KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

お祝いの花籠を

2019年07月01日 | 俳句
天気 曇一時小雨

相変わらずの梅雨空、気温は高くないもののムシムシの気候、左耳は蝉時雨寸前の蝉の合唱。我慢、ガマン。

自分を祝うために作った花籠です。
一昨日のこと。結社誌が届いて、6月号は珍しく4句を選ばれてウフフの気分になれた。
なので今月はいつもの3句でもいい、と期待もせずに夜になってから開いてみてびっくり!
なんと、巻頭に選ばれる20句のうちの五番目・・五席、というのだろうか・・に私の名前が。しかも、今や売り出し中の角川俳句賞受賞の牛飼い俳人・鈴木牛後さんの隣に私が並んでいる。もうびっくりして、眠気が吹っ飛んだ。


この場所に掲載されると、主宰の句評が載る。これは、巻頭のトップになったときともう一度くらいしか覚えがない。
でも、主宰の評の一部には冷や汗が出た。「・・春の星に救いがあります。KUMIさんらしい哲学的な一行・・」 私が哲学的でないことは句仲間はよく知っている。

五年くらい前までは、それなりに年に年に一度くらいは巻頭の20句へ選ばれることもあった。だから、大騒ぎして喜ぶこともないはず。でも、私には「俳句に身が入らない」というとになってしまった訳がある。3年半前に独身の姉が入院、何も終活をしていなかった姉の入院~葬儀~墓の始末~マンションの片づけ~資産の相続・・地獄のような日々を2年過ごし俳句が暮らしから遠のいた。ようやく終わったら、私自身の体がボロボロ、次いで夫の病気。自分の病気は句になっても、身内の世話などあると俳句からは遠ざかるしかなかった。
・・というのは、言い訳にしかならないけれど。

ともあれ、今も体調不良と夫のこととで、句会にも以前のように行けなくなっている。そんな中で、細々と縋っていた句を評価されたのは何とも嬉しいことだ。

上の句についての自解はしない。哲学的ではなく、深刻な話なので。
そうそう、2句目の「朧より・・」の句は、このブログに掲載したものです。駄句ばかり載せているつもりでも、読み返したら悪くない、と思うものもたまにはあるのですねえ。

長靴を初めて履く子梅雨深む  KUMI
コメント (6)
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