を渡した。我が家にはケーキ店をだしてやれるような資金もないし、難しいと思うと、言った。専門学校進学では奨学金のあてがなくて、高い授業料を私には払えない、という目先の不安があったからだ。大学進学なら育英奨学金も大学奨学金もある。

娘は結局、製菓学校をあきらめて、自宅から地下鉄20分で通える大学に入った。育英会と大学奨学金の両方を得て卒業した。最初の入学金は親が出したけれど、その後の授業料その他いっさいを奨学金でまかなった。
社会科教員資格、司書教諭、司書、社会指導主事の4つの資格をとったけれど、「母が、大学へいけ、資格をとれというから、命令通りとった。もう、文句ないでしょ」と、言い就職はしなかった。未だにパラサイトしているけれど、これまで親の言うことをきいてきた娘に、もう何も言えない。

ときどき、娘を製菓学校に進学させるお金がない親だったことを悔やむこともある。金のない親の子に生まれたばかりに、好きな道へいかせてやれなかった。

でも、親の資金がないことをもって娘がパティシエになることをあきらめたのなら、娘にはパティシエになる才能がなかったのだ、とも思う。
本気で好きな道なら、どんなことをしてでも、しがみついても這ってでも、パティシエをめざしたであろうと。

好きな道を歩くということはそういうことだ。
二流で終わるかも知れない人生を覚悟し、私生活では幸福が遠のくことを覚悟し、食うや食わずで、それでもやりたいことをやっていく。
その覚悟がある人を私は応援している。

がんばれ、映画小僧。

2009-02-11 07:04:35 ページのトップへ
ありがとう、一般的でいう幸福は要らんけど、でも、ただ、モノスゴもてたい
mackychan
20代はコラム同様、シナリオ量産型でした。だから完成してもホッと一息という程度で、もちろん嬉しいのだけれど、今回のような達成感はなかった。年に二本仕上げていたからね。いまほど働いていなかったし、ネット環境もないからコラムも創っていなかったというのも関係してはいるけれど。
しかし年に二本・・・いまはちょっと、自信がない。コラムだったら年500はいけるけど、シナリオの重要度というものの理解が深まると、ちょっとやそっとでは「はい、完成~」といえなくなってきた。なるほど、それで黒澤は旅館にこもったわけか。いいものが書けても、いやこれが最上とはいえない、という突っ込みを期待して、隣の部屋に橋本忍さんを泊まらせたわけか。すごいなぁ、自分の才能やひらめきを信用しないという感覚。

というわけで、ごめんなさい。
彼女と別れ話を展開させた1時間後に、戦極ライト級チャンピオン・北岡悟の地元である奈良に飛んで取材、鹿と戯れて傷心を慰めてもらい、帰りの電車で、やっと最後の場面のアイデアが浮かんで一気に書いた・・・という流れだったので、せっかく先行掲載してくれたのに、この前は斜め読みでした。さっき、ちゃんと読んだ。だったらこういう事情だからとりあえず読みましたとだけ記せばいいものを、なにをイマサラ春さんに気を使ってんだと。

もちろん一流になりたい。でもその前に、もっと単純なことを思っていて。だって、やりたいことがこれしかないのだもの。選択肢がないから、しがみつくもなにも、とりあえずこの道を歩いているのだと思います。

金があるにこしたことはないけれど、孫さんにも堀江くんにも村上さんにも憧れないしなぁ。とりあえず喰えればいいです、いまのところは。だからそういう意味においての幸福は要らんけれど、ただ、もてたいよね。凄くもてたい。
モーツァルトの才能を羨むサリエリより、ひそかに想いをよせる女性まで手をつけられたことに嫉妬するサリエリにこそ、感情移入してしまいます。

自分の師匠は、女にもてるひと。雑誌のインタビューで「人生の三冊」を挙げる企画、その時代が青春だったひとだから、全共闘関係の本を挙げたんだけれど、インタビューの最後は「当時付き合っていた女たちに、それぞれあげてしまった」と。痺れるなぁ、「たち」っていうところに嫉妬するなぁと。
キャピキャピもいいけれど、最近のヒロスエの艶っぽさにドギマギしてしまう自分が居て、あぁそうだよなぁ、なにごとも経験だよなぁと。それなりに経験しているほうなのでしょうが、まだ全然駄目。
なにが駄目かって、ほとんどジンクスのようになっている、三ヶ月以内に別れてしまうという事実。
今回は喧嘩別れではなく、話し合いではあったけれども。

ほんとうにイタイなぁと思ったのは、最近では鍵の紛失くらい。
怪我は、格闘技をやる以上、覚悟しなければなりません。ある格闘家が拳を痛めてギブスをしているときに取材してみたら、「骨なら戻るから、いくらでも構いません。靭帯とかは、嫌だけれど」といっていました。なるほど、それが分かるようになってきました。


シナリオは、師匠のOKが出たので完成としています。
「俺は、こういうの書かんけれどな。ただこれは、お前のだから。とりあえず技巧面に関しては、もういうことなし。だからもうNGは出さない。残りはテーマだが、これは俺がアアダコウダいうものではないし」
と、褒められたんだが貶されたんだか分からないことをいわれましたが、感じとしては、イギリスの反骨映画『長距離ランナーの孤独』のようになりました。

下半期開催のコンクールに、満を持しての出品となります。ネットへのアップロードは応募〆切後になるけれど、春さんにはのちほど、秘密の場所にアップさせて読んでもらおうっと。
2009-02-11 10:03:35 ページのトップへ
黒澤詣で
haruniwa
「モノスゴもてたい」は、シナリオが売れてお金が入ってくれば、もれなくついてくるから、まずは、シナリオ完成したことで一歩「モテ」に近づいたといえる。
ほりえもんが喝破したごとく、男は金さえ有れば、もてる。
まずはシナリオ入賞からもてまくりましょう。ただし、金ができたあとついてくる女は、金がなくなると離れていくから。

ヒミツのシナリオページオープン、楽しみにしています。
傑作の予感にワクワク。別れ話後の奈良取材帰りの電車のなかで思いついたというラストシーン、おもしろそう。

仏教では108の煩悩というが、人間の欲望は、基本的に3つです。

1)自己身体の保持。食欲や睡眠はここに入る。
2)自己遺伝子の保持。性欲はここに入る
3)恒常性維持。身体と精神のホメオスタシスの維持のためは、安定と平安を欲する。平安をもとめるという意味でタナトス欲というのもここに入るのであろう。

まっき~は(2)にもっとも強い欲望をもち、私はなんといっても(1)の食欲です。ふたりとも(3)の恒常性と平安の維持にはあまり感応しないみたいね。

褒められれば舞い上がり、けなされればケションとなるし。

婆力、石原発言は枕にすぎず、「母語の伝達」というテーマを展開したつもりだったのに、「つまらん話を6回もつづけた」と言われると、はい、つまらん話で悪うござんした、としょげまする。
つまらなかったら、読まなくてよろしいのに、読んで「つまらぬ」と言われるとめげますね。
類人猿やネアンデルタール人が持つことの出来なかった音声発話と象徴作用を人間だけが持つことができたことの奇跡を嘉したかったのであるが、それがつたわらなかったということは私の書きようが悪かったのだろう。

「黒澤詣で」で、パワーをもらいましたか。私の神は高群逸枝ですが、墓がどこに有るのかも知らず。
生きている人では澤地久枝と石牟礼道子。私の女神たちのことばを追いかけていきたいけれど、やっぱり私のことばは「6回も書き続けて、つまらぬ」ものであるかと、いささか気落ち。ま、いいけどね。全員がおもしろがらなくても。

ヒロスエ『やすことけんじ』の元ヤンキーの花屋さんもはっちゃけててよかったけれど、今期のドラマ『トライアングル』もなかなかいいです。『おくりびと』が好評でハリウッド進出話もでているそうですね。大女優になっていけるといいです。

まっき~が「大作家」になる日まで、応援します。






2009-02-11 15:14:47 ページのトップへ
アナタノコトガ、スキダカラー!!
mackychan
基本的には、はるまきで遊んだ日は、あっちもこっちもとやるとウルサイ感じがするだろうとコメント欄への登場は控えている自分が居るんですけど、きょうはちょっと、自分も参加させてもらおうかなって。
「その」コメントに反応したからなんですけれどね、応援のつもりで書きました。以前、女優の裸について延々と書いていたら「もういいよ」って“書いてもらって”、あ、可哀相なことしたかな、このひとはきっと、もう精子を出せない年齢になっちゃっているんだな、誰が読んでいるか分からんものな、これからはひとを傷つけないように、とは思わず、こっちも覚悟して書いているんだから、不快なひとはもっと不快になるように遠慮せんで書いていこうと思えるようになりました。
へそ曲がりですね。
というわけで、自己愛の塊のような奴が、同志に対して愛を叫んでみました。

ほんとうだ、(3)に対しては興味さえ示せない笑

きょうは、22時からの工場アルバイトだけです。これからサッカー観ながら、コラムの下書きをいくつか仕上げられたらなと。
工場バイトも、人生いろいろ。世の縮図を見ているかのようです。寿司屋をやっているひとまで、ときどき働いてます。お店だけじゃ、やっていけないんだよね。そういう技巧派の職人さんが、ベルトコンベアで流れてくる「不味くはないけど、これといって美味ともいえない巻き寿司」を箱に詰めてる。なんだか分からないけれど、ドラマを感じます。
いたるところに、ドラマの芽は宿っているものですね。

2009-02-11 19:00:09 ページのトップへ
おやすみ前のひとこと
haruniwa
ものを書いてUPさせる場所としてOCNカフェを選んでしまって、失敗したかなと思うこともある。他のブログにしておけばもう少し反応も違ったものになるかなと、思ったり。カフェは基本的に素人のお楽しみ会の場であり、茶飲み話の場であるからね。

老後の楽しみのために、暇つぶしの趣味のためにネットを遊び道具としている人たちが読むカフェ。
むろん、私の書くものも、娘息子からは「暇つぶしの道楽」と見なされている。
道楽ではない、書くことが生きていることなんだ、書くことができなければ、呼吸することさえむずかしい、とわかりあえる人がひとりでもいることが、書くことをあきらめない灯りとなる。

わからん人にわかってもらわんでもいいや。そのかわり、とことんわれらは読みあい、書きつづけていきましょう。

その他の有象無象が何を言おうが、書きたいことを書きたいだけ書いていくだけ。

批評ということのなんたるかをわかっていない素人が、何を言っても気にすることはないと、開き直る気分になってきましたよ。素人は書くことに人生をかけてない。かけていない者は、人生かけてやっている者に対して、いらぬ口はたたくな、と、開き直っていればよい。そうだよ、精子枯れ果てたおっさんは、大人しく寝てなさい。
しなびて立たなくなったもんをかかえて、おとなしくしてろっていうこってす

私ももう寝ます。おやすみなさい。バイトがんばって。
2009-02-11 23:44:24 ページのトップへ
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彼女の名はサビーヌ
mackychan
35年の人生で、今年、いちばんチョコをもらったゴキゲンな自分・・・ま、護身術を習いに来ているOLさんがたからですが、嬉しいものは嬉しい。
味わうことなく一気喰いしたら、後頭部あたりにデキモノが出来てやんの。
ほぼ坊主だから、目立つなぁ!!

春さんが取り上げている『日本語が滅びるとき』が、別の意味で話題になっていますね。アマゾンの批評が、削除された件。
好意的な評ばかりが削除されているというのが、いろいろ裏がありそうで、興味をそそられます。
今回の春さんのコラムは、コラムというよりテキストなんだなぁと。酒呑んでカフェめぐりした最後の最後に春さん家に立ち寄り、阿呆なコメント残して寝るというのが日課なんですが、ここ最近は、最初のほうに訪れるようにしています。眠い目をこすりながらじゃ失礼だろうと。

シナリオが完成してホッと一息な自分は、映画漬けの日々。
いかにもギンレイにやってきそうなので、この映画をお薦めしておきます。
これちょっと、生涯のベストテンに入ってきそうなほど、自分は打たれました。

http://www.uplink.co.jp/sabine/top.php


2009-02-18 15:23:21 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:彼女の名はサビーヌ
haruniwa
新聞の映画評で見て、うん、秋頃にはギンレイにかかりそうだから見よう、と思いました。
ギンレイは2本立て方針なので、併映作品を選ぶのがむずかしいそうです。

日本でも、老人や障害者を施設におしこめることで、症状を悪化させる問題が大きいですが、家庭での介護に限界があり、難しい問題です。
2009-02-19 07:45:08 ページのトップへ
バレンタイン処理
haruniwa
娘がバレンタイン用に日曜日に作ったチョコカップケーキ。父親に届けたあと、まだまだ大量に残っていたのを、今朝朝食がわりに食べて完食。

2月17日は横浜の開化資料館で資料さがし。不発。
18日は午前中、庭園美術館で「ポワレとフォルチュニィ」展、午後、東京都美術館で「アーツ&クラフト」展、科学博物館「東北の自然史」展と、3館をかけめぐり、さすがに疲れました。

科博では、パンダの剥製6体が展示されていました。
生きているときはおデブに思えたパンダが剥製だとほっそり志手見えました。中に入れる詰め物の量のせいかな。

お茶碗洗いと部屋の片づけをしていないうちは外出禁止と娘に言われていたのに、片づけないで外出したので、帰ってから娘に「どこに言ってきたの」と問いつめられて「う~ん、いろいろ」と、ごまかしたら、「まったく!宿題やらないで外に遊びに出た小学生みたいな言い訳してるっ」と、おこられました。「部屋の片づけしておかないで、あとで困るのは自分だからネッ、って、まるで小学生の子供をしかるお母さんみたい」と、娘は言っていました。

ほんとに、片づけないとやばいです。中国へ運ぶ荷物、ぐちゃぐちゃの部屋の中に積み上がっている中から見つけだせそうになく、困りました。

片づけ魔のまっき~さんには信じられないような部屋のありさまになっています。

19日は、今期最後の授業。といっても、試験返却をするだけ。あとは中国行きのミーティングなど。
2009-02-19 07:49:45 ページのトップへ
今期も、おつかれさまでした
mackychan
それでもゆっくり休んでいられないのですね。
前にストックがあるから忙しくなっても大丈夫だねと記したけれど、ひょっとすると更なる貯金が出来ていたりして。
こっちはストックがあったはずなのに、いろいろ手がけ始めたらカフェコラムは前日執筆が日常化してきました。いかんなぁ。しっかりとした推敲がなされていないから、更新後、ミスが見つかる度に編集をして、完成版は夜になってしまう状態。

友人がスタッフを務めているというのもあって、毎週、欠かさず観ているバラエティがひとつだけ。
アメトーーク。
昨日のテーマは、「あぁ農業高校」。
数年前からウド鈴木ってじつは、言葉をよく知っているなぁ、聞き取れないことが多いけれど、よく聞いていると、使う言葉が年配のひとっぽい。
彼をメインに、農業高校の実態を、深刻にならない程度に、爽やかに綴る。面白かったなぁ。
ときどき、ある特定の映画シリーズを取り上げることがあるので、今度、知恵を貸してくれと頼まれました。
ガッテン! いつでも貸しますとも。
2009-02-20 11:35:27 ページのトップへ
細部の神
mackychan
春さんリクエストをヒントに始めてみた土キスの特別篇も、明日でラスト。楽しんでもらえたら嬉しいです。

と思っていたんだけれど、最近、映画監督のドキュメンタリを立て続けに鑑賞して。

キューブックとか、原一男とか。
特に『時計じかけのオレンジ』公開後のイギリスで、世の中で起こるすべての犯罪がキューブリックに責任があるかのような非難を浴びて苦しんだキューブリックが、自ら上映中止の措置を取った・・・というエピソードに、胸がしめつけられました。
自作を自分の手で打ち切ったのは、映画史上でこのひとだけ。そのくらいの力があったキューブリックを、アラン・パーカーやスコセッシが羨ましがっているというシーンが印象的でした。
これ観たら、またいろいろと書きたくなってきた。

日常にもネタは転がっているけれど、やはり映画で本領発揮したいなぁ。

2009-02-20 11:45:18 ページのトップへ

コメント
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はるまき(15)

2008-11-02 14:01:00 | 日記
坂と階段
haruniwa
 録画しておいた映画を2本。一本は年末の放映だった『オリヲン座からの招待状』一本は正月放映の『コレリ大尉のマンドリン』
 どちらも、風邪引き回復時にちょうどよいとてもいい映画でした。

 オリヲン座は、浅田次郎の短編集からの映画化だから、タイトル聞いておよそのストーリーを知れば、最後までのあらすじも想像できる。あとは、画面のきれいさや俳優陣の演技が見所になるのだろう。宮沢りえも、加瀬亮も、宇崎竜童もなかなかよかった。りえちゃんが自転車乗り回すシーンは「自転車がでてくる映画」のトップワンが「自転車泥棒」でトップナインが「茄子アンダルシアの夏」だとしたら、「トップ15」くらいにランクしたい。
 蛍のシーンはこれ以上蛍飛んだら「源氏の蛍以来の、恋といえば蛍」が出過ぎてあざといという一歩手前で抑制をきかせたし、樋口可南子と田口トモロヲ夫婦が昔の絆を思い出すことでヨリ戻しそうってのもそう不自然でなく、なにより、店じまいする寂れた映画館のたたずまいってのに、私は弱い。
 『コレリ大尉のマンドリン』ギリシャの名も知られていなかった島ケファロニア島の戦争と大地震という二つの厄災を通した島の人々の愛憎の歴史。
 ニコラス・ケイジもペネロペ・クルスもよかったが、ほとんどセリフのないイレーネ・パパスの大貫禄。このギリシアの大地母みたいなパパスが画面にいるだけで、おかしなラテン系なまりをほどこした英語を全員がしゃべっていても、これはきっぱりギリシャなのだった。スペイン人のペネロペがスパニッシュ英語をしゃべっていてもいいけれど、どうしてわざわざイギリス人のジョン・ハート(ペラギアの父、医師イアンニス)も、クリスチャン・ベール(ペラギアの婚約者漁師マンドラス)もイギリス英語をしゃべったらいけなかったのだろうか。きっとハリウッドというところは、「世界中あらゆる地域の人々は英語を話せるけれど、それは、それぞれの地域のなまりのある英語である」という言語しばりがあるのだろう。クリスチャン・ベールは、「文字も読めなかったただたくましいだけの漁師」が従軍をへて「ものを考えるようになったパルチザン」へと変貌した顔つきをよく表していて、ただのハンサムじゃないことを示した。
 ギリシアの現代史といえば『旅芸人の記録』がNo.1だけれど、このケファロニア島の時の流れも、ギリシアという特別な時間が流れる国のもうひとつの歴史を俯瞰させてくれた。
 もう1本、テレビ放映のキムタク映画『HERO』を見て、ケファロニア島ロケといっしょにして思ったことのひとつ。映画の画面構成は列車と馬で大草原疾駆とかカーチェイスとか、横移動のカメラワークの躍動は、これぞ映画と思わせるが、上下移動の坂や階段の町ってのもいいなあと思わせた釜山ロケ。2004年に我が家唯一息子と娘3人で出かけた韓国釜山の景色を思い出す。なつかしかった。
 『耳をすませば』の階段と坂の町聖蹟桜ヶ丘多摩ニュータウンもよかったな。坂と階段は、映画向きだ。

2009-01-04 12:46:25 ページのトップへ
リクエスト
haruniwa
トリビア映画ベストテンを要望。
「格闘技を描いた映画」などは、すでに何度もげんきゅうしていることと思いますが、

1,自転車が出てくる映画ベストテン(自転車泥棒を何位にランクするか)

2、映画館が舞台の映画(ベストワンはもちろんパラダイスとして)

3、蛍がとぶ映画(「蛍川」より韓国映画「ラブストーリー」の蛍シーンが好き)

4、階段シーンの秀逸な映画

などなど、細部に神やどる方式のベストテンをリクエスト。

「図書館が出てくる映画」ベストテン(これは本が出ているから本の紹介だけでも可)

2009-01-04 12:51:52 ページのトップへ
血と個人と社会と世間
haruniwa
『コレリ大尉のマンドリン』のなかに、ドイツ人将校のセリフがある。
オペラや音楽を愛し、戦場にあっても人生を楽しもうとするイタリア人コレリ大尉が「あんたらドイツ人は世界中でドイツ人が一番優秀だと思っているんだろう」と、揶揄する。するとドイツ人将校は「一番優秀だと思っているのではなくて、事実優秀なのだ。これは科学的な事実だから、僕個人が否定してもしかたがない」という意味のことを言う。

これを聞いて、ドイツ人がビジネスの場でイタリア人が席をはずすやいなや日本人に語りかけるという冗談「この次はイタ公ぬきでやろうぜ」と言いたくなるというのも、わかるな。

世界中で、「自分たちが民族の血筋ゆえに優秀なのだ」と、信じ込むことのできたただふたつの民族だからだ。

この根拠のない「科学的に我が民族kが優秀なことは実証されている」という非科学的思想は、なぜゆえ、イギリスでもフランスでもなくドイツに発現したのか、きっと改名した書物はでているのだろうけれど。

年初の読書は阿部謹也の『日本人の歴史意識』
話題になった「世間」についての岩波新書版解説書。
おもしろい。

日本の世間と、ドイツ人の「ゲルマンアーリア民族直系ゆえ優秀」という自画像に、なにがつうじているのだろうか。

今年も読みたい本がいっぱい。
2009-01-04 16:45:15 ページのトップへ
北島朝青龍野村ネプチューン
mackychan
どもです。まだ25日ほど残ってますが、自分にとっての1月は終了。やっと、自分のシナリオと向き合える。
しかしさすがに疲れました。映画も格闘技もAVも延々と浴びていられるつもりだったけれど、頭はそうでも身体がついていかないかもしれません。
この前の大晦日なんて、7時間の興行ですからね。ここに居るひと皆が狂っていると思いました。素敵な連中だけれど。この日に知り合ったひとなんて、30日に青森から高速ですっ飛ばしてきて、この興行が終わるとすぐに戻るんですから。大丈夫だったかなー、事故に遭わなかったかなーと。
ダイナマイトのほうが派手なのに、この日は有名人が内藤さんくらいしか居なかった、、、のは、大晦日だからかな。昨日は、北島くんに柔道野村さん、朝青龍、それからネプチューンも居ました。北島くんと握手。手も、でかかった。
最大のサプライズは、石井君がリング上で挨拶したこと。「いやー、総合格闘技って、ほんとうにいいものですね」と、似ていない水野さん物真似をやって会場を沸かせました。

昨日は絶対王者とされている選手がふたりとも敗れ、とても切ない幕切れでした。デイリースポーツのカメラさんと仲良くなったので、帰り、「いつかは、60億分の1の男が負ける日も来るんだよね」「そうだよなぁ」なんて会話を展開。リアルを売りにしている団体なので、そういう意味では成功しているのでしょうが、スポーツ(における贔屓選手の敗北で)で翌日まで引きずるのは滅多にないことなので、あぁあぁ、、、と。
速報記事とか書く人間でなくてよかったと、つくづく思います。
2009-01-05 06:50:39 ページのトップへ
十九歳の地図
mackychan
年末年始のテレビ局にとっては、とっても有難い映画の存在。ただ流しておけばいいからね~。
『コレリ』はじつは、そーとー評判の悪かった作品なんですよね。ペネロペはスペイン語以外で演技しないほうがいいとまでいわれた。覚悟して観たら、そうでもなかった。ま、満足もしなかったけれど。

ネタリクエスト、有難うです。このすべてを、4月くらいまでに取り上げますね。
その先行ではないけれど、浮かぶまま、少し書いてみます。

小道具としての「自転車」が印象的な映画は、まず『十九歳の地図』かな。
中上健次の小説としては弱いかもしれないけれど、映画は鮮烈。新聞奨学生を描いている時点で、1位は当確です。暗い主人公と、脚の悪い娼婦が素晴らしい。
以下、『プロジェクトA』『イル・ポスティーノ』『明日に向かって撃て!』『少女リンダ』『ポスマン・ブルース』『クイックシルバー』『自転車泥棒』『E.T.』『キッズリターン』。
もちろん浮かんだまま記しているので、1位以外は暫定だけれど。
2009-01-05 06:51:11 ページのトップへ
映画館
mackychan
あるシーンに映画館を取り入れた作品は多いけれど、じつは、映画館そのものが舞台となっている作品って、思った以上に少ないんですよね。
もちろんパラダイスは永遠の王者なので省いて、こちらも暫定的・・・うわっ、とても偏るぞ、、、
クリスチャン・スレーターが千葉真一(アメリカ名ソニー千葉)のアクション映画を観ている『トゥルー・ロマンス』、警察に潜入したヤクザがボスと情報交換する場として使われる『インファナル・アフェア』&『ディパーテッド』、映画館長として渥美さんが登場する『砂の器』、映画館がゾンビの襲撃に遭う『デモンズ』、憧れの女性と映画を観るフェリーニの『アマルコルド』、これは試写室だけれど、物語作りに悩んだ主人公が延々と同じ場面を観せられる『バートン・フィンク』、恨みのある弁護士の前の席に座ってデ・ニーロが煙草を吸い始める(このときに使うライターの造形が素晴らしい。女体のデザインで、火をつけると乳首の部分がピカピカ光る)『ケープ・フィアー』(ちなみに流れている映画も、スコセッシ制作。わざと安っぽく作ったB級映画)、もちろん『タクシードライバー』も入るし、残り1本か・・・あ、『映写技師は見ていた』という渋いサスペンスがあるので、これに。モーツァルトを演じたトム・ハルスが久し振りに主演したロシアの監督作。

つくづくアメリカ映画で育ったんだなぁというチョイス。
2009-01-05 06:51:41 ページのトップへ
階段
mackychan
これは確かに、どんどん上がるね。縦の運動を捉えることって、横の運動を捉えることより遥かに難しいというのは、じつは映画の講義でも取り上げられていることなんです。
それを意識して作られたのが、冒頭(エレベーターで縦)、中盤(バスで横)、もういちど、クライマックスで地下鉄の横移動を展開させたキアヌくんの『スピード』。

なんだかんだいって、『ポチョムキン』は不動の1位かもしれません。どれだけ時間を要したのか、想像以上なんだろうなと。
面白い動画があったので、リンクしておきます。これはオデッサの階段シーンに影響を受けたであろう作品を、延々と繋げたもの。これ作ってアップしたひと、すごい。よくやるなぁと。
有名なのは『アンタッチャブル』だけれど、そのすぐあとに流れるパロディ『裸の銃を持つ男』の馬鹿馬鹿しさは、ある高みにまで達しているので、やっぱり感動してしまいます。馬鹿も極端なところまで行き着かないと。

http://jp.youtube.com/watch?v=yH1tO2D3LCI&feature=related

オデッサ関連を抜かしても、階段を印象的に使った映画は多いですね。チョイスするのが最も難しいかも。『ロッキー』シリーズ、『エクソシスト』、『ミラーズ・クロッシング』(この階段の使いかた、素晴らしい。ほんの数秒なんだけれど)、『逃亡者』、『ザ・シークレット・サービス』、『めまい』、『ブラック・ダリア』(つまりこれとか『アンタッチャブル』とかデ・パルマは、そーとーなテクニシャンということです)、『フレンチコネクション』、『鴛鴦歌合戦』(阿呆のように長い階段が出てくる)・・・これだけ、ベスト20にしようかしら。
2009-01-05 06:52:14 ページのトップへ
『ワンダとダイヤと優しい奴ら』
mackychan
「大人のコメディ」と評されていて、でも、なかなかテレビ放映されないから、観てもらうチャンスは少ないかもしれないな。
コメディ映画で一本を選出するとしたら、これを挙げます。ちょっと観るのよそうかなという邦題ですが、原題は『A Fish Called Wanda』。
ひとや動物がワンサカ死んでいるのに笑えるという、スレスレの線を狙った挑発的な映画ですが、アメリカがイギリスとフランスをコケにするシーンもワンサカ登場。そのコケのしかたが悉く幼稚で、それも笑いを誘います。挙句、「ベトナム戦争はどうだ?」「・・・あれは、引き分けだ」「馬鹿! 大惨敗してるじゃないか!」「引き分けだ」・・・の流れで、ひとが死んでしまうという滑稽さ。

ちなみに、そのアメリカ人オットーを演じたケビン・クラインはオスカー助演賞受賞。生きている魚を生で喰い、『善悪の彼岸』をサスペンス小説だと思っているキャラクターにオスカーをあげるアカデミー賞のことを見直した、個人的には忘れ難い傑作です。

―というわけで、新年早々、書き散らしてしまいましたとさ~。
2009-01-05 06:52:48 ページのトップへ
感謝
haruniwa
いろいろな映画情報をありがとう

3月までに見たい映画はみておかないと。
2009-01-06 10:20:46 ページのトップへ
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土キス
mackychan
ネタリクエストが嬉しかったんで、自分のやってみたいこともプラスして、しばらく毎週土曜に土キス特別篇として取り上げることにしました。シリーズの比較論は、1ヶ月くらいお休みしよう。

①exclamationシネマ

「!」な、「あれはなんだったんだ・・・?」的展開を持つ映画セレクション

②Stop motionシネマ

スローモーションの使いかたにセンスのある映画セレクション

③bicycleシネマ

④stairsシネマ

で、
⑤The Theater

の5週を予定。明日は時間があるので、下書きしてみようっと。

そうそう、図書館の出てくる映画ですが、断然『セブン』です。もう、ぶっちぎり。
図書館の照明を含めて、そして、そこに流れるG線上のアリアを含めて最高のもの。
内容的に、春さんが観ていない可能性のほうが高いんだけれど、どうかな観ているかな。

と思ったら発見。便利な世の中よのぉ
前後のシーンがないと意味が分かりづらいし、フィルムで観ても暗いので、ちょっとモニターでどう映るか不安だけれど、このシーンです。

http://jp.youtube.com/watch?v=CbLGfJecWyE


2009-01-07 10:44:22 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:土キス
haruniwa
ネタ作りに貢献できてうれし、土キス楽しみです。

「セブン」の図書館シーン。ドイツ語のセリフにG線上のアリアはほんと合っていて、図書館の記号的な意味もぞわぞわって立ち上ってくるって感じだね。でも、こわいから、本編を見るのはまだ先。オープニングクレジットだけ見ました。

我が家、江口洋介と
広末涼子が出ている今期のドラマ『トライアングル』を見て、女の子の死体が画面に出てきただけで、もう娘は「ひとりでトイレに行けない」というので、娘がトイレを終えるまで、ドアをあけて、わたしは後ろ向いて立っていなければならない始末。
こわいなら、見なけりゃいいのに、って、たしかにその通り。
ホラーもサスペンスも、人は「こわがりたがる」ものだから成立する分野だものね。

シナリオの仕上がり具合どうですか。お師匠さんのOKが出る日を待っています。
2009-01-08 11:16:29 ページのトップへ
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新年始動
haruniwa
9日から仕事開始。朝から冷たい雨が降り続けた一日でした。
10日土曜日はは、とても忙しい一日。
2009-01-11 10:21:49 返信フォームへ 掲示板へ戻る
リアル日記1月10日
haruniwa
2009年1月10日土曜日。

朝、6時起床。9時まで、大学院に提出する博士後期課程単位取得レポートを書いた。
「日本語言語文化における白」というタイトルで、日本語表現のなかで「白」という色彩名詞がどのように表現されてきたかを検証する。そのために、万葉集の「白」源氏物語の「白」川端康成の「白」の用例を抜き出す作業をした。

9時からスコーン&クローンテッドクリーム、コーヒーという朝食。こじゃれた感じのセットは娘の好み。ただし、パソコン前でスコーンをかじりながらコーヒーを飲むというスタイル。娘に「ハハは、いつかコーヒーをパソコンにひっかけてパソコンのデータをだめにするから覚悟しといたほうがいいよ」と警告をうけているのだけれど、コーヒー飲みながら足跡つけをするというのが朝の日課。

9時半から身支度。どのシャツと上着にするか、けっこう衣装選びに時間がかかった。写真うつりは如何に。娘の成人式のときにとったスーツと同じ上着なのだけれど、スラックスは、もうウエストがきつかったので、べつの黒いズボンにした。

息子は床屋へでかけた。床屋の帰りにネクタイとベルトと靴を買うというので1万円渡した。20歳成人式をすぎたらもういっさいおこずかいはやらない、と言い渡してあるので、たぶん、最後のおこずかい。これから先は、何を買うのも自腹でまかない給え。

結局家を出たのが10時半。ゼミ会場についたのが11時10分すぎ。40分の遅刻。ゼミは「比較文化」という内容なので、要するにテーマは何でもいい。

キリスト教棄教と文学について、発表がはじまっていた。私にはキリスト者からみた棄教というのがよくわからない。
それで、棄教しても、心のなかにキリストへの思いは残っているという発表者のことばに対して、「それではキリスト教社会における棄教宣言とは、要するに教会共同体からの離脱を意味しているだけではないのか」と質問してみる。

昼ご飯を大学会館の地下食堂で食べた。私はA定食のカツライス700円。

午後、私の発表は、「川上音次郎一座のオセロ上演にみるシェークスピア演劇の受容と変容」というタイトル。

焦点は、ジェンダー学者近代文化論学者による言説の定番となっている「デズデモーナ/鞍音は、近代家族像の貞淑な妻の像を提出している」という言説への反論。

Mさんから、「オセロとデズデモーナだけに言及されているけれど、イアーゴーとエミリアの関係にもふれなければ、オセロを語ったことにはならない」という批判が出た。
うん、私はオセロを語ったのではなくて、デズデモーナが明治社会に与えた印象だけを語りたかったのだもの。

先生からは「オセロやデズデモーナに対する文化的言説はこれまでにたくさん出されているので、タイトルを見たときはまたか、と思ったけれど、これまでの言説とは違う切り口で、おもしろく読みました。ただし、最後のデズデモーナが夫の絞殺を主体的に選び取ったという結論には賛成できない。」という講評。

この論文は
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/nipponianippon/diary/d67#comment
に掲載してあります。

午後3時にゼミを早退して、飯田橋へ。
神楽坂の写真館で「一家集合写真」を撮影。夫、姑、娘、息子、私。
夫が言う。「一家で写真をとるなんて、これが最初で最後だろう」
息子の成人式記念写真撮影。ほんとうは私が集合写真をとりたたかったのだけれど、「おばあちゃん孝行のために撮りましょう」と、姑のため、ということを強調した。舅は、娘の成人式のときにはすでに亡くなっていて、集合写真をとることはなかった。

撮影に1時間くらいかかった。5時から神楽坂の中華屋で夕ご飯。5時少し前に神楽坂をうろうろして、夫が「ここがいい」と決めていた店に入ろうとしたのだけれど、1軒はもう廃業していた。つぎの店は6時すぎからだった。つぎの店は土曜日は休みだった。それで、とびこみで入った中華屋、あまりお祝いっぽくない場所柄だったけれど。そして、ビールを注文したのは私だけ。息子は飲めることがわかったけれど、夫と娘は飲めない人なので、息子も飲み物は水でいいや」と言う。

私は、映画を見ることにしたので、デザートがくる前に退却。

6:15分から、ギンレイ2本立を見た。
『ああ、結婚生活』は、若くて美人の愛人を得た中年男が妻を毒殺しようとしたけれど、愛人は友人に寝取られ、結局は妻とヨリを戻すというお話。つまらなかった。監督はヒチコックに影響されたらしいのだけれど。ハラハラもドキドキもしないヒチコック?

2本目は『コレラの時代の愛』
こちらは、ただ1点、コロンビアを舞台にした映画というのを見たことがなかったから見た。ただし19世紀末から20世紀初めにかけての50年間の物語なので、今のコロンピアではない。
ガルシア・マルケスの原作を読んでないけれど、映画化されるにはいいストーリーだと思う。マルケスの「魔術的リアリズム」というのが、映画だとどうなるのか。

ギンレイの紹介記事。
「激化する内戦とコレラの蔓延に揺れるコロンビアを舞台に、622人の女性と関係を持ちながら、初恋の女性を51年9ヶ月と4日待ち続けた男の愛と人生を描いた、ノーベル賞作家ガルシア=マルケスのベストセラー小説の完全映画化!!

主演は、コーエン兄弟の『ノーカントリー』でアカデミー賞助演男優賞を得たハビエル・バルデム。若いときのフロレンティーノ・アリーナ役は、若手ハンサム君が演じていたので、いきなりフケ顔のバルデムにチェンジしたので、びっくりした。年老いてからの顔はよかったけれど、若い頃と中年のフローレンティーノに扮するバルデムはただキモイ男だった。名演というのはわかるのだけれど、キモイ。放蕩男ピーノに騙されて私生児フロレンティーノを生んだ母親役フェルナンダ・モンテネグロがいちばん気に入った。棄てた男に未練を残しながら変わり者の息子に偏執的に愛を注ぐ。最後は痴呆症となって町をさまよう。マザコン息子になって当然という母親でありながら、女の動物的存在も感じさせ、最後は痴呆。いやあ演技ってこういうことを言うのですよ、みたいな。
コロンビアを舞台にしたマルケスの原作だけれど、アメリカ資本の映画だから、みんなスペイン語なまりの英語で会話する。これって、スペイン語バージョンも撮影されているのかなあ。それとも、スペイン語バージョンは吹き替えなんだろうか。
コロンビアの山岳地方の景色はよかったけれど、これって、どこでのロケなのだろうか。コロンビアの産学地帯は今でもゲリラが跋扈しているだろうから、ロケできないだろうと思って。

映画が終わって10時半。30分ブックオフの棚をながめていたけれど、今回はまったく買いたい本が見あたらなかった。

11時半に帰宅。娘息子が古田新太が「ガネーシャ」になるドラマを見ていたので、いっしょに見た。笑いながら見たけれど、実に安いつくりのドラマも、こう見せればいいのだ、という見本のような。
1時半までふとんのなかで新聞を読む。
カフェコラム更新して就寝。

いろいろなことした一日だった。疲れはしなかったけれど、まだ咳が残っていて、ときどき咳き込む。ギンレイで隣の席にすわっていた女の人が、私が咳をしたとたんに席を立って別のところに移動した。うん、うつされたくないもんね。
2009-01-11 11:43:00 ページのトップへ
Re:新年始動
mackychan
リアル日記、面白かったです。めまぐるしい一日でしたね。

先ほど、ギンレイのサイトにジャンプしてきました。

押さえてほしいのは映像美で一気にみせる『落下の王国』と、ホラー作家・黒沢清が「ふつうの映画だって撮れるんだってば!」といいたかったであろう『トウキョウソナタ』かな。

『ああ、結婚生活』・・・主人公の顔が、よかった。好きな俳優さんなんだけど、監督の才能は確かに感じなかった。なんで40年代という設定だったのだろう。

『コレラの時代の愛』・・・いいといわれるミニシアター系の映画、これから2~3年はバルデムづくしになることが予想されます。オスカー効果。
このキモさは『ノーカントリー』では効果的でしたけれどね~。
オカッパ頭は、やっぱりコーエン兄弟のアイデア。もっと格好よくやりたかったらしい。殺し屋に釣竿とか持たせてしまう、武に似たセンスですね。
2009-01-12 08:10:55 ページのトップへ
息子さん、成人おめでとー
mackychan
そろそろ、独り暮らしを始めたいとか思い始めるんじゃないでしょうか。
ろくでもない先輩がここに居るので、こんな男子にならぬよう、春ママさんは、ちょうどいい距離で見守ってあげてください(えらそうだな、この書き込み~
2009-01-13 10:12:55 ページのトップへ
ボクサー骨折
mackychan
昨日、成人を迎えた道場生へのお祝いと、特別稽古。
頑張って教えていたら、調子に乗って左手中指を負傷。

頚部骨折。別の名では、ボクサー骨折だって。

今ね、えらいよく出来たギブスをしています。というわけで、右手のみのキーボード叩き。

傷だらけの、34歳です笑
2009-01-14 10:55:21 ページのトップへ
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リハビリはるまき
mackychan
エラソーに主治医なんかがついている自分、なんてことはないアマチュア格闘家なんですがね。
「怪我ばっかりしているから、痛さも一般のひとに比べて耐えられる身体になっている」とかなんとかいっちゃって、もうリハビリしろと。ふつうはギブス外れてからなんだけれども、まぁ自分もウズウズしていたので、先生のGOサインが出た直後から両方の手を使っています。
きょうは完全オフなので、さっきまで最前線のスパートをかけるための原稿を書いてました。晩はシナリオに充てます。ということで、いまは一休みのためにはるまきへ。ときどき、ズキッとくる痛みがあるので、誤字脱字には目を瞑ってね。

3月くらいまで格闘技の大きなイベントがないので、少し寂しいです。アメリカのUFCはどんどん開催され、スカパー!で観られるけれど、いちど生で触れてしまったら、もうテレビでは満足出来なくなりますね。こういうところは、映画とほとんど同じ。
その代わり、アカデミー賞や映画ベストテンがどんどん発表される時期だから、退屈はしませんが。

来週、自宅に旧友ふたりが遊びにくるので、その準備。ビールをケース買い。ワインも何本も。こういうときだけ、車がほしくなりますね。
汚されてもいいように笑、畳の上に簡易カーペット? を敷く。来週だっていうのに、やっぱりせっかちなんだなぁ。

最後にプレゼント?

映画『カジノ』より、オープニングクレジット。
デ・ニーロの衣装も笑っちゃいますが、このクレジットが凄い。手がけるはソール・バス。バスはヒッチコックの相棒的存在でしたが、80年代後半より亡くなるまでのあいだ、スコセッシの全作品を担当しています。これが、バスの遺作となりました。

『マタイ受難曲』、吹っ飛ぶデ・ニーロ、バスのイメージしたカジノ・・・あぁ、何度観ても恍惚。

http://jp.youtube.com/watch?v=jqUyRE4HPzo&feature=related

2009-01-16 11:20:52 返信フォームへ 掲示板へ戻る
おまけ
mackychan
『カジノ』から、ワンシーンを。
前半で流れている曲は、ゴダールの名作『軽蔑』のテーマ曲。こうやってぬけぬけと拝借してしまうところが、スコセッシらしい。スコセッシになら、たとえゴダールでさえ、使われて光栄だと思うことでしょう。
しかし、ジョー・ペシはこの短いシークエンスで、何度fuckといっているのか。
この映画が180分、『グッドフェローズ』が150分と短いのに、こっちのほうがfuckといっている回数が多い。つまり、このシーン以上に連発しているというわけです。愉快だ。

以上、久し振りに時間が出来たものだからと、荒らしにきた映画小僧でした。

http://jp.youtube.com/watch?v=JD44ouab5pc&feature=related

2009-01-16 11:35:27 ページのトップへ
リハビリがんばってね
haruniwa
くれぐれもお大事にね。驚異の肉体をもつと思っているだろうけれど、35才は立派な「中年」
あと半月で中年入りちゅうわけですねん。

と、意地悪を言ってみたくなるのも、若さへの嫉妬ですよ。
こちらは還暦ですからね。アラカンというか、還暦そのもの。
五十肩といえるのもあと数カ月。毎週ヒアルロン酸の注射うちに通ってます。

きのう15日は、大学院のレポート締切日でした。2本のレポート、自分でもほんとよくやったと思える40枚の論文なの。2本ともメール送付して、やれやれと思って、今朝確認したら、ひとつはまちがって送付しており、ひとつは送付が完了していなかった。

すでにメール送付窓口は閉め切りになっていたので、指導教官に直接メール添付で送ったのだけれど。まあ、単位をおとすことはないだろうけれど、自分のドジさかげんに、これもアラカンの呆けがはじまっているのだろうと暗然。

まっき~の若さがほんとうらやましい。とはいえ、35才から還暦はあっというまです。
誕生日までに完治しますように。




2009-01-16 13:30:26 ページのトップへ
マタイ受難曲
haruniwa
「カジノ」見ていないけれど、クレジット、いい感じですね。

美術館でもインスタレーション作品としてビデオ映像の展示が多くなってきました。
こういう映画クレジットの芸術性をまとめて展示するのも、京橋フィルムセンターあたりで行うべきだと思います。


2009-01-16 13:32:40 ページのトップへ
1月16日の日記
haruniwa
今日はセンター試験のため、大学の仕事はお休み。

それで、締め切りがすぎたレポートを指導教官のメールに送付したあと、録画しておいたエディットピアフを見た。

久しぶりに夕ごはんのおかずを作った。きんぴらごぼうとトン汁と豚肉チーズ巻き。
あしたの分にとして牛すね肉のポトフ。

このところずっと娘の作る夕食を食べてきた。きのうはスパゲティトマトソースと生やさいサラダと、トマトとモッツァレラチーズのグラタン。おいしいけれど、どうしても洋風のものが多くなるので、たまには和食が食べたくなる。娘はきんぴらやひじきと油揚げの煮付けなどは作ろうとしないので、たまにスーパーの総菜売場でひとり分パックを買ってきて食べる。
今日はきんぴらを大量に作ったから、あまったら冷凍しておいてひとりで食べよ。

咳がとまらないので、金曜日のダンスレッスンはやすむことにした。

2009-01-16 18:05:53 ページのトップへ
ヌマ=沼
mackychan
論文、ごくろうさまでした。美味しいもの食べて、自身を労ってください。
娘ちゃん、料理得意なのね。こっちはさっき、オリジナルのオムライスを作って食べたんだけど、ケチャップの味しかしなかった~。

原稿を書きながら、小さい音でテレビを流していたら。
爆笑問題の『検索ちゃん』で、イマドキの言葉特集。「イケメン」はさらに短縮され「イケ」に、逆にいけてないことを「ヌマ」(池と沼)というのだってね。ま、こういう造語たちがどれだけ広まり定着するのかは分からないけれど、ヌマというのは巧いなぁと思いました。

2009-01-17 07:43:37 ページのトップへ
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2009-01-18 11:18:55 ページのトップへ
六大学野球
mackychan
略語講義ありがとう、少し言葉足らずがあったかなと、ずるいけど書き足しておきました。

爆笑問題もネタにしていたと記憶しているけれど、六大学野球で法政と慶応の対戦の場合も、早慶戦のように法慶戦といってみろよー、、、というのは、男子であれば15~7歳あたりで、必ずといっていいほど周囲で話題になるネタです。

エロを続けて記せば。
男子の一部が多用する「チンピク」は、まぁ簡単にいえば「勃起する」を偏差値化しているもので、「チンピク50」とか、そういう風に使用します。だからマックスは75。ぜんぜん興奮しない場合は25です。

略語が一般化されても関係ないの、これは私の世界だから―といえる日本の脚本家は、恐らく、ただひとり。橋田さんです。
家族の会話で皆がちゃんと「インターネット」といい続け、電子メールといい続け、それだけでなく、決して略語が使用されていないことに気づきます。厨房内でも、メニューは略さない。凄いなぁ!!

2009-01-18 20:31:37 ページのトップへ
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バッファロー’74
mackychan
ごめんなさい、春さんと対等に『大和』を語るには、もういちど、ちゃんと観ないと。

明日のコラムは、沢山の粗大ゴミからエロビデオだけを探す能力に長けた先輩を紹介する『掃き溜めに鶴』で、自分らしいユーモアコラムを載せる予定だったんだけど、急遽『バッファロー’74』に変更。といっても、これから寝ずに書くので、どういうのが出来上がるか自分でも分かりません。ただ、もう笑うことしかやり過ごしようのない出来事が起きたので、文章で表現する『すべらない話』にしようかと思ったんだけど、いや、細部に自分らしいエッセンスを沢山入れて、いつものように自分好きコラムにしたほうがいいのかなと。
最近、数年前に仲良くしていたひとから「文章がよくなった。自虐を覚えたかな」と褒められ、前から覚えていたけれど、使いかたが分かってきたということなのでしょうか・・・
と、無駄な文章を長々と記しているのは、それだけショックが大きいからです。

自宅の鍵、紛失。公社にスペアキーなし。早朝6時から雨のなか、ガタガタ震えているのに中に入れない。公社の営業時間まで待って電話をかけるも、スペアがないから業者しか紹介出来ないと。紹介してもらった業者に悉く断られ、あ、そうか104だと。
で、鍵を壊してもらって入室、新しい鍵に取り替えて、いま、風呂上りでこんな時間。悔しいので眠れない。
なんといっても、代金3万円。
1階であったなら、窓ガラスを割って入ったろうな。だって鍵の残りふたつは、部屋にあるのだもの。窓ガラス取り替えたほうが遥かに安い。
失くしたのは自分の所為だけれど、自分の誕生日になにか買おうと年末年始頑張ったアルバイトの特別手当が、ちょうど3万円。すべて、もっていかれた。

きー! みたいな。

この怒りは、もう笑いに変えるしかないので、そんな文章にするべく、頑張ってみます。

しかし骨折に鍵紛失に、つくづく、ついてない。

2009-01-22 13:06:48 返信フォームへ 掲示板へ戻る
キーッッッ!!!と、自虐のうた
haruniwa
> ごめんなさい、春さんと対等に『大和』を語るには、もういちど、ちゃんと観ないと。

いやいや、まっき~が『男たちの大和』を評価していないことは承知の上で録画ビデオ見たの

で、これまで「淡々と娯楽作を撮る」作風と言われてきた佐藤純彌監督が大和をとるなら、これでアリだろうと納得。

角川春樹が「天皇の戦争責任を映画で描いた」と言えるほどの画面になっているのかと期待した部分は、はぐらかされた。

それにしても、鍵の紛失と取り替えで自分にご褒美の分が消えたのはお気の毒でした。合い鍵がなかにあることを知っていても、自分の部屋に入れないのはもどかしいね。公団って、管理人が合い鍵持っていないシステムなんだね。

自虐ネタは好きだから、どんどんつかってね。

でもね、まっき~の文章がよくなってきたってのは、自虐ネタのせいじゃなくて、文章のリズムがよくなったのだと思うよ。

じゃ、明日のコラムを楽しみに。
2009-01-22 19:53:03 ページのトップへ
~~~~~~~~~~~~~~~~~

落下と野生
haruniwa
1月25日、ギンレイでショーン・ペンの『In to the Wild』とターセム『落下の王国』を見ました。
2009-01-28 23:00:56 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:落下と野生
haruniwa
『The Fall 落下』は、予想通り映像と衣装が華麗。でも、「In to the Wild」を先に見て疲れていたから、落下の象が泳いでいるあたりで、ちょこっと寝た。
 ファンタジー部分は美しい映像が楽しめた。『パンズ・ラビリンス』のように悲しいラストになるのかもしれないと心配しながら見ていたのだけれど、アメリカ映画だから、世界中たびしても、最期はめでたしになるのでした。
人とかかわることが人を癒し救うということを描くのに、ずいぶんといろいろロケして、楽しませてくれて、ありがとさん。

「荒野へ」は、ノンフィクションが原作。金持ちぼっちゃんが「自然のなかですべてをすてて自由に生きる」ことを求めて放浪する話。

荒野で暮らしたいなら、ちゃんと食べられる植物の見分け方を完璧に習得してからにしましょうという教訓話。というのはうそだけれど、ヘラジカの解体処理くらいは漁師に弟子入りして覚えてから撃つべきだった。

レザー加工には弟子入りして教えをうけたのだから、漁師の師匠もさがせばなんとか生きるわざを身につけられたのになあ。惜しいことした。「ウォールデン」のような傑作が書けたかもしれないのに。

もちろん、クリスが書き残したように、彼自身は自分の生き方に満足して、幸福に死んだのだろうと思うけれど。

私には、金持ち坊やの逃避行にしか見えなかったけれど、アメリカのなかにこのような純粋な感受性をもっている若者もいるのだとわかってよかった。





2009-01-28 23:25:29 ページのトップへ
素敵にクレイジー
mackychan
①ま、春さんにはイイワケじみたコメント補足など不要でしょうが、ヒステリックという言葉に関する春さんの考えが述べられたコラムのコメント欄に、敢えてクレイジーという言葉で返すのは、じつはちょっと勇気が要りました。
もちろん、ほかのひとが同じコラムを書いていても、こうは返さなかったでしょう。自分の嗜好を分かってくれているであろう春さんだからこその、クレイジーというコメントでした。

②『誰も守ってくれない』の完成度が素晴らしく、ちょっと驚いています。まさか『踊る~』関係者の作る映画で席が立てなくなるとは思わなかった。
加害者側の家族が直面する悲劇に、「あ、可哀相な少女」という描きかたかなぁと思ったら、そういう同情を許さぬ作りで感心。素晴らしい出来です。
始まったばかりの09年、日本映画は幸先のいいスタート。

③シナリオ、「もう少しで合格点、でもこの時期にコンクールはないから、もっともっと良くしていこう」と。
長い旅になっています。でも、楽しくなってきた。この前の段階で「前回より悪くなっている」といわれ、ちょっと焦りましたが。ちまちまちまちま・・・映画はダイナミズムが命だと思っているんだけど、脚本執筆は、ほんとうに地味ですね。この時期に向き合っておかないと、春からはまた格闘技シーズンが到来するからね。

④俳優と監督の両方に意欲を燃やすひとといえば、イーストウッド。そんなイーストウッドのお気に入りの俳優でもあるペンは、精神をすり減らすような映画作りを実践しているという点で、イーストウッドに似ているなぁと思います。そして、おとなの映画を撮るひとだなぁと。
ほとんどハズレなしですが、とくに『プレッジ』は、ジャック・ニコルソンの名演もあって、いつまでもいつまでもこころに残る名作です。
魂の彷徨を描くのが巧いペン、個人的に『In to the Wild』は、なにかが足りないと思った。俳優の演技も映像も素晴らしいんですけれどね。もっと、素敵にクレイジーな演出が出来るひとなんじゃないかと。
2009-01-29 14:28:52 ページのトップへ
きちがいもOK
haruniwa
クレイジーは、まっき~さんにとってほめことばですよね。

クレイジーケンバンドもクレイジーキャッツのギャグもインディアン嘘つかないクレイジーホースも、みんな好きです。

シナリオ完成、ゆっくりじっくり縫い合わせていきましょう。

君塚良一のTVドラマ『誰も守れない』面白かったです。
映画『誰もまもってくれない』も、テレビ放映のとき、見ようと思います。
2009-01-29 19:48:58 ページのトップへ
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さくらな人たち
mackychan
特別上映で、『さくらな人たち』を鑑賞。

オダジョーの初監督映画。
じつは同級生の河本準一を起用しての、低予算映画。
いつも組んでいるスタッフが「それ系」なので、ひょっとすると同じ感じなのかなぁ、、、という予想が当たり、全裸踊りやらなにやらが延々と続く、褒めるとオフビート、貶すと自慰から発展しなかった自慰映画・・・というわけで、自分の感想は後者。

残念無念。
2009-01-30 08:38:47 返信フォームへ 掲示板へ戻る
自ら、さくらになる
mackychan
自作自演、おつかれまさまというネット用語を転じて、
長島☆自演乙☆雄一郎・・・こういうキャラは好きではなかったんだけれども、彼の場合はホンモノのオタクだし、衣装を脱ぎ捨てて戦ったら、ほんとうに強い。

というわけで、来月の取材で実際に会える自演乙くんに多大なる期待を抱く自分です。


http://ameblo.jp/jienotsu/

2009-01-30 08:47:18 ページのトップへ
もうひとつの期待
mackychan
いまの『ろくでなし』外伝で展開しているとおり、自分がシナリオでほんとうにやりたいことって、ピンクと劇映画のスレスレであって。

映画『ララピポ』は、

http://www.lalapipo-movie.com/movie/

脚本が『松子』『下妻』の中島さんなので、洗練とか目に新しいということで評価されるのは、誤魔化されているようで嫌だなぁと。
ちゃんと、まじめに、ふざけず、でも面白く撮ろうと思えばいくらでも撮れるはずなので、逃げずに描いてほしい。海外からは『ブギーナイツ』をはじめ、オトゥールの老いた性を見つめた『ヴィーナス』、現在公開中でも『エレジー』というのがありますし。

最後に、はるまきだからと勝手に許されると思っている画像をリンク。

前に記した、自宅での呑み会。
こんな写真を撮れるのも、皆がキチガイだからです。いわゆる、ぶっかけのAVパッケージを抱えてパシャリ。

ぜんぶ、自分のコレクションです。

http://homepage.mac.com/ko1net/marigold/famiry/macky/photoland6/mackyphoto866.JPG

2009-01-30 09:16:23 ページのトップへ

ぶっかけ系
haruniwa
おお、なんとムダにぶっかける意欲ある人々の画像。男性精子がどんどん減少していっているという人類の危機的状況にある21世紀に、がんばっている男子たちですなあ。人類の救世主か。

オダジョー映画、コーモトが同級生って知りませんでした。持つべきはゲーニンな友。

ギンレイにきたら見ます。
2009-01-31 05:27:06 ページのトップへ

コメント
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はるまき(14)

2008-11-01 23:15:00 | 日記
ヨコハマメリー
mackychan
オモシロ返信ありがとー。

①DVD補足説明。
これからのDVDプレイヤー/デコーダーには、「VR」という規格が再生可能かどうかの表示が記されています。ほら、いまでも確認出来ると思うんですが、大抵はディスク挿入部の近くに、CDならコンパクトディスクの規格マークが入っているでしょう、DVDならそうあるし、そこにね、「VR」という規格マークが入っているものであれば再生可能です。これ先に、記しておくべきだったね。

②厚化粧の舞台裏話を読んでいたら、ヨコハマメリーさんを想起しました。噂だけしか知らず、映画になって初めてちゃんとメリーさんの人生に触れたわけだけれども。筋金入りとは、こういうことをいうのでしょうなぁ。
2008-11-04 09:50:55 返信フォームへ 掲示板へ戻る
♪ 恋いしたっていいじゃない~
mackychan
あれ、この渡辺美里ちゃんの曲は、小室さん提供だったかな、、、と、強引に今日のニュースを入れつつ・・・

自分では、かっこうつけているつもりはないのだけれどもさ~汗
ただ読まれているという意識はあって、以前から読み手の襟首掴んでドウダコノヤローというような文体を目指していたんだけれども、それが、やや強くなっているところはあるかもしれない。それに、自分は「つもりはない」と表現しちゃうけど、毎日読んでくれているひとは、微妙な変化を鋭く見抜くのかもしれないと思ってね、ちょっとドキッとしたのでした。

救いは、彼女が割と自分と近い畑のひとである、ということかなー。でも過去の男の話を聞いていると、経済面で苦労したらしく、あぁ、なんかそこクリアしないと難しいよねと親友の女子はいっておりました・・・
2008-11-04 09:52:00 ページのトップへ
Re:ヨコハマメリー
haruniwa

ヨコハマメリー、その名はずいぶん前から聞いていましたが、ドキュメンタリー映画は未見。

ある人物を、その人を知る周囲の人に語らしめる、という小説技法、割合に好きです。
井上靖の『後白川院』。謎多き院政策謀の主の実像を、4人の第三者の証言という手法で描いています。杉本苑子『二条院ノ讃岐』も同じ手法。

現代小説では、有吉佐和子の『悪女について』も、この方法でした。女実業家富小路公子に関わった二十七人の男女へのインタビューで構成されています。テレビドラマでは四季の影万里江が主人公を演じて印象深いドラマでした。1978年のドラマ。再放送してほしい。半年間の放映で、出演俳優の顔ぶれがすごい。
山口崇、江利チエミ、馬淵晴子、緒形拳、杉村春子、渡辺美佐子、中村敦夫、沢村貞子、森繁久彌、奈良岡朋子、有島一郎、木暮実千代、一の宮あつ子、中山仁、草笛光子、岸田今日子、山田五十鈴、小林桂樹、北村和夫、司葉子、曽我迺家鶴蝶、小松方正、谷隼人、細川俊之、高橋とよ、中島久之、牟田悌三、辻萬長、井上和行、花沢徳衛、山本道子、岩井友見、赤木春恵、南風洋子、三好美智子、山本圭、宝生あやこ、中原ひとみ、ジュディ・オング、仲谷昇、山形勲、池田秀一、松山省二、梶三和子、浜田寸躬子、原知佐子、葦原邦子、中田喜子、松村彦次郎、松岡みどり、佐野周二、市川翠扇、溝口泰男(本人役)、川久保潔(ナレーター) 

リメークするなら、悪女は米倉涼子。しかし、上記メンバーに匹敵する俳優を集められるプロデューサーはいないだろう。

 ヨコハマメリー、ドキュメンタリーでこの手法はどれだけ成功するのかと思いましたが、よい映画になっているみたいですね。ヨコハマメリーというおしろい厚塗りのキャラ、80歳まで現役街娼というキャラそのものが成功の鍵でしょうけれど、「周囲の証言によるひとりの女の一生」という手法が効いた映画なのだろうと思います。見たいです。
2008-11-05 08:33:27 ページのトップへ
Re:♪ 恋いしたっていいじゃない~
haruniwa
まさかのミドリン?

うまく成就しますように。
経済問題クリアはきつい条件ですが。
2008-11-05 08:34:59 ページのトップへ
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市民ケーンから誘う女へ
mackychan
ハーフパンツで過ごす寒さを、熱燗でごまかしつつ連日書き込み。じゃあズボン穿けって・・・でも、これほんとう、長ズボンは柔道着とスーツだけなのであった。

凄いキャスト陣ですね。フジが現在、総力をあげて『黒部の太陽』を制作していますが、キャストもなかなか、、、といいたいところだけれど、ちょっと敵いません。

そういえば『市民ケーン』も、記者が薔薇の蕾という言葉の謎を探るために、ケーンの周辺を取材していく構成でしたね。現代の映画小僧には、あんまり評判よくないですが自分は好きです。
それから何十年も経ってから創られたニコール・キッドマン主演の『誘う女』も、この構成でした。ただこの作品の白眉は、このテレビ報道的な構成を模倣することによってメディア批判をやってのけていることかしら。
両方とも、繰り返し鑑賞するほど好きな作品です。


・・・あ、みどりんではないよー。でも春さんは知っているんだった、声優やっている子で、エロ台本のアドバイスをした子です。
2008-11-05 09:40:16 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:市民ケーンから誘う女へ
haruniwa
台本の中のわからないコトバを聞いてきた子、覚えてますとも。

うまくいくといいですね。ケーザイ問題も含めて。

ハーフパンツ、風邪ひかないようにね。
私は、今年ばかりは来週の火曜日にインフルエンザ予防接種をすることになりました。
2008-11-05 10:15:01 ページのトップへ
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歩いても歩いても
haruniwa
飯田橋ギンレイで原田芳雄出演の2本『たみおのしあわせ』『あるいてもあるいても』を見ました。
2008-11-06 22:49:51 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:歩いても歩いても
haruniwa
原田芳雄もうまいけれど、樹木希林はうますぎるのをあえて見せるところがいいのかも。「こんなに演技できる私ってドーヨ!」ってな感じ。

「たみお」は、オダギリジョー様が主演しているだけでもうよろしいのですが、出演陣がもうこれでもかっの演技パン食い競争状態。

両方とも結婚と家族家庭がテーマだけど、絵画修復師の阿部寛と元医師の原田芳雄は、互いにそりがあわず反目しあう父と子。できのよい父親期待の長男は、おぼれた子供を助けたために自分は水死している。
カインとアベル、エデンの東のテーマは普遍的。
たみおと父親は母の早世のあと共依存的な父と子。ファザコン麻生久美子を介して三角関係になりそうなところを、父が結婚式場から息子をさらって逃げるラスト。

「父と息子」は永遠のテーマだけれど、「たみお」のほうが、今まであまり見たことないタイプの父と子像を出していたといえる。



2008-11-06 23:13:22 ページのトップへ
スリと花嫁姿と、ノーブラはせきょー
mackychan
是枝監督、最近飛ばしていますね。現役の日本の映画監督では贔屓の5人に入ります。個人的にはもっと社会に斬り込む感じのドラマを期待しているんですが、これはお母様が亡くなったから撮った作品であり。そういう気持ち、監督でもないのに分かります。
微妙なキャラクターをきちんと演じた夏川結衣もよかった。
原田さん、以前の自分のイメージだと、とーちゃんが三船を「ぎゃーぎゃー騒いでいるだけ」といっていたことがあったのですが、それと似た感じで「きったねー格好をして悪態をついているだけ」なんじゃないかと。そのイメージが変わったのが、傑作『スリ』です。これ映画小僧でも知らないひと多いんですが、素晴らしいですよ。
『たみお』はもう、花嫁姿の久美子様を拝めたので、それだけで合格。多くの男子にそう思わせる女優さんって、貴重だと。
劇作家、演出家、俳優、映画監督もやる岩松了・・・初めて、このひとの作品で面白いと思えた。昔、忌野さんを起用して『お墓と離婚』というワクワクするようなタイトルの映画を発表したんだけど、よく分からなかったし。

自分は先日、河瀬直美の新作『七夜待』を観てきました。
やばい、酷いぞ。ちょっと、今年のワーストかもしれない。せっかく、ハセキョーがノーブラで頑張っているのに。彼女を起用することが決定したとき、河瀬さんは「テレビでのハセキョーは、本気で演技をしているとは思えない」とまで発言していたので、おぉ、いうねー、溝口がずっと批判していた長谷川一夫を敢えて起用して、その最高の演技を引き出した『近松物語』のようになるか・・・!? と期待したんだけど、空回りもいいとこでした。
2008-11-07 07:21:18 ページのトップへ
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田畑実
mackychan
漢字、これだったような気がするけれど、、、でんぱたみのるさん。

そういえば自分は、『プッツンファイブ』(日テレ)をこよなく愛する鶴ちゃん世代(?)なのでした。(その一コーナーで、鶴ちゃん扮する田畑実さんが阿呆ニュースを読むというのがあった)

シリアス路線に転向する以前の俳優・鶴ちゃんの時代・・・『男女七人』シリーズですね。これは未だ傑作シリーズだったと思っているんですが、実力者ばっかりなんですよね、トレンディのはしりだといわれてますけれど。さんまちゃんもいいけれど、演出は実験映画の風でもあるし、各シーンが俳優の力を頼って構成されていると捉えるのも間違ってないと思っています。

いや、それより鶴ちゃんだ。
いま、辰吉がプロを続けたくても、どの国でも許可が下りないというニュースが報道されていますが。
そういえば鶴ちゃんは、特例扱いでライセンスをもらい。もらったはいいけれど、デビュー戦は実現しなかった・・・実はこれ、対戦相手が見つからなかったから、という説があります。なぜか公にされていませんが。(ま、特例続けになってしまうので、実際にデビュー戦をやったら、たいへんな抗議が予想されますけれど)

歌手(『胃液吐くまで』は大傑作!)、コミカル俳優、ボクサーまでは、割とすんなり受け入れられました。ま、好きだからなんでしょう。
けれどもやっぱり、これ以降はなかなか、ちゃんと触れることが出来ません。いろんな情報がごちゃ混ぜになって、群馬にある工藝館にも行くチャンスがあったのに、まだなのでした。
ソツなくやっている、春さんがいうように器用だなぁとは思うのですが。
2008-11-21 14:29:53 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:田畑実
haruniwa
鶴太郎について、前にも一度往復書き込みをしたような気がするけれど、面白い対象は何度書いてもおもしろい。

ピカソ展みてきたので、ピカソの愛人についてまた書いてみた。3年前にも同じテーマで書いたので、同じ調子になるかとおもったのだけれど、案外飽きずに書けた。
好きな話題なら、何度おなじことを語ってもいいってことね。

訳者鶴太郎は、うまいなあと思う。『篤姫』の岩倉具視役なんぞ、この人なら孝明天皇毒殺も少年明治天皇をだまして、勅書を好きにもらい放題だったろうと、納得できる人物像を体現している。

北野武に影響されて絵を描き始めたのだとするとそのうち映画監督もやりたいと言い出すのかとおもっていたのだけれど、まだそれは手を染めてないみたいね。

2度目の挑戦でプロボクサーに合格したロバート・山本博。デビュー戦は?
1度目の挑戦の時、結果発表の「Qさま」を見ていて、不合格で鳴いていた山本。

テレビ企画だから、2度目は合格させるだろうと思っていたら、ほんとに合格。
うん、よかったね。

石井のデビュー戦もきになるけれど、山本のデビュー戦も、どうなることかと。
いっそ、ふたりを戦わせて、もちろん山本が負けるけれど、「石井デビュー戦を飾る」とか、テレビ番組を作るのも、一考かと。
なんて書くと「真剣勝負の格闘技に、なんもしらんオバハンがよけいなこと書くな」と思われるか。
ほんと、コメントというのは、難しいのです。


2008-11-22 09:58:02 ページのトップへ
コメント
haruniwa
実は、まっき~掲示板のコメントにつき、ちと落ち込んでおりましたの。

倖田梨紗アドレス削除について、よけいなコメントを書いた。

私としては、「もったいな~い」と感じたのだった。
事件を起こして逮捕されたAV女優。あとで、なんらかの接触ができたなら、おいしい話のひとつも書けるだろうに、なんて欲がない、と、貧乏性でなにごとも捨てることのできないHALは思ったのでした。

でも、まっき~は潔く捨てる。
返信に再返信しようと思っていたら、みどりんの心優しい、愛あるコメントが先に載ってしまったので、いまさらの自己フォローはみっともないと思ってやめた。

メアド削除のまっき~を非難するつもりなんじゃないんだよ、でも、もったいない、物書きは貪欲になんでもため込んでおいたほうが、いいのになあ、と、整理整頓きちんとするからいつでもどこでも必要な資料を取り出せるのであろうまっき~に、「捨てるなら、おくれよ、そのメアド」と、さもしく言ってみたかったのであります。
それが、ラストの一行「今更いってもおそいよね」のひとこと。

私、娘に「石油ストーブの置き場所がないから、キッチンにおいてある母のノートパソコンを捨てるよ。そのパソコンデスクを捨ててそこにストーブおくから」と、おどされているのに、今日も片づけがいやでいやで。

12月に行く予定の友人出演の「第9」の入場券がどこかにいってしまったのだけれど、いったいどこにしまい込んだのやら。ごちゃごちゃの家のなかのどこかにあるのですが。

ということで、何が言いたいのか、またごちゃごちゃ未整理のコメントですね。

そんなこんなで、今日も未整理の部屋にうずたかく積まれた本やら服やら資料やらの山をながめながら、ためいき。
2008-11-22 10:18:33 ページのトップへ
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春さんは、特別なひとですから
mackychan
わぁ恋文のようなタイトルで参上です。

新作シナリオ、実は脱稿しているんですが、今回は師匠がオッケイを出すまで、どのコンクールにも出品しないし、どの事務所にも持ち込まないと決めたんです。
んで、師匠に初めて読んでもらったのが、5度ほど書き直したもの。で、現在は7度目。
面白いけど、もっと面白くなる、毒々しいけど、もっと毒々しくなるはずだ、今年とか来年とかに死ぬ奴じゃないんだから、もう少しでーんと構え、俺を納得させてからでも遅くはないだろうと。やっぱり悔しいので、いわれたとおりにでーんと構えるようにしています。

昨晩も書き直しの最中だったんですが、テレビをつけてみると『オールウェイズ』の続編がやっている。春さんコラムに微妙にリンクするのか、小雪のような女が居たら、そりゃあ頑張るよと。フトモモ触りながらモノを書けば、駄文しか書けぬものにも魔法がかかるかもしれないし。
しかし何度観ても気に入らないなと、自分もそーとー性格が悪い。だったら芽の出ない作家と踊り子の物語だけで感動させてみろと、やっぱり思っちゃう。群像劇っていうのは自分の目指すものでもあるから、期待せずに観たラブコメを意外と面白かったなんていう余裕がないのです、個人的に。ある高みに達して、たくさんのひとを動かすドラマの意味がある。そこを目指さないのは逃げているだけなんだと、どうしても思ってしまうわけです。

春さんとカフェ交流を続けて、どのくらい経過したのでしょうか。
はるまきも、とっても楽しいのですが、自分が春さんを(勝手に笑)慕うようになったのはね、自分が竹橋に通っていたころ、会社の休憩がちょうど0時~だったから、こだわりの0時更新を続けていた時期です。春さんも、そうしていたでしょう。で、ほぼ同時に更新して、同時に訪問して、戻ってくるとコメントがついている・・・いつかのコラムのコメントで、上に書いたようなことを春さんも記していて、これって面白いよねと結んでいたことがあったはず。そのときからです。

そういう関係を築いているひとからのコメントであれば、自分も勘違いすることはないですよ。裏の裏まで読めていたかというと、ちと自信はないですが、きっとそういうことなんだろうな、とは思いますもの。
ま、でも、コメントの義務化とスルー力の必要性という新聞記事を読んだばかりというのもあり、コメントは難しいというのは、よく分かります。

でもね、でもね。アド削除の件は、ほんとう、少し、後悔が残っているという、根本的にどーしようもない男なのですよ笑

2008-11-22 11:33:37 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:まっき~は、特別なひとですから
haruniwa
うん、恋人じゃなくても、母親じゃなくても、特別な人になれるよね。

春泥未晒菜花辺
学業同途五十年
一夢人琴今巳矣
傷心只見旧山川

春泥(しゅんでい)未(いまだ)晒(さらさず)菜花(さいかの)辺(ほとり)

学業(がくぎょう)同途(みちをおなじくす)五十年(ごじゅうねん)

一夢(いちむ)人琴(ひとこと)今(いまは)巳矣(やみぬ)

傷心(しょうしん)只見(ただみる)旧(きゅう)山川(さんせん)

伯牙と鍾子期 《列子 湯問第五》

伯牙は善く琴を弾き、鍾子期は善く琴を聴いた。伯牙が高山を登る思いで琴を弾くと、鍾子期は言う。「素晴らしい曲だ。峨々として高く聳え立つ泰山のようだ」と。また、大河の流れの思いをこめて琴を弾くと、それを聴いて鍾子期は「素晴らしい。洋々流れる揚子江のような曲だ」と言う。伯牙の胸中の念を必ず鍾子期は言い当てた。
伯牙と鍾子期はともに泰山の北の麓に遊びに出たところ、思いがけず大雨にあって岩陰に雨宿りをし、心細く思うのだった。そこで伯牙はやおら琴を援きよせ弾きだした。はじめは「霖雨操」を弾じ、つづいて「崩山引」を弾じた。一曲奏するたびに鍾子期は伯牙の琴の趣を理解した。伯牙は琴を舎いて讃嘆して言う。「素晴らしいよ、ほんとうに、君が琴を聴く耳は。君が想像するその通りに、私の心の中と同じだ。私の琴の音は君の耳から逃れることはできない。」

と、これは伯牙が琴を弾き、鍾子期がよき聞き手であったという友情物語ですが、我らは、年齢は離れていても、双方書くことによって生きていられる人間であて、相互に読み会うことができるよき友であります。

まっき~にはパパ上というよき理解者がいて、よき師匠もいるけれど、うちは、娘息子は私が書くことを「金にもならぬつまらんもの」と評価しているし、両親は死んでいるし、夫は死んでいるも同然だし。

というわけで、私にとっては、何か書いたとき、まっき~ひとりは、きちっと読み取ってくれているだろうという安心感が、書くためのモチベーションにも成っているというわけです。

2008-11-22 13:34:30 ページのトップへ
推敲
haruniwa
笑う要素のつもりで「美人が遺伝しなかったうらみつらみ」を書くと、速攻
「50歳過ぎた容姿は本人に責任があると心得られるべし!
または、目鼻口の最重要課題は、その機能にあるかと・・・」という、まともでまっとうなコメントがよせられて、どうもありがとう、でもね、わたし50すぎの自分の顔に責任とりたくないし、、、と思ってしまうし、
「おかめ ひょっとこが美女美男の時代もありましたので時代により変わります」というおなぐさめのことばをいただいて、はい、またまたどうもありがとう、次の時代に私の顔が超美人と称えられるまでまちましょう。200年後か300年後まで、、、、と、首を伸ばすし、もう、コメントもいろいろです。

コメントに対してひとつひとつ返信しないことにしておいてよかった、なんて思いますよ。

ときどき腹がたったときは、相手の掲示板に、あたりさわりなく、微妙な表現で悪口雑言並べていますけどね。
はい、小せえ女です。私も。

まあ、「せこい、みみっち、いじましい」が春庭の枕詞でありますからして、どのようなコメントいただくのも、もらえるもんなら、ねずみのしっぽでも。

ねずみのしっぽなんぞもらって何につかうのさ。
ええ、キリのさやにでも使おうかと。

大麻でぱくられたAV女優のメアドなんぞもらって何につかうつもりだったのさ。そりゃ、もう、ネットで売れば、いくらかにはなるはずで、、、って、そりゃ犯罪。

頻繁(ひんぱん)→はんざつ/踏襲(とうしゅう)→ふしゅう 未曾有(みぞう)→みぞうゆう

と、麻生首相の赤っ恥の漢字読み間違えよりももっと恥ずかしい「せこい春庭」の話は、いっぱいあるのだけれど、まあ今回はこれにてうちどめ。

シナリオ、師匠のお眼鏡にかなう仕上がりになりますように。

書き直せば必ずよくなると思うよ。

私は大学院の電子マガジンに投稿したコラム、5000字以内という制限に500字オーバーで、承知の上で投稿したのだけれど、やっぱり「縮めろ」と言ってきた。

私が書いた者なんだから、これが完成原稿なんだよ、これ以上縮められないと思って5500字で投稿したんだよ、と、内心思ったのだけれど、縮めてみたら、4900字になった。

うん、ひきしまったかも。
2008-11-22 13:49:53 ページのトップへ
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息をするカメラ
mackychan
ちょっと調べ物のため、ユーチューブに。(なんとまぁ、現代的な調べかただろうか!)

そこで、春さんにも観てほしかった映像を発見したので、紹介にきました。10分ちかいので、どうぞ時間のあるときに。

一流とそうでないもの、それを見極めることが出来るのか。春さんコラムは面白かったです。
自分はコメントにあるとおり、超絶カメラワークで個性を発揮する監督の映像を、もし素人が真似したら見極めることが出来るだろうかと、若干の不安を覚えたのですが。

スコセッシ、デヴィッド・リンチ、アラン・パーカー、コーエン兄弟、ブライアン・デ・パルマ、オリバー・ストーン、塚本晋也、石井隆・・・挙げていけばきりがない、けれども一度や二度ではない頻度で、自分のサイトに登場する映画監督たち。
彼らに共通するのは、そのテクニックです。
面白いことに、スコセッシお気に入りのカメラマンをストーンが起用している事実があったりと、なんというか、自分の嗜好が決してバラバラなわけではない証明になっていると思います。
そう、映画監督ばかりが注目されますが、実際にカメラを動かすのはカメラマンで。
クレジットを観ていると、ハリウッドと日本の作品の大きな違いに気づくはずです。
ハリウッド映画だと、撮影監督の名前のすぐ後ろに、A.S.Cだとか、所属しているプロダクション名がついているのですね。スタッフが大事にされているんだなぁと感じ、こういうところは見習ってほしいのです。

話が逸れました。
『殺しのドレス』から。
この10分間の映像だけで、デ・パルマは歴史に残っていいと思います。
美術館を右往左往するヒロインを、まさに縦横無尽の動きで追いかける。ほんとうに、カメラが息をしているようです。
軽く解説をしておくと・・・
ヒロインは、性的欲求を抱えた中年主婦という設定。
(以下の書き込みは、動画を観て以降にどうぞ)

http://jp.youtube.com/watch?v=vIaUt5KcxzI


このあと、男とベッドをともにし、男が寝ている間に帰ろうとするのですが、せめて置き手紙を・・・と、男の机の引き出しをごそごそしていると・・・男の性病に関する診断書を見つけ絶句、慌てて外に飛び出し、エレベーターに乗る。その途中で結婚指輪を忘れたことに気づき(いろいろ忘れるひとですね)、戻ろうとしたとき、殺人事件に巻き込まれ、いよいよ物語が動き出す、と。
そう、これ、起承転結でいう「起」なんです。
ただデ・パルマは、ここを描き切ったことで力が尽きてしまい、なんだか投げやりな転結を用意してしまうのですが・・・
それを愛嬌である、憎めないと評せるほど、映画小僧にとって魅惑の10分間になっているというわけです。
2008-11-27 19:11:46 返信フォームへ 掲示板へ戻る
結局、
mackychan
なにをいいたいのか、結論を書いてなかったと読み返して気づきました。
つまり、まぁ春さんには分かってもらえると思うのですが、このくらい、いや、異常なくらいカメラワークにこだわるひとであれば、まぁ素人さんの作品と間違えようがないだろうと。
ほんとうに異常ですよ。デ・パルマが尊敬しているヒッチコックもまた技術のひとでしたが、このひとは、その上をいく。

というわけで、最後に。
ごめんなさい、動画で(合わせて)18分も取らせちゃうけれど、デ・パルマの最高傑作『キャリー』のクライマックスから。
豚の血を浴びせられるところは、ほんとうに可哀想で観ていられないのだけれども・・・
バケツが落ちるまで、それから、キャリーが豹変してからの自然な(あまりに自然な)画面二分割・・・映画小僧を熱狂させる理由が、なんとなく分かってもらえるんじゃないでしょうか。

http://jp.youtube.com/watch?v=5nV_0oQDiRA

2008-11-29 07:12:31 ページのトップへ
Re:息をするカメラ
haruniwa
文字による文学や戯曲が、どうしても映画に勝てない部分は、いうまでもなく、カメラワークによる表現能力。

鏡に映される逆転した映像であるとか、雨にうたれる硝子越しの映像、そして二分割画面の効果は、絶対に文字では表現できない。文字や声は線上でしか表現できない。

ページの上段下段にふたりの人物の心象風景を分けて載せたとしても、読む人はどちらか一方を読み次にもう一方を読む。交互に読むしかない。

しかし二分割画面は、観客は完全ではないが、同時に2箇所の出来事を受け取ることができる。

HAL原作まっき~脚本のシナリオを共同執筆するならば、脚本のなかにカメラワークまで表現されているようなのを書きましょうね。
監督やカメラ撮影者の解釈が入り込むとしても、もうこれしか撮りようがないというくらい、かっちりとしたシーンを練り上げて。

2008-11-29 14:14:46 ページのトップへ
Re:息をするカメラ
haruniwa
リンクのユーチューブ、ここだけ取り出してUPする人がいるのもわかりますね。

美術館の中を動き回るそのカメラの視線そのものが、白いドレスの醸し出す欲求と逡巡と期待と高まりを表していて、しかもこの間、セリフなし。
どんな文学者もこの空気を表し得ないだろうと思います。
カメラの勝利。

2008-11-29 21:00:19 ページのトップへ
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元オタキング岡田さんのよさは、物腰の柔らかさ
mackychan
・・・であると、ずっと前から思っていました。
まだ減量なんかしないであろうと思われていた時代―毎回、『朝ナマ』に出ていた印象がありますが、この番組は「このひとは激昂しないだろう」と思っていたひとまで激昂してしまう面白さと怖さがありますよね。
大島さんなんかは吠えないとどうしちゃったのかなーと心配になったものだけれど、

岡田さんと姜尚中さんだけは、なにがあっても平常心だったなって。
そのよさが、先日の『ETV特集』におけるインタビュー・対談で活かされていました。

観ましたか。
フィギュアを「新しい文化」と呼ぶには遅過ぎる気もしますが、内容は面白かった。
散々オタク文化を作り上げ、さっさとそこから脱却した元オタキング岡田さんがナビゲーション。
痩せ過ぎてかえって気持ち悪いなーとか思いながら観ていました。荒俣さんや山田五郎さんとの対談も面白かったけれど、NHKだというのに一般的には通じない用語を連発しつつ巨乳という単語まで吐いてくれた村上隆の中途半端にくだけた感じとか、とてもよかった。「神の手」ボーメさんの新作美少女フィギュアの製作過程も追ってくれて、ためになりました。

荒俣さんが日本人形からの歴史の延長線上にあると説き、100年後には国宝といわれる存在になるかもしれないと。
山田さんは美術と工芸が、ポップアートのころからごちゃ混ぜになっていったと解説。確かに妙だよなぁと思うのは、コミック作家のほうではなく、リキテンシュタインが、缶のデザイナーではなく、ウォーホールがアーティストと呼ばれること。
不思議世界をよく捉えた90分でした。
2008-12-02 16:36:13 返信フォームへ 掲示板へ戻る
失神
mackychan
そうそう。
本日のコラムについて。書き込んでから、あれちょっと違う方向だな、こっちの内容を書き込めばよかったかなというのを、こちらに。ここだったら、文字制限ないしねー。
何度か、総合のリング(もちろんアマチュア)で失神KOを経験しています。自分は柔道畑なので総合では寝技が主体となり、つまり、失神させるほうはあり得ない。いつも、するほうです。それは悔しいことに、ベッドでも同様で、失神させたいけれど、それも出来ず。(聞いてないって)

それはともかく。
失神してみて、選手が口をそろえて「気持ちよかった」というのが納得出来ました。悔しさってね、その時点ではない。悔しいのは控え室に戻ってからで、リング上で仰向けになっているときは、もうね、なんというか、ほんとうに星が飛んでいるし、お花畑は見えなかったけれど、なんというのだろう、ここでこそモノカキとしての表現力が問われるのに駄目だなぁ! でも見栄張って嘘書いてもしょうがないのでいうけど、射精や脱糞とはぜんぜん種類の違う快楽に満たされました。
そこがどうエロスとタナトスに繋がっていくのかっていうと、もう謎の謎だけれども。
この点について、演技ではなく、ほんとうに撮影中に失神してしまうAV女優たちにも聞いてみたんだけど、やはり、ちゃんと言葉で説明してくれた子は居なかったです。ただもう、極上の世界であると。このまま死んでもいいと思っていたら、ほんとうに意識が飛んでしまったと。
2008-12-02 16:36:41 ページのトップへ
最後はスコセッシ賛美
mackychan
ここで強引に、予告しておいたスコセッシ動画を貼り付けておきます。
『グッドフェローズ』より、自分が母校で代行教師を引き受けた際も、生徒諸君に見せたシーン。
この美麗カメラワークを撮りたいがために、スコセッシはミヒャエル・バルハウスという注目されたばかりのカメラマンを起用しました。
この技術そのものは、キューブリックが開発したもの。カメラマンの胴体にカメラを巻きつけるようにして撮影しています。つまり、カメラが軽量化されたからこそ、生み出された技術。
スコセッシの凄さは、ここにオールディーズをぶつけて、それをほぼ全部聞かせてしまうところ。
主人公はギャングですが、まだ彼女にはそのことを伝えておらず、最後のほうの会話で「建築業。組合の幹部をやっている」といっています。

http://jp.youtube.com/watch?v=sWYe-Ef3u5M&feature=related

2008-12-02 16:37:23 ページのトップへ
Re:元オタキング岡田さんのよさは、物腰の柔らかさ
haruniwa
とっておいたビデオ、息子といっしょに、ETV特集のフィギュア番組みました。

上田紀行とか、いかにも言いそうなこと言っていたけれど、おもしろかった。

やせた岡田は、写真で見るとそうでもないけれど、テレビだとほんと別人だね。絶対に思考の奉公とか変わってるとおもうよ。

アートとクラフトの差について、村上隆はボーメを「アーティストと呼んだら失礼だ」と言っていたのだけど、クラフティストとして海洋堂の社員をやっているよりも、個展やって、作品を売ったほうが本人快感なんじゃなかろうか。
個展会場ではけっこううれしそうだった。

娘は、「村上の作品を所有することがステイタスだ、必ず将来は国宝級の作品として美術館で燦然と輝くのだ」と、アメリカのアートなんてわからない金持ちに思いこませることができる才能が村上にはありボーメにはなかった。その差が16億円と、食玩オマケの違いになるのだ、と、最後だけ見ていってました。

2008-12-03 23:16:58 ページのトップへ
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楽しまなくちゃ、ソン! 損!
mackychan
真剣勝負の格闘技界が揺れた、先週土曜―。反則をしちゃったバダ・ハリ(トルコ出身)は次世代のエースとして多大な期待を背負っていたのだけれども、決勝戦は誰の目にも明らかな「劣勢」。元々、仲の悪かった対戦相手レミー・ボンヤスキー(オランダ出身。エリートで、個人的には好き。これほど眼鏡の似合う格闘家は居ないです)ということもあり、はずみで倒れたレミーに対し、立ち技K-1なのに寝た相手を殴り、しかも足で踏みつける・・・これは総合格闘技では許される展開だけれども、、、
なんとも白ける幕切れ・・・たぶん、ファイトマネーは没収、試合も来年は出来ないでしょう。立場は違えど、やったことは亀田次男と似ていますね。

K-1や総合は、元を辿ればプロレスです。全盛期を知っているのはギリギリ自分の世代までで、もう少し若いひとになるとプロレスに対するエネルギーがあります。真剣勝負は好きだけど、オフザケやショウは嫌い、認めない。いま、ネット上でプロレスに対するアンチが多いのは、ネットのメインユーザーが、この世代にあたるから・・・というのは、自分の推測ですが。

自分?
前にもいったかもしれませんが、神聖なる舞台、憧れの世界は、もちろんK-1と総合のみ。
けれども、プロレスも捨て難い。夢中にはなれないけれど、頑張ってといいたくなる。
ハッスル! は、インリンの去ったあと、ミューズを求めて山本モナにまでコンタクトを取ったけれども、さすがにそれは無理でした。モナちゃん来ればなぁ、間違いなく会場まで行きましたよ。インリンと比肩する人気を得たと思いますマジで。
インリンやモナというカタカナタレントに比べると、だいぶ質が落ちてしまうけれど、、、
泰葉とは、思い切ったなぁ!!

これは、楽しみ。和泉元彌のような特別ゲストなのか、あるいはレギュラーなのか。
年末、ハッスル! の取材は立候補していなかったんだけれど、さっき、編集長にメール打っちゃいました。行きます、行かせてください! 最高の文章を書きますって。

しかし。
モナちゃんもそうだったけれど、恐ろしく同性受けの悪いひとですね。楽しくなってきた、だから取材行くことに決めたと友人の女子にいったらば、彼女、割と格闘技好きなのに、
あー、くだらない。 なんで? なんで泰葉でそんなに盛り上がれるの? って。

いやぁ、楽しまなきゃね。損だよ、損!!

というか、大晦日のさいたまのほうは、緊張し過ぎて楽しめないんだっての。だからエンタメとして、ハッスル! は存在意義があるのです。
2008-12-10 08:39:18 返信フォームへ 掲示板へ戻る
きゃー
mackychan
エネルギーだって。もちろんアレルギーの間違いです。
2008-12-10 08:41:18 ページのトップへ
ヤスハアレルギー
haruniwa
だいじょうぶ、ちゃんと脳内変換してアレルギーと読んでいましたよ。
お互い、どんな誤変換であろうと、ぐずぐずになった構文であろうと、ちゃんと真意を読みとれるという確信は、うれしいもの。

「映画を語るに正論を」と要求する女史は、きっと自分の文章を読んでまっき~が「あなたの映画論はすべて正しい」と、言ってくれることを期待してメールを送りつけてくるんだろうね。
でもボコボコの文章じゃ、共感もうまれないだろうけど。

HALコラムも、朕珍話ばかり続くと、よほど欲求不満女なのかと思う人もいたりで。
1回分だけ読んで、なんだかんかと言われると、「シリーズものは、シリーズをひととおり頭から読んでからコメントしてね」と、思ったり。

ヤスハ、別れた亭主に「シネ、シネ」メールってのは、通常の精神状態ではできないことであるけれど、プロレスファンって、そういう女が似合うのかなあって、女子は引いちゃうよ。
離婚したとたん、夫はモテモテで、離婚前にとりまいていた女達にくわえて、いまやハーレム状態ってのは、ふたりそろってニコニコ離婚会見した手前、許せんのかもしれないけれど、離婚したらもう夫のことはほっておけ、ってのが世の女達の一般的感想だからね。

年末の取材、はりきっていますね。
忘年会続きでも、めげずにハイテンションで取材して「最高の文章」きめてください。
2008-12-10 09:58:02 ページのトップへ
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08年、最後のはるまき
mackychan
・・・と思って、参上。ま、気が変わってまた来るかもしれないけれど~。

今年も、いっぱい荒らさせていただきました。来年はそれ以上に荒らしますので、どうぞよろしく。マトモに挨拶出来んのか、ってな感じですが、ま、はるまきなんだからねー。

春さん、なんだか忙しそう。それはそうだよね、日々の書き溜めが、ここで効果を発揮するわけですね。素晴らしい。もう来年の春くらいまで書いているのかな。

こっちはもう、連日が記者会見です。きょうは夜、内藤さんの防衛戦があるので、久し振りに試合が観られる喜びでいっぱい。しかしCCBの曲で入場し、「これがいちばん燃える」というのは、世界のファイターのなかで
このひとくらいでしょう。

昨日も会見があって、これはその直後から荒れました。自分もはっきりと、大晦日へのワクワク感が30%ほど飛んでいってしまった。
石井くんがアメリカを望んだのは、正解だったなと。プロレスとの線引きを、とファンが口をそろえて唱えているときに、覆面レスラーの参戦。実は覆面しているひとって、業界では有名な才能あるかたなんですが、これでは年に1度しか格闘技を観ないひとが、プロレスと総合の違いなんて分かるわけがない・・・云々と。
16試合くらい試合が組まれるんですが、なかには世紀の一戦になるであろう素晴らしいカードもあるので、いっしょくたにされるのが不憫で、、、という気持ちも。
いろんなひとに意見を求められるも、自分もなにをいっていいやら。気持ちを切り替えるのに、時間がかかりそう・・・だけれどもね、今日はないな、明日あたり、今度は坂口健二くん(漢字あってる?)の兄貴の参戦が発表されると思うので、
「どこまで真剣勝負なの?」
というメールがワンサカ届きそうだなぁ・・・。

すんません、長々と。

今年、春さんは何本くらい映画観たのかな。

いちばんこころに残ったのは、なんでしょう。
2008-12-23 09:09:13 返信フォームへ 掲示板へ戻る
最近の悩み
mackychan
ま、ハニーとは、いろいろあるものの、なんとかやってます。
ただねー、まぁこれは褒め言葉とも取れるんだけれども、
ダーリン(強引に、そう呼ばせている)のコラムは、遡れば遡るほど純粋に楽しめる、最近のはどんどん(あたしにとっては)難しくなってきて、レベルが高過ぎると。

えー、そうか。
そうは思えないといったら嘘になるわけで、そこらへんを意識してやっていることは確かで。だってやっぱり、3年前に書いた文体と、現在のが同じでは、大家といわれるひとたちならいいけど、自分としては駄目でしょう。とはいいつつ、あなたの文章が好きといってくれるひとを置き去りにするというのは、なんというか、心苦しいのですよね。かといって、後戻りする気はさらさらなく。そういったことで、揺らいじゃっています。
2008-12-23 11:06:57 ページのトップへ
Re:08年、最後のはるまき
haruniwa
今年は、映画を見る時間がすくなくなってしまいました。
教師兼学生、けっこう忙しかったので。

月に2本は見たいとおもっているのだけれど、劇場で見たのは20本ほどですね。
ほとんどはギンレイホール。

それで、今年はこの1本ってほど印象に残ったのはなかった。あえていえば、ドキュメンタリでは『ミリキタニの猫』、日本映画では『めがね』をあげておこうかな。

彼女が昔の文章のほうが今の文章より読みやすいと感じるのは、わかるよ。昔のほうが身辺雑記が多いし、身近な話題が多いと思う。

最近のはほんとに、いい切れ味の鋭い評論が多い。この鋭さを楽しめないなら、昔のほうがいいのかも。

でも、女優男優紹介は、昔に書いたのと比べても格段にいい文章になっているし、どんどんとんがっていってください。

2008-12-23 23:50:35 ページのトップへ
年末
haruniwa
12月21日(日)
1時からの研究会に1時間遅れで2時から参加。だって、私がとうに放棄した日本語モダリティの研究会で、私「副詞研究」などへの興味まったく失っているし。と、思って各人の発表をきいてみたら、案外おもしろかった。日本語は、おもしろい。

修士課程の大学院生発表は陳述副詞「せっかく」の用例分析。
指導教官からは、あと1ヶ月後にせまった修士論文提出なのに、全部かきなおせ、という厳しい注文が出ていた。
私も修士論文提出の年は年末も年始もなく、息子をあやし、娘に家事を手伝わせながら、書いた。あの時のエネルギー、すごかったな。

準教授は「だろう・でしょう」の分析。目白のG大教授は、「連体修飾の形容詞と同一表現となる形容詞副詞形の連用修飾の対応について」
奥津先生の本の紹介。

5時から駅前の「なにわ」で忘年会兼、夏に脳梗塞で倒れた指導教官の快気祝い。お酒は1合まで飲んでいいと、医者に言われたそうだけれど、1合飲むあいだに、研究会ではかなり明瞭に聞こえていた発音が、脳梗塞患者風にろれつがまわらなくなってきたので、早めのおひらきになった。
7月に倒れ、今期は授業担当無しの措置。来年4月には授業担当も復帰するという。医者からは「奇跡の回復力」と言われたのだと、自慢していた。

12月22日
タマの大学、今期最期の授業。
初級クラスでは漢字のテスト実施。
なにはともあれ、これで冬休みに突入。おつかれさんでした。

12月23日
S大から「来年の授業担当承諾書」が提出していないというので、届けに行った。
私の受け持ち授業は「世間の休日に合わせて休稿」ということにしたのだけれど、S大の「大学暦」では「12月23日は平日とする」ということになっていて、他の先生達、授業をちゃんとした先生もいたみたい。でも、ほとんどの先生は休稿にしていたことが判明。私も、承諾書を提出しただけで速攻帰宅。出勤簿には判を押してきたけれどな。

木村クリニックで肩の治療3回目。
「これほどひどくなるまで放っておいた人も珍しい」と医者に言われた五十肩。年をとったらなるものだから、仕方がないとあきらめてひどい肩の痛みをがまんしていた。
寝られないほど痛くなって、医者に駆け込んだ。炎症止め痛み止めを注射してもらったら、痛みはおさまった。
今はヒアルロン酸を注射して、「弱った部分の補強」をしている。
2008-12-24 10:40:58 ページのトップへ
ごほうび
haruniwa
ボーナスに無縁の生活四半世紀。

でも、年末くらい、1年間に働いたごほうびがほしいよね。
サンタさんも我が家にはこないし、せめて自分で自分にごほうび。
と、いっても、買うのはブックオフの百円本。

百円本の棚をめぐって、目についたタイトルをぼんぼん籠に放り込む。夏休みに買った百円本の山がまだいくらも消化していないのに、また山を増やす。

百円なら、読んでも読まなくてもいいやと鷹揚に籠に放り込んで、通勤の電車で読んだ本の中に、思いがけない収穫もある。

たとえば、前に図書館で借りて読んだけれど、百円の文庫だから、忘れているところだけの拾い読みでも元がとれると思って通勤カバンに入れて置いた司馬遼太郎の『草原の記』
もう一度読みふけった。ツェベクマさんというモンゴル女性の数奇な運命にモンゴルの天と地を向かい合わせて、ああ、なんて文章がうまいのだろうと感嘆しながら味わう。
日本語を読むことの幸福をかみしめながら。
もう一冊。小松義夫『世界の不思議な家を訪ねて』も、百円でこんなに楽しめていいのかと申し訳なく思うくらいよい写真とエッセイだった。申し訳ないからあとで印税分を著者に寄付するつもり。

さて、ぼんぼんと籠に放り込んでケーキよく買ったのは12月23日夜のブックオフ飯田橋店が、「単行本半額セール」をしていたから。

ふだんなら絶対に買わない本を、半額だと思うと買ってしまう。たとえば、「図説奇形全書」奇形の人体を図版とともに載せている。寺山修司のフリーク好みに触発されたところもあるが、つい買ってしまった。定価の3400円だったら、絶対にかわないけれど、古書値段1850円の半額だから925円。
池田雅之『想像力の比較文学』定価3800円なら、絶対に買わない。古書値2050円の半額1025円。

自分の本箱に今あるとわかっていても、百円だと買ってしまう。2冊あってもいいからと。
大野晋『日本語の文法を考える』や、池上嘉彦『ふしぎなことばことばのふしぎ』田中克彦『言語学とは何か』森田良行『日本語をみがく小辞典動詞篇』長倉洋海『マスードの闘い』三省堂版『新しい国語表記ハンドブック』など、持っているのを承知で2冊目を買った。

新書と文庫は半額じゃなかった。ほか12月23日に買った本。
<新書>
上垣外憲一『雨森芳洲』
奥平卓『漢文の読みかた』
阿部謹也『日本人の歴史意識』
遠藤哲夫『漢字の知恵』

<文庫>
真田信治『標準語の成立事情』
司馬遼太郎『空海の風景・下』
原口純子『踊る中国人』
村田武雄『音と心の旅』
中村征夫『全・東京湾』
お茶の水文学研究会『文学の中の猫』
増田義郎『インカ帝国探検記』
小野寺健『心にのこることば』

<単行本>
北原保夫『続弾問題な日本語』
一柳廣孝『文学のなかのテクスト・カルチュラル・リーディングへの招待』
ステファニー・ラヴェットストップル『不思議の国のアリスの誕生』
佐々木幸綱『万葉集のわれ』
島内景二『日本人の旅』

「奇形ぜん」

いつになったら読む時間があるのやら、という本もあるし、すぐに読むべき、論文に必要な本もある。これだけ買い込んでも、合計7000円ほどであり、1年間働いたご褒美としてはなんと安上がりなことだろうか。
『万葉集のわれ』など、ページをひらいたようすもない新刊のまま、古本屋に出されている。私がくりかえし読んでやるよ。待っていなさい。

『奇形全書』の図版が多いのは「図説」とあるので当然だけれど、『アリスの誕生』も各ページにイラスト満載。この本、定価は1400円。こんなに図版たっぷりでこの値段。これなら定価で買ってもいいな。それが古書100円でさらに半額500円。新刊即古書店行きらしく、ページが開かれたようすもない。これから長く楽しめそう。

じゃ、そういうことで、これから紀要に載せる論文をまとめて、4本のレポートの最終原稿送付をして、それから部屋の片づけ。
片づけはいやだ。物置小屋よりもっとひどい状態の部屋。

カフェコラム原稿は来年4月分までストックがある。

2008-12-25 09:54:31 ページのトップへ
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年のはじめに
haruniwa
 私、娘、息子三人そろって風邪引きの寝正月。ちょっと楽になったあとの楽しみも、家に引きこもってテレビを見ている以外の娯楽はありません。ひたすら人が走るのを見ている箱根駅伝、自分が走っているのでもないのに、5時間も見続けて疲れた。どんな複雑な人生も歴史も2時間で描いてしまう映画は、カシコいなあ。人は2時間以上見ていると疲れるってことを、興業側は心得ている。
2009-01-04 12:45:38 返信フォームへ 掲示板へ戻る



コメント
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